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与那国島旅行記【12】アヤミハビル館で日本最大の蛾、ヨナグニサンを見た

2019年6月8日

10:10
約1時間の与那国島海底遺跡クルーズから帰港した我々。船酔いの影響で、陸に着いても吐き気が収まらなかったので、一度宿に戻ることにしました。

宿に戻り、1時間程の仮眠。船酔いによる気持ち悪さもありましたが、加えて脱水症状を起こしかけていたのかもしれません。なお、船酔いは小1時間寝たら治り、脱水症状は商店で経口補水液を買って飲んだところ解消しました。


カフェRERAでカレーを食べる

体調がだいぶ回復したので、本日も原付バイクを借りてツーリング。明朝の飛行機で島を発つので、島を巡れるのは本日が最後ということになります。


「カフェRERA」のカレー

13:30
昨日、かき氷をいただいた「カフェRERA」にて、ランチをいただきました。色々なメニューの中からカレーを選択。様々なスパイスが入った本格派で、とても美味しかったです。

カレーと一緒に頼んだのがマンゴージュース。こちらも濃厚で絶品でした。


体調が回復したところでツーリング再開です!




ヨナグニサンを見られるかも!アヤミハビル館

天気が下り坂に向かっていたので、屋内で楽しめる施設に向かうことにしました。


アヤミハビル館

14:55
やってきたのは島の内陸部にあるアヤミハビル館。日本では与那国島と石垣島、西表島にしか生息が確認されていない蛾、ヨナグニサンに関する展示が充実している博物館です。

入場料(大人500円)を受付で支払い入場。


ここで、ヨナグニサンに関する基礎情報を紹介しておきます。

■羽の長さが片方だけで13~14cmにもなる、日本最大の蛾(世界では第2位)。

■もちろん幼虫(芋虫)も巨大。

■インドや東南アジア、中国などに生息するが、日本では与那国島、石垣島、西表島のみに生息。

■一生の大半を幼虫として過ごす。羽化した後の寿命は一週間程度。

■准絶滅危惧種に指定されている。

■与那国島の方言で「アヤミハビル」(「アヤミ」=「模様がある」、「ハビル」=「蝶」)と呼ばれている。



アヤミハビル館

まずはシアタールームにて、ヨナグニサンの生態について映像で学びます。

ヨナグニサンの誕生から幼虫、脱皮、蛹を経て、成虫に至るまで、実際の映像を交えながら分かりやすくまとめられています。大スクリーンで映し出されるヨナグニサンは少しグロテスクですが、分かりやすい解説で中和されたせいか、食い入るように見てしまいました。


アヤミハビル館

アヤミハビル館

映像を見た後は、展示を見て周りました。

与那国島のヨナグニサンのみではなく、世界各地にいるヨナグニサンの仲間、そして与那国島に生息する様々な生物に関する展示がされています。小さな島の博物館とは思えない程充実した展示で、夢中になってしまいました。


ヨナグニサン@アヤミハビル館

そして、見学順路の最後には、ヨナグニサンを実物で見ることができるのです!

この日は、たまたま蛹から羽化した成虫がいたようで、日本最大の蛾をこの目で見ることができました。学芸員さんのお話しによると、この成虫は昨日までは蛹だったようで、成虫の姿を見ることができるのはラッキーなんだとか。


ヨナグニサン@アヤミハビル館

成虫を見ることが出来たこと以上に驚きだったのが、この斬新な展示方法!逃げ出す恐れがあるのでガラスケースや檻の中に展示されていると予想していたのですが、なんとむき出しなんです!

この展示方法について、学芸員さんに質問したところ、「ヨナグニサンは夜行性なので、開館時間はほとんど活動しない。そのため、むき出しで展示してある。」とのこと。学芸員さんも、「アヤミハビル館に赴任した当初は、かなり驚いた」のだそう。ちなみに、夜になると活動を開始するため、閉館時間に合わせて専用の部屋に移すのだそうです。

確かに、至近距離から観察してみましたが、羽が僅かに動くだけで、活動らしい活動は全くしていませんでした。



なお、成虫の隣には色々な成長段階の幼虫、蛹が、これまたむき出しで展示されていました。左から右に行くに従って、成虫に近づいているという並び順。とても分かりやすいです。


なお、この後強めのにわか雨が降ってきたため、しばらくヨナグニサンの展示を見ていました。1時間程滞在しましたが、飽きることなく楽しむことができました。


アヤミハビル館。准絶滅危惧種に指定されているヨナグニサンを生で見られるかもしれないので、余程の虫嫌いでなければ是非とも訪れて欲しいスポットです。




アヤミハビル館は、他の観光地や集落から離れた辺鄙な場所にあります。少々道が分かりにくいため、行かれる場合は事前に場所を調べておくと良いでしょう。

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|投稿:2019.09.17 | 最終更新:2019.09.24 |カテゴリ: 旅行記

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