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与那国島旅行記【11】グラスボートで行く!海底遺跡(海底地形)ツアー

2019年6月8日

与那国島滞在2日目

この日は与那国島で最も有名なスポット、与那国島海底遺跡与那国島海底地形)へ向かいます。


与那国島海底遺跡(海底地形)とは?

今回向かうのは、「与那国島海底遺跡」。正式名称は「与那国島海底地形」ですが、「与那国島海底遺跡」とも呼ばれています。後者の方が通りが良いようなので、この記事では「海底遺跡」という名称で統一させていただきます。



上の地図をご覧ください。「与那国島海底遺跡」があるのは、与那国島の南側の海の底。この海域には、人工的に造られた階段や溝のような地形が広がっています。その名のとおり「遺跡」のような光景なのだとか。

自然に出来た地形だとする説が有力ですが、古代文明の建物であったとする説、石切場の跡だとする説もあり、2019年現在結論は出ていません。

そんな神秘性が話題になり、全国的にも有名なスポットとなっています。与那国島の名前を知らなくても、「沖縄の海に海底遺跡のような地形がある」ことを知っている方もいるのではないでしょうか?

海底遺跡がある海域を潜るダイビングが人気なのですが、スキューバダイビング未経験の僕にはハードルが高いため、お手軽に行けるグラスボートによるツアーを選択しました。




海底遺跡観光船、出航!

今回は、有限会社入船エンタープライズが運航する海底遺跡観光船に乗りました。事前にネット予約をしたのですが、レスポンスが無く、電話をしたところ予約がとれました。なかなかアバウトですな…(汗)

波の状況によっては中止になることもあるようですが、無事出航できることになりました。ただ、前日いただいた連絡によると、かなりの揺れが予想されるとのこと。これはヤバいぞ。


海底遺跡観光船

前置きが長くなってしまいましたが、8:30、指定された時刻よりも少し早く久部良港に到着。僕たちは久部良に宿泊していたので歩いて来ましたが、送迎サービスも行っているようです。

簡単な受付を済ませ、船に乗り込みます。


海底遺跡観光船

観光船の中はこんな感じ。船の左右両側に座席があり、背中合わせで座ります。真ん中には何もない謎のスペース。この真下に海底遺跡を見るための、船室があるのでしょう。

なお、僕たちは一番乗りだったので、前の方から詰めて座るよう案内されました。そして手渡されるビニール袋。コイツの世話にはならないようにしたいですね。

席に座り、酔い止め薬を飲み、出航の時を待ちます。


海底遺跡の図

船内にあった海底遺跡の図。ほうほう、こうなっているのか。結構複雑で人工的な地形。これは本当に遺跡のようではないですか。


海底遺跡観光船

8:59
出航の1分前に大型の観光バスがやってきて、中高年の団体がゾロゾロと乗り込みます。最終的には席の7割近くが埋まりました。

団体さんを乗せ、船はエンジン音を轟かせて久部良港を出航しました。


海底遺跡観光船

西崎を周り込み、与那国島の南側の海に出ると、船がグワングワンと揺れ始めます。上下左右にグワングワン。窓に貼られたアクリル板を、容赦なく波が打ち付けます。

このアクリル板がなかなかの曲者でした。波の侵入を防いでくれる半面、風も全く入ってこないので、船の中の空気が籠り、めちゃくちゃ蒸し暑いのです!汗がドッと噴き出します。熱中症を防ぐためには、水を飲むべきなのでしょうが、船が揺れすぎてリュックサックからペットボトルを取り出すのも一苦労。

暑さと揺れに翻弄され、海底遺跡に到着する前には若干グロッキーになっていました。




到着!与那国島海底遺跡!

海底遺跡観光船

9:30
出航から30分で海底遺跡がある海域に到着。ここでアナウンスがあり、全員船底にある船室に移動します。

大揺れの中、狭い階段を下ると青白い光で包まれた小さな部屋。そう、ここはもう海面下なのです。足元にズラリと並んだ四角い窓からは海中を漂う気泡が見えました。

「大変揺れるので、どちらかの窓の方に顔を向けてうつ伏せになってください」

スタッフの指示に従い、床に腹ばいになって窓の外を見ます。

どんどん酷くなる揺れ。この海域の波が特に高いのか、船底に移動したからなのかは分かりませんが、振り子のように激しく揺さぶられます。かなりヤバい。変な汗がダラダラと流れ始めました。


与那国島海底遺跡

それでも、海中に目を凝らすと、真下には海底遺跡が広がっています。写真は上手く撮ることはできませんでしたが、確かに階段のような地形が見えますね。少しずつポイントを移動するため、海底遺跡の色々な部分を見ることができます。


与那国島海底遺跡

溝のような地形も見られました。

もう少しじっくりと見たかったのですが、こみあげて来る吐き気を抑えるのに必死で、それどころではありませんでした。もう少し波が穏やかな時に来たかったですなぁ…。

船は10分程海底遺跡の上をグルグルと巡り、久部良港へと戻り始めました。




船酔いをしやすい方は十分な対策を!

帰りは風通しの良い席に移動し、グッタリと休んでいました。風と共に波も容赦なくかかる席ですが、そんなことは全く気にならない程具合が悪い状態でした。

…というわけで、与那国島の海底遺跡ツアーに参加しようとしている方は、十分な船酔い対策をして望んだ方が良いと思います。いざ海底遺跡に着いても、具合が悪くなっていては楽しめないと思うので。


僕は、愛用している酔い止め薬を迂闊にも忘れてしまったため、現地で手に入れた薬を飲みました。

個人的におススメなのはアネロンニスキャップ」ですね。

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感想(0件)



また、本日は運が悪く波が高い日に当たってしまいました。旅程が柔軟に変えられる方であれば、乗船日時を海が穏やかになりそうな日に変更するなどの方法を採っても良いかもしれません。


西崎とトゥイシ

10:02
西崎の沖をグルリと迂回して久部良港に帰港。何気なく撮影した写真ですが、手前には2019年6月に「新たな日本最西端」となったトゥイシが写っていますね。


フェリーよなくに

久部良港に到着する寸前、今まさに出航した「フェリーよなくに」とすれ違いました。「フェリーよなくに」は飛行機と並ぶ、与那国島へのアクセス手段の1つ。当然飛行機よりも大幅に時間がかかり、約3時間40分をかけてゆっくりと石垣島へ向かいます。

大変良く揺れるため、通称「ゲロ船」という不名誉な呼ばれ方をされています。海況から判断されるに、今日はさぞかし揺れるのでしょう。甲板からこちらに向かって手を振っている旅人が何人かいましたが、彼らの無事を祈らずにはいられませんでした。

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|投稿:2019.09.14 | 最終更新:2019.09.17 |カテゴリ: 旅行記

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