旅行記 5月のニュージーランド【3-4】オアマルのイエローアイドペンギンコロニー
10連休となった2019年のGW。
「せっかくなので海外へ」ということで、ニュージーランドをレンタカーで旅してきました。
行程は上の表のとおり。この記事では、ピンク色で示した3日目(5/3)の様子をお伝えしていきます。
なお、この旅行記は数記事に分かれます。別の記事をご覧になりたい方は、以下に示した目次のページをクリックしてください。
旅行記 5月のニュージーランド 目次
イエローアイドペンギンコロニーへの行き方
15:10
ニュージーランド南島の南海岸沿いにある町、オアマルに到着しました。宿にチェックインし、荷物を置いたらすぐに出かけます。
オアマルと言えば、野生のペンギンが見られる町。町の郊外にある2ヶ所のコロニーを巡りたいと思います。
最初に向かうのはオアマルの街の南側に位置するイエローアイドペンギンのコロニー。宿からは車で10分程の距離です。
イエローアイドペンギン(和名:キンメペンギン)はその名の通り、目の周りに黄色の筋が入ったペンギン。全長は概ね70cm前後。主にニュージーランドの海岸で生息するペンギンです。昼間は海に出ており、15時過ぎに海岸にある営巣地(コロニー)に戻ってくるのだそう。ペンギンの帰宅時間に合わせて、オアマルに到着したわけです。
歴史あるオアマルの街並を通り過ぎ、上の写真の正面に見えている急坂をズンズン登っていきます。結構な斜面に住宅地が密集していたりして、小樽のような雰囲気。「海岸に行くのに丘を登るのか?」と不安になりますが、構わず登りましょう。
丘を登りきったところで、一ヶ所分かりにくい分岐があります。どの方向もそれなりに幅が広い道で、迷ってしまいますが、向かって一番右側の道へ進みましょう。小さいですが、ペンギンのイラストが描かれた標識もあるので、見落とさないように注意しましょう。
15:25
海に面した崖を前にして、唐突に道が終わります。駐車場という雰囲気でもないですが、終点部分だけ道幅が膨らんでおり、車が数台駐車できるスペースが確保されていました。先客が2~3台いたので、僕もここに停めさせていただきます。
崖の上からイエローアイドペンギンを探す
「Bushy Beach Scenic Reserve」と書かれた看板がコロニーへの入口。
鉄製の扉が設置されていたので、自分で開けて進みます。
崖に沿うようにこんな感じの歩道が続いています。
途中、崖下のビーチまで下りていく道がありますが、15:00~翌9:00までは立入禁止。野生のペンギンを保護するため、ビーチへの立入が許可されているのは、ペンギンが沖に出ている日中のみに限られています。
ペンギンのコロニーがある浜には降り立つことはできないため、崖の上から観察することになります。ペンギン観察ができる場所は主に2つ。
1つめはこちらの展望デッキ。
2つめは、遊歩道の終点にある観察小屋。
それぞれの場所から、見える範囲は若干違うものの、どちらの場所からもコロニーがある海岸を見下ろすことができます。僕は1つめの展望デッキから観察することにしました。
展望デッキの南に広がる海岸が、イエローアイドペンギンのコロニーがある海岸。周囲を険しい断崖絶壁で囲まれた険しい海岸です。近づくのは大変ですが、その分外敵から身を守るのには最適な環境なのでしょう。
潮風が吹き荒ぶ展望デッキでペンギンの上陸を待ちます。季節は秋。かなり寒いです。防寒着は必須ですね。
海岸にはオットセイらしき動物が3頭いました。野生のオットセイなんて初めて見ました!ペンギンは一向に姿を現す気配はありませんが、オットセイに興奮!
海岸をヒョコヒョコと歩くオットセイ。グデーっと寝そべって微動だにしないオットセイ。そんなオットセイたちを眺めながら、ペンギンの出現を待ちます。
それにしてもこの辺りの海岸は、海草の密度が凄いですね。黒い海草が大量に漂っているものだから、何度もペンギンと見間違えてしまいました。
そして、寒空の下、待つこと45分…。
16:15
第1ペンギン発見!!
波の間から、唐突にペンギンが姿を現しました。
目のあたりに特徴的な黄色い帯!間違いありません。イエローアイドペンギンです!
波に飲まれながらも、浜にソフトランディング。すぐさま立ち上がり、ヨチヨチとビーチを歩き始めます。
うおおおおおおお!カワイイ!!
ヨチヨチと、しかし意外と早いスピードで浜を歩くイエローアイドペンギン。数十秒でビーチを横断し、森の中へ消えていきました。
ちなみに、この写真は望遠レンズで撮影し、さらに拡大したもの。距離が離れているので、肉眼だと豆粒のようにしか見えません。双眼鏡や望遠レンズを持参することをおススメします。
動画も撮影してみました。海の中での俊敏さと、陸に上がってからのユルさのギャップが良いですよね。
結局、15:30から約1時間観察して、見られたのは2羽。もう少し粘れば帰宅ラッシュが見られたかもしれません。しかし、別のペンギンのコロニーに行く予定があったので、泣く泣く離脱しました。
次回は、ブルーペンギンコロニーを観に行きます!
旅行記 5月のニュージーランド【3-4】オアマルのブルーペンギンコロニー
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|投稿:2019.06.05 | 最終更新:2019.06.13 |カテゴリ: 旅行記