天龍峡大橋「そらさんぽ天龍峡」 飯田に誕生した新たな絶景スポット(長野県飯田市)
長野県諏訪湖を源流として、長野県南部の伊那谷を流れ、静岡県で太平洋に注ぐ天竜川。長さ213km(全国9位)を誇る大河です。
風光明媚な場所が何ヶ所もありますが、中でも飯田市南部から始まる天竜峡は、両側に険しい崖が迫り、素晴らしい渓谷が楽しめる人気スポットです。古くから観光客に愛されている天竜峡ですが、2019年、新たな絶景スポットが誕生しました。
それが「そらさんぽ天龍峡」。
この記事では、2019年11月にオープンした新名所「そらさんぽ天龍峡」の魅力や行き方について解説したいと思います。
■この記事の目次
1.天龍峡大橋・「そらさんぽ天龍峡」とは?
2.「そらさんぽ天龍峡」の営業時間(通行可能時間)
3.出発地点は三遠南信自動車道の天龍峡パーキングエリア
4.「そらさんぽ天龍峡」を歩いてみた
5.「そらさんぽ天龍峡」からは飯田線、川下りの舟を見られる!
6.天龍峡大橋・「そらさんぽ天龍峡」へのアクセス
1.天龍峡大橋・「そらさんぽ天龍峡」とは?
2.「そらさんぽ天龍峡」の営業時間(通行可能時間)
3.出発地点は三遠南信自動車道の天龍峡パーキングエリア
4.「そらさんぽ天龍峡」を歩いてみた
5.「そらさんぽ天龍峡」からは飯田線、川下りの舟を見られる!
6.天龍峡大橋・「そらさんぽ天龍峡」へのアクセス
天龍峡大橋・「そらさんぽ天龍峡」とは?
まずは天龍峡大橋について、続いて「そらさんぽ天龍峡」について、簡単に説明します。
天龍峡大橋とは?
©飯田市
天龍峡大橋は、長野県飯田市と静岡県浜松市を結ぶ予定の三遠南信自動車道の橋。2019年11月に開通した天龍峡ICと千代ICの間に位置しています。
天竜川を一跨ぎにするアーチ橋で、橋の長さは280m、水面からの高さは80mもあります。橋の見た目自体も美しい橋なので、新しい観光の目玉としても注目されているようです。
「そらさんぽ天龍峡」とは?
天龍峡大橋を通れるのは、自動車やバイクだけではありません。
歩いて渡ることもできるんです!
「え!?高速道路の橋なのに、歩いて渡ることなんてできるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
渡れるんです!
こちらが天龍峡大橋の側面図です。自動車やバイクは、当然ながら橋の一番上を通ります。
実は、三遠南信道の真下に歩行者用の通路が設けられているのです!この通路こそが、「そらさんぽ天龍峡」なのです。
景勝地として有名な天竜峡を80mの高さから見下ろすことができる橋。眺めにはかなり期待が持てます。実際に「そらさんぽ天龍峡」に行った時の様子を紹介しましょう。
「そらさんぽ天龍峡」の営業時間(通行可能時間)
「そらさんぽ天龍峡」に行く前には、営業時間(通行可能時間)をチェックしておく必要があります。基本的には通れるのは日中だけなのですが、時期によって時間が異なります。
3月〜10月:6:30〜18:00
11月〜2月:7:30〜16:30
※天候によっては変動あり
出発地点は三遠南信自動車道の天龍峡パーキングエリア
「そらさんぽ天龍峡」への入口は、三遠南信自動車道の天龍峡パーキングエリアにあります。こちらのパーキングエリアは上下線兼用。さらには天龍峡インターチェンジも併設されています。
こちらが天龍峡パーキングエリアの周辺の地図です。三遠南信道の本線、パーキングエリア、インターチェンジの出入口との交差部分にラウンドアバウトが設置されているという非常に珍しい構造をしています。
ラウンドアバウトの手前には標識が立っているので、ラウンドアバウトに慣れていない方でも安心だと思いますよ。ちなみに三遠南信道は無料で通行することができます。万が一間違えて一般道に下りてしまっても料金が余計にかかることはありませんので、ご安心ください。
「そらさんぽ天龍峡」を歩いてみた
天龍峡大橋と「そらさんぽ天龍峡」は、天龍峡パーキングエリアのすぐ南東に位置しています。
パーキングエリアから橋までは約180m。歩きやすい遊歩道が整備されています。ちょっとした散策にはちょうど良い距離ですね。
遊歩道は緩やかな下り坂で天龍峡大橋の袂へと延びています。車いすの方の利用も想定された造りになっているようです。
いよいよ天龍峡大橋が目の前に!
険しい谷を一跨ぎにする見事なアーチ!その迫力に圧倒されます。
そして橋の下部には金網で覆われた通路が見えています。これこそが天竜峡の新たな観光の目玉である「そらさんぽ天龍峡」なのです。
早速渡ってみましょう。
橋の内部はこんな感じ。
両側に絶景が広がる空中回廊。太い鉄骨で囲まれていますが、両側に景色が見えるため閉塞感や圧迫感はありません。むしろ金網の間から光が入ってきて明るい雰囲気。手すりも完備された安心設計です。
橋の上からは天竜峡の絶景が…!通路の随所に少し広めの展望スペースが設けられているので、通行する人の邪魔にならずに景色を楽しむことができます。
天竜峡と言えば川下りが有名ですが、「そらさんぽ天龍峡」は天竜峡観光のもう1つの定番になりそうですね。
景色を眺めながらゆっくりと渡りきり、対岸にやってきました。所要時間は5分程度でした。
それにしても、交通量が少ないですね…。かなり立派な橋ですが、車は時々通る程度。
しかし、これは仕方がないこと。2020年現在、三遠南信道は全体の4割程度しか開通していないんです。現時点では天龍峡大橋を渡っても、その先にある山あいの集落で行き止まりになっています。将来的に、さらに先にある遠山郷や浜松市と繋がれば、交通量は増え、天龍峡パーキングエリアももっと賑わうでしょう。逆に言えば、「そらさんぽ天龍峡」を静かに楽しめるのは今だけかもしれません。
ちなみにこちら側(天龍峡パーキングエリアの対岸)にも、一般道から入れる駐車場が整備されています。
「そらさんぽ天龍峡」からは飯田線、川下りの舟を見られる!
「そらさんぽ天龍峡」から眺められるのは天竜川だけではありません。
天竜川に沿って走る飯田線、天竜川を下る舟も見ることができます。橋の随所に、撮影時刻の目安が貼られています(飯田線の場合は前後の駅の発車時刻、川下りの舟の場合は天龍峡温泉港の出発時刻)。
ちょうど5分後に飯田線が通るようなので、橋の上で少し待ってみました。構造上、橋の上は風が通りやすいので、秋や冬は結構寒いですね。鉄道や舟を撮影する場合は、十分な防寒対策が必要でしょう。
飯田線がやってきました。飯田駅と愛知県の豊橋駅を結ぶ特急「ワイドビュー伊那路」です。
なんとか撮影できましたが、この辺りはトンネルが多いため、列車が出てくるタイミングがつかみにくいですね。
天龍峡大橋・「そらさんぽ天龍峡」へのアクセス
車でのアクセス
■中央道の飯田山本ICを出て、三遠南信道で8分。
※飯田山本ICの料金所を出たら、そのまま直進すると三遠南信道に入ることができます。
※天龍峡ICおよびPAの前にはラウンドアバウトがあるので、標識に従ってPA方面へ曲がってください。
JR飯田線の天竜峡駅からのアクセス
■天竜峡駅から約800m。徒歩で約10分。
※PA前のラウンドアバウトは自動車専用のため、歩行者は別の入口からPAに入場することになります。
天竜峡駅からのルートの詳細は、天竜峡温泉の観光協会のホームページを参照してください。
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|投稿:2020.03.11 | 最終更新:2020.03.11 |カテゴリ: 長野県