4泊6日!レンタカーで行くカナディアンロッキー!周り方(モデルコース)を紹介
カナディアンロッキー。
山並みだけではなく、美しい湖や滝などがひしめく世界有数の絶景密集地帯です。
絶景を楽しむため、2017年8月にレンタカーでカナディアンロッキーを巡ってきました。仕事の関係でなかなか長期の休みもとれないので、行程は4泊6日。それでも十分に楽しめました。
この記事では、僕と同じようにあまり長い休みがとれない方のために、レンタカーを使って6日間でカナディアンロッキーの美味しいところを効率良く周る方法をお伝えしたいと思います。
カナディアンロッキーは4泊6日で十分楽しめる!
「カナディアンロッキーには行きたいけど、そんなに休みが取れない!」という方も多いと思います。僕も社会人ですが、1週間を超える休みなんてなかなかとれないですよね。
しかし、ご安心ください!
実際に旅をしてみましたが、カナディアンロッキーは6日あれば十分に楽しむことができます。6日であれば、GWやお盆休みに有給休暇を1日程度プラスすれば何とか確保可能ではないでしょうか。
実際に旅をしてみましたが、カナディアンロッキーは6日あれば十分に楽しむことができます。6日であれば、GWやお盆休みに有給休暇を1日程度プラスすれば何とか確保可能ではないでしょうか。
こちらが実際に旅をした時に作成した行程表です(飛行機、シャトルバスの時刻などは2017年時点の情報です)。1泊分は機中泊となるため、4泊6日という日程で巡ってきました。
移動には往復約2.5日かかるため、残りの3.5日がカナディアンロッキーを堪能できる時間ということになります。出発前には「少し詰め込み過ぎかな…?」とも思いましたが、そこまで忙しいこともなく、楽しむことができました。
トレッキングなどのアクティビティを楽しみたい場合は、もう少し日程が必要になりますが、主要な観光地を巡るだけなら6日でも問題ないと思います。
レンタカーで周ることをおススメする4つの理由
さて、今回僕はカナダでの移動手段としてレンタカーを選択しました。玄関口となるカルガリー空港でレンタカーを借り、カナダ国内の移動はすべてレンタカーでした。
移動手段にレンタカーを選んだ理由は以下の4つ。
①時間を自由に使える!
②観光ルートを自由に決められる!
③道が少ないため、道に迷うリスクが低い!
④旅行中はそこまで英語漬けにならなくてOK!
時間を自由に使える!
時間に縛られるツアーと違い、時間を自由に使えるのがレンタカーの強み。
早起きをして人が少ない時間帯に人気観光地に行くこともできますし、郊外へ星空を見に行くこともできます。
観光ルートを自由に決められる!
ツアーだと固定されてしまう観光ルートも、レンタカーであれば自由自在!
ツアーだと立ち寄らないような、穴場にも訪れることができます。事前に行きたい場所をリストアップしておくと良いでしょう。
また、カナディアンロッキーの主要都市は南のバンフ、北のジャスパーがあるのですが、南北を縦断するバスは本数が限られています。一点集中ではなく、カナディアンロッキーを広く周遊したい方は、レンタカーが便利です。
道が少ないため、道に迷うリスクが低い!
「右も左も分からない海外を自分の運転で巡るなんて…」と不安に思う人も少なくないと思います。
心配ご無用です!上の地図をご覧ください。カナディアンロッキーは非常に道が単純。
長距離の移動で使うのは、カナダを東西に横断するトランスカナダハイウェイ、カナディアンロッキーを南北に縦断するアイスフィールドパークウェイのみ!この2つの道さえ覚えておけば、カナディアンロッキーの中であればどこでも行けると言っても過言ではありません。
それに加えて、カルガリー空港周辺、立ち寄る予定の都市周辺の詳細地図を事前に準備しておけば事は足ります。
旅行中はそこまで英語漬けにならなくてOK!
海外旅行者の多くが直面する「言語の壁」。
恥ずかしながら僕も英語が苦手で、海外で英語力を試される場面に直面するたび、少なからずストレスを感じてきました。現地ツアーなどでも、集合時間や諸連絡が英語でなされるため、聞き取るだけでも一苦労。
レンタカーでの旅であれば、少なくとも移動中はほとんど英語を使う必要はありません。「わざわざ海外に行って何を言っているんだ、お前は!」とお叱りを受けそうですが、英語を理解せねば!というプレッシャーから解放されるので、だいぶ気は楽でしたね。
ただし、レンタカーを借りるための手続きにはどうしても英語でコミュニケーションをとる必要があります。あらかじめ日本でインターネット予約をしておけば、手続きは比較的スムーズに進みますが、最低限の英語力は必要なのでご注意を!
4泊6日で行くカナディアンロッキーの旅 モデルプラン
さて、6日間どんな感じに周れば良いのか。僕が旅した行程をザックリとお伝えしたいと思います。
1日目:初日の移動は控えめに。カルガリー空港からバンフへ
1日目は成田からカナディアンロッキーの玄関口、カルガリー空港へ。日本出発は午後ですが、時差の関係で11:05(2019年現在)に到着します。空港にはエイビスやHertzなど、大手レンタカーの事務所が設置されています。
初日は飛行機移動の疲れもあるため、移動は控えめ。カルガリー空港から約150km先のバンフを目指します。
バンフまでは、トランスカナダハイウェイを走り、約1時間半。ここでカナダでの運転に慣れると良いでしょう。
15:00 バンフ到着
バンフに着いたら、まずは市内観光。バンフはこじんまりとした街なので、徒歩でも十分に周ることができます。少し足を伸ばしてボウ滝へ行くのもアリかも。
長距離移動の疲れも溜まっていると思いますので、明日からの旅に備えて、初日は早めに寝ましょう。
2日目:カナディアンロッキー入門編、バンフ周辺の絶景を巡る
2日目はバンフ周辺の絶景スポットを巡ります。人気スポットを巡るため、朝の6:00には出発したいところです。
7:30 モレーン湖
青い湖面とロッキーの峰々が美しいモレーン湖は人気スポット。駐車場が狭く、満車になると入場制限がなされてしまうため、早い時間に向かうのがおススメ。
8:40 ルイーズ湖
いくつものリゾートホテルが建ち並ぶ、この地域最大の観光地。ここも人気スポットですが、モレーン湖と違い駐車場が広いため、多少着くのが遅くなっても駐車可能だと思います。
繰り返しになりますが、モレーン湖が目当ての場合は、どこよりも先にモレーン湖を周っておくことをおススメします。
9:50 レイクルイーズのビジターセンターで朝食
トランスカナダハイウェイの近くにある、日本で言うところの「道の駅」的な施設です。朝から営業しているファーストフード店があったので、こちらで朝食をいただきました。お金に余裕がある方は、ルイーズ湖周辺のリゾートホテルで朝食を摂っても良いかもしれません。
ビジターセンター裏手の河原では野生のリス(コロンビアジリス)を見ることができます。とても可愛いので動物好きは必見!
11:45 タカカウ滝
カナディアンロッキーは滝も凄い!タカカウ滝はあまりにも大きすぎて落差がハッキリと分かっていないという規格外のスケールを持つ滝。落差は少なくとも250m以上はあるようです。
凄まじい量の水が豪快に流れ落ちる、大陸的な滝で見ごたえ抜群です。
13:10 エメラルド湖
エメラルド湖はタカカウ滝と同じエリアにある湖。セットで訪れて欲しい湖です。
その名のとおり、エメラルドグリーンの湖面は、まるでペンキを流し込んだかのような鮮やかさ!写真映えすること間違いなしです。
なお、エメラルド湖の周辺にはレストランが数軒ありますので、昼食を食べるならこちらが良いと思います(タカカウ滝には飲食店はありません)。
エメラルド湖からは道すがら写真を撮りつつ、バンフへと戻りました。エメラルド湖からバンフまでは、真っすぐ向かえば1時間半足らずで戻ることが可能です。
3日目:氷河観光&カナディアンロッキーを縦断してジャスパーへ
3日目はカナディアンロッキーを縦断し、約300km先のジャスパーを目指します。途中で観光地にも立ち寄るので、朝6:00頃に出発。
8:05 クロッシング
バンフとジャスパーの中間地点にあたるクロッシングには、この辺りでは貴重なドライブインがあります。レストランやガソリンスタンドはここを逃すとしばらくないので、要注意です。
9:05 サンワプタ峠
ジャスパーへと向かうアイスフィールド・パークウエイは、このような絶景が連続する素晴らしいドライブルート。長距離ドライブでもまったく退屈しません。
9:20 アイスフィールドセンター
「アイスフィールドセンター」は、カナディアンロッキーを代表する観光地、コロンビア大氷原観光の拠点となる場所。氷河観光をするためには、「アイスフィールドセンター」で雪上車のチケットを購入する必要があります。
僕は9:30に受付をしましたが、早い時間帯の便は既に満席。1時間後の便になりました。到着が遅くなってしまうと、2~3時間待ちはザラだそうなので、是非とも早起きしたいところですね。
10:20 氷河ツアースタート
観光バスと雪上車を乗り継いで、コロンビア大氷原を形成する氷河の1つ、アサバスカ氷河へと向かいます。
11:00 アサバスカ氷河
氷河では約30分の自由時間。30分間氷河の上を思い思いに歩き回ります。危険な箇所もあるため、ロープで区切られた区域内しか立ち入ることはできませんが、それでも感動のひと時でした。
12:15 グレイシャー・スカイウォーク
氷河観光が終わり、まっすぐ「アイスフィールドセンター」に戻るのかと思いきや、ちょっと寄り道。ツアーには氷河を一望する絶景の展望台、グレイシャー・スカイウォークも組み込まれています。
約280mの高さに設置された空中歩道は迫力満点です。ここでの観光は約30分。
この後「アイスフィールドセンター」に戻り、レストハウスで昼食をいただきました。氷河ツアーの所要時間は約2時間半。ツアー開始までの待ち時間や昼食の時間を含めると、約4時間半の滞在時間でした。
「アイスフィールドセンター」からジャスパーまでは約100km。ロングドライブになりますが、途中にサンワプタ滝、アサバスカ滝という見ごたえがある滝があります。休憩がてら立ち寄るのも良いでしょう(写真はサンワプタ滝)。
17:00 マリーン湖
ジャスパーまで走りきったうえで、時間と余力があれば、マリーン湖やメディスン湖まで足を伸ばすのもアリです。この絶景を見れば、長旅の疲れも吹き飛びますよ。ただ、ジャスパーから約60kmと、ついでに行くにはやや遠いかも…(笑)
ジャスパーはこじんまりとした街ですが、リゾートなのでかなり賑わっています。飲食店もレストラン、パブから日本料理店まで様々なタイプがあり、好みに合わせて選べるのが良いですね。
4日目:最終日はジャスパーからカルガリーへのロングドライブ
4日目は大移動。ジャスパーから約450km離れたカルガリーへと戻ります。ロングドライブとなりますが、往路で寄り損ねた観光地で休憩しつつ、安全運転でゴールを目指しましょう。朝の7:30に出発。
11:30 ペイトー湖
キツネのシルエットに見えることで有名なペイトー湖。ボウ峠にある駐車場から展望台までは徒歩5分。運転でなまった体をほぐすにはちょうど良い距離ですね。
12:30 レイクルイーズのビジターセンターで昼食
一昨日も朝食のために立ち寄りましたが、ここは立地的に便利ですね。可愛いリスたちにも再会しました。
16:35 カルガリー空港
レイクルイーズからひたすらトランスカナダハイウェイを走り、空港のあるカルガリーに戻ってきました。
「Airport」という看板があちこちに立っているので、迷わず辿りつけると思います。空港まで来たらレンタカーの返却場所を目指します。「車と鍵」が描かれた標識がレンタカー業者を示すマーク。また、空港内の案内標識に、各レンタカー業者のロゴも描かれているので、標識に従って返却場所へと向かいましょう。
5・6日目:あとは日本に帰るだけ
最終日は日本に帰るだけ。時差の関係上、日を跨ぐ移動となります。帰国便がカルガリー空港を発つのは12:45(2019年現在)。チェックインやら出国手続きのためには、午前中には空港に着いておく必要があるため、最終日は自由時間はほぼありません。
というわけで、朝のカルガリーの街を散策。カルガリー市内を走る路面電車「Cトレイン」は、中心部の区間は無料で乗ることができます。ちょっとした散歩にも便利なので、ガンガン利用しましょう!
あとは日本に帰るだけ。日本までの所要時間は約10時間。機内は窮屈なので、長距離ドライブよりも遥かに疲れますよね…。
成田空港到着は14:35(2019年現在)。
早めに帰宅して、家で体を休めましょう。
おわりに
どうでしょうか?「ちょっと詰め込み過ぎかな?」という旅程でも案外何とかなるものです。多少の忙しさはありましたが、その分内容が濃い旅になりました。
「カナディアンロッキーに行きたいけれど、休みがとれない!」とお嘆きの方は、6日間の旅を検討してみては如何でしょうか?
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|投稿:2019.02.12 | 最終更新:2019.03.18 |カテゴリ: 雑記
COMMENT
こんにちは
タカカウ滝は落差も凄かったのですが、水量と勢いが凄まじく、日本にはない大陸的な滝だと感じました。
あのナイアガラが凍結とは凄いですね。近年の異常気象は、カナディアンロッキーの氷河観光にも影響を及ぼしそうですね。
| 代官 | 2019/02/17 12:17 | URI |
タカカウ滝、凄いですねえ。日本の写真家が選んだ世界百名瀑にも入っており、落差は称名より少し大きい380mだそうです。カナダでは今冬ナイアガラが凍結したニュースを見ましたが、近年は極端な気象が多いですね。
| maruichi | 2019/02/16 11:06 | URI | ≫ EDIT