安倍の大滝 スリル満点な吊り橋を越えてオクシズの名瀑を観に行こう(静岡県静岡市)
静岡県の県庁所在地、静岡市。南北に長く、南側は政令指定都市らしい市街地が広がっており、新幹線が停まる静岡駅や、重要な港湾である清水港があったり、静岡県の中心に相応しい賑わいを見せています。
一方で北側は、標高3,000mを超える南アルプスの山々が連なり、大自然に囲まれたエリア。「オクシズ」とも呼ばれるエリアで、川や温泉など、観光資源に恵まれたエリアでもあります。
今回は、そんな「オクシズ」の奥地、梅ヶ島温泉の近くにある名瀑、安倍の大滝を紹介したいと思います。
■この記事の目次
1.安倍の大滝は日本三名瀑にも数えられる美しい滝
2.安倍の大滝へのアクセス・駐車場情報
3.安倍の大滝への道はスリル満点な吊り橋がある絶好のハイキングコース
4.歩いた後は梅ヶ島温泉よしとみ荘で源泉かけ流し温泉を堪能!
1.安倍の大滝は日本三名瀑にも数えられる美しい滝
2.安倍の大滝へのアクセス・駐車場情報
3.安倍の大滝への道はスリル満点な吊り橋がある絶好のハイキングコース
4.歩いた後は梅ヶ島温泉よしとみ荘で源泉かけ流し温泉を堪能!
安倍の大滝は日本三名瀑にも数えられる美しい滝
こちらが安倍の大滝です!
落差約80m、幅4mという、端正な姿をした落差がある滝。かなり近い距離から見ることができるのも特徴です。
「日本の滝百選」に選定されている他、和歌山県の那智の滝、栃木県の華厳の滝と並んで「日本三大名瀑」に数えることもあります。「数えることもある」と書いたのは諸説あるため。那智の滝と華厳の滝に続く3枠目は、茨城県の袋田の滝とする場合や、宮城県の秋保大滝とする説など、様々な説があります。
「三大名瀑」に入るかどうかは諸説あるものの、安倍の大滝は非常に魅力的な滝です。美しさと迫力を兼ね備えた滝。しかも観光客もあまりおらず、静かな雰囲気の中、滝を観賞することができるのです。
安倍の大滝へのアクセス・駐車場情報
安倍の大滝は静岡市内にありますが、場所は南北に長い静岡市の北の方。静岡市街地からはそれなりに距離があります。また駐車場からは、ハイキングコースを片道30分程度歩く必要があるため、行かれる場合には時間に余裕を持った計画を立てましょう。
車でのアクセス
■新東名高速の新静岡ICから約1時間
■東名高速の静岡ICから約1時間20分
安倍の大滝へのハイキングコースの入口は、梅ヶ島温泉にあります。
車で来た場合は、温泉旅館「よしとみ荘」の駐車場を利用するのが便利。「よしとみ荘」を利用しない場合でも、フロントで駐車料金300円を支払えば駐車することが可能です。
梅ヶ島温泉の観光客用の無料駐車場もありますが、ハイキングコースの入口から1km近く離れているため、少し不便だと思います。
バスでのアクセス
■静岡駅前から静鉄バス梅ヶ島温泉行きに乗り、約1時間50分。「安倍大滝入口」停留所で下車。
梅ヶ島温泉行のバスは、1日5本。本数が少ないうえに時間がかかりますが、オクシズの山村や茶畑を見ながらのバス旅というのも、非常に贅沢な旅なのではないでしょうか。
安倍の大滝への道はスリル満点な吊り橋がある絶好のハイキングコース
安倍の大滝へ向かうハイキングコースの入口は、「よしとみ荘」のすぐ近くにあります。「よしとみ荘」の1つ隣、「湯の華」という宿に向かう坂を下っていくと、ハイキングコースが現れます。「安倍の大滝」と書かれた看板があるため、迷うことはないでしょう。
1本目の吊り橋で安倍川を渡ります。この吊り橋は、観光地でよく見かけるような立派な吊り橋。
しかし、この後に現れる2本目の吊り橋はなかなか厄介です。
こちらが、2本目の吊り橋。
細いワイヤーと細い鉄材で支えられた頼りない吊り橋。足場はこれまた頼りない2本の薄い板。しかも結構長い…。
「1人ずつゆっくり渡ってください」という看板がありますが、ただの脅しではないでしょう。
渡るとギッシギッシと嫌な音を立てて、よく揺れます。しかも砂防ダムを跨ぐように架けられているので、結構な高度感があるんですよね。かなりビビりながら、何とか渡りきりました。
ハイキングコースの入口から5分足らずの場所ですが、高所恐怖症の方はここの時点でアウトでしょう。
吊り橋を渡った後は、山の斜面に沿うように平穏な山道が続きます。あまりアップダウンはありませんが、足元が悪い箇所もあるので、歩きやすい靴が良いでしょう。
途中、このように沢を跨がなければならない場所があります。非常に滑りやすいので要注意です。この日は水量が少なかったので、問題なく渡ることができました。
最後の最後に急な階段が待ち受けています。険しい斜面に取り付けられた鉄階段。所々ひしゃげている段もあったため、慎重に歩を進めました。
ハイキングコースを歩き始めてから約30分後。安倍の大滝に到着しました。滝の前には、簡易的な屋根とベンチが設置されていました。
全体として歩きやすい道でしたが、やはり難関は2本目の吊り橋。個人的にはスリル満点で楽しかったですが、高い場所が苦手な方には相当キツいと思います。
歩いた後は梅ヶ島温泉よしとみ荘で源泉かけ流し温泉を堪能!
たっぷり1時間歩いた後は、温泉で汗を流すのがおススメ。せっかくなので、安倍の大滝の入口にある梅ヶ島温泉に入っていきましょう。…ということで、駐車場を利用させていただいた「よしとみ荘」にて日帰り入浴をしました。
こちらが「よしとみ荘」の内湯。
こじんまりとした浴室の中は、卵のような温泉の香りで満たされており、それだけで幸せな気分になれます。
「よしとみ荘」は源泉かけ流しが自慢の宿。浴槽からお湯がザバザバと溢れ出し、流れていく様は圧巻です。お湯はヌルっとした肌触り。温度も適温で、非常に気持ち良いですね。
そしてこちらが露天風呂。
内湯とは雰囲気が異なりますが、こちらも良いお湯!川のせせらぎを聞きながら入る温泉は最高ですね。
ちなみにこちらの「よしとみ荘」、山の幸を使った食事も人気の宿なのだそうです。時間があれば安倍の大滝を楽しみつつ、梅ヶ島温泉に宿泊するのも良いと思いますよ。
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|投稿:2019.09.12 | 最終更新:2019.09.12 |カテゴリ: 静岡県
COMMENT
こんばんは。
一般的なルートだと、残念ながらあの吊橋は迂回不可能のように見えました。
あまり一般的ではないですが、梅ヶ島温泉と安倍峠の間の林道からアプローチするルートがあるようですね。
しかし、ネット上にもあまり情報がなく、整備状況もあまり良くないようです…。
| 代官 | 2019/09/15 01:10 | URI |
この滝は是非訪れて見たいので大変参考になります。只、高所に弱いので二本目の吊橋は怖いですね。何とか迂回できないかなあ・・笑。
| maruichi | 2019/09/13 13:55 | URI | ≫ EDIT