能登の秘境!「間垣の里」上大沢町の歩き方、アクセス方法を紹介(石川県輪島市)
石川県の秘境、能登半島北岸。特に輪島市の西部の海岸は、断崖絶壁が連続する険しい海岸で、アクセスするのにも骨が折れるエリアです。
そんな地形が厳しいエリアでも生活が営まれており、僅かな平地に、小さな集落が点在しています。今回紹介する輪島市上大沢町もそんな集落の1つ。しかも上大沢町は、「間垣」という、ここでしか見られない独特の景観を持つ集落として有名です。
この記事では、「間垣の里」として有名な上大沢町の様子、アクセス情報などについてお伝えしたいと思います。
「間垣」とは?
「そもそも間垣って何?」という疑問を持つ方もいると思います。
こちらが間垣です。間垣とは家の垣根の一種で、ニガ竹という細い竹で造られています。日本海から吹き付ける風から家を守るために建てられました。
全国的にも珍しい間垣。今回紹介する石川県輪島市の上大沢町と、その隣の集落、大沢町のみで見ることができます。
「間垣の里」、上大沢町を散策してみた
「間垣の里」、上大沢町の集落内の道は幅が狭く、集落内で行き止まりとなるため、車での進入はおススメできません。
車で訪れた場合、県道沿いにある駐車場に車を停めて観光しましょう。小さめの駐車場ですが、電気自動車(EV)用充電スタンド、案内図や公衆トイレが完備されています。
上大沢の集落があるのは、駐車場とは川を挟んだ対岸。駐車場の少し上流にある橋を渡ってアクセスします。駐車場から集落までは徒歩2~3分です。
こちらが「間垣の里」上大沢町。
川に沿った細長い土地に建ち並ぶ家々。その家を取り囲む竹の垣根、「間垣」。通常の垣根とは異なり、竹ぼうきを大量に立てているかのような、かなり独特な光景です。「間垣」の内側には、日本海側の漁村らしい黒瓦の屋根が見え隠れしています。
全国各地にある観光地化した街並とは異なり、上大沢町には観光施設はありません。あくまで一般市民の生活の場ですので、散策する際には住民の迷惑にならないよう注意しましょう。
家への入口や車庫の入口の部分だけ「間垣」がくり抜いてあります。まるでお城への入口のようでワクワクしますが、撮影に夢中になりすぎて、「間垣」の内側へ侵入したりしないようにしてください!
「間垣の里」、上大沢町へのアクセス
車でのアクセス
■のと里山海道の穴水ICから、県道7号線、県道38号線などを経由し、約40分
■輪島市内から、県道38号線経由で約30分
※県道38号線は、断崖絶壁の海岸を行く険しい道です。見通しの悪いカーブや狭い箇所もあるため、運転には十分にご注意を!
※駐車場は、県道38号線沿いにあります(公衆トイレも有り)。
バスでのアクセス
公共交通機関で上大沢町へ向かうのはかなり大変です。
■輪島市が運行する「愛のりバス(西保コース)」に乗り、「輪島駅前」から約30分。「上大沢」停留所で下車。
※日・祝日は全便運休
※土曜日は2往復のみ(平日は3往復)
なお、ダイヤの関係上、輪島市の中心部から日帰りで上大沢町を訪れることができる便は1便のみ。なお、上大沢町での滞在時間は40分足らずと、短くなってしまいます。
■参考:輪島市(トップ>くらしのガイド>公共交通)
近くにある大沢集落も「間垣の里」
上大沢町から約3kmの位置にある大沢町も、「間垣の里」として知られています。
大沢町には旅館もあり、上大沢町よりも幾分か賑やかです。間垣のある宿に泊まりたい方にはおススメです。
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|投稿:2019.04.03 | 最終更新:2019.04.03 |カテゴリ: 石川県