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肘折温泉の共同浴場「上の湯」 赤い湯の花が舞う極上湯(山形県大蔵村)

肘折温泉上の湯

味のある温泉地が群雄割拠している東北地方。どの県にも、泉質も雰囲気も抜群の温泉が数多く存在していて、湯めぐりは東北地方を旅する上での楽しみの1つと言えるでしょう。

星の数ほどある温泉地の中から、今回取り上げるのは、山形県北部に位置する肘折温泉。肘折温泉のシンボルとも言うべき共同浴場、「上の湯」を紹介したいと思います。






肘折温泉とは?



肘折温泉は山形県の北部、大蔵村にある温泉地。かなりの山奥に位置しており、冬場の積雪量は凄まじいそうです。

「肘折」という風変わりな名前は、肘を折ってしまった僧がお湯に浸かったところ、たちまち治ってしまったという伝説に由来しているのだとか(諸説あります)。実際、肘折温泉は効能豊かな温泉として知られており、古くから湯治場として賑わっています。


肘折温泉上の湯

そのため、深い山奥という立地にも関わらず、多くの温泉宿や店が軒を連ねており、立派な温泉街が形成されています。

そんな肘折温泉で特におススメしたいのが、今回紹介する「上の湯」です。温泉街の中心にあり、湯治客や観光客だけでなく、地元民も利用する共同浴場。通常の日帰り入浴施設や旅館の温泉とは一味も二味も違いますが、温泉好きなら是非とも入って欲しい共同浴場です。


肘折温泉「上の湯」へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

東北中央道舟形ICから県道と国道458号線を経由して約40分


肘折温泉上の湯

肘折温泉の手前には、肘折希望大橋という変則的なループ橋があります。ループ橋と九十九折が組み合わさったグネグネの道で、橋の上はやや狭いです。また、冬場は滑りやすいと思うので、十分に注意して通行しましょう。



温泉街の中には、日帰り客用の駐車場はありません。温泉街に入る手前にある肘折保育所前に駐車場があるので、そちらを利用しましょう。

駐車場から「上の湯」までは徒歩6分程です。


バスでのアクセス

■山形新幹線の終点駅、新庄駅から大蔵村営バス肘折ゆけむりライン」に乗り、約1時間。終点の「肘折温泉待合所」で下車。


■参考:大蔵村公式サイト(TOP>大蔵村営バス時刻表)




肘折温泉の共同浴場「上の湯」に入ってみた

肘折温泉上の湯

こちらが共同浴場「上の湯」です。街に完全に溶け込んでおり、初見ではここが共同浴場だとは気づきにくいですね。

「上の湯」の営業時間と入浴料は以下のとおりです。

■営業時間:8:00~18:00(冬期は~17:00)

■入浴料:大人250円 子供:100円


入口にいる番台さんに入浴料を支払い、いざ共同浴場の中へ。


肘折温泉上の湯

扉を開けると、そこは細長い形の脱衣所。扉のない木製の棚と長椅子だけがあるシンプルな空間。鍵がかかるロッカーはないため、貴重品の扱いには注意が必要です。




肘折温泉上の湯

浴室はとても良い雰囲気。広々とした湯船を、薄緑色のお湯が満たしています。勿論源泉かけ流しです。

シャンプーやボディーソープなどのアメニティーは勿論、シャワーやカランもありません。共同浴場は大体このようなシンプルな施設です。メインの湯船の横に「あがりゆ」と風呂桶がありますので、こちらを使って体を流しましょう。アメニティーは持参する必要がありますね。


肘折温泉上の湯

窓際には、お地蔵さんが湯船を見守るように立っています。このお地蔵さんは「肘折温泉」の名前の由来ともなった、「肘を折ってしまい、温泉で治した僧侶」なのだそう。「上の湯」を発見したのもこの方らしいですね。

お地蔵さんの足元に湯口があり、お湯がザンザカと湯船に注がれています。緑がかったお湯ですが、よく見ると赤い湯の花が漂っています。そして、少しネットリとした肌ざわり。湯口に置いてあったコップでお湯を飲んでみると、鉄のような味。非常に個性的なお湯です。


肘折温泉上の湯

温泉が発見されたのは1200年以上も前。こんな素晴らしい温泉を発見してくれた方に感謝ですね~。…ということで、お地蔵さんに拝んでおきました。このお方が発見したかどうかは定かではないですが…。




肘折温泉の温泉街を散策するのも良し

肘折温泉に来たら、是非温泉街を散策していってください。


肘折温泉上の湯

狭く、屈曲したメインストリートの両側には、温泉旅館やお土産屋さんが建ち並び、小さいながらも活気のある温泉街。レトロな建物が多く、タイムスリップしたかのような街並が魅力です。


肘折温泉上の湯

中でも旧肘折郵便局舎は人気の建造物。昭和12年に建てられた木造の郵便局で、新しい郵便局が出来た現在でも大切に保存されています。

2020年現在、中に入ることはできませんが、外からだけでも見る価値がある建物です。


肘折温泉上の湯

温泉街を抜けると、川沿いに源泉公園があります。こちらの見どころは、高温の源泉がボコボコを湧き出す源泉ドーム!近くに寄るだけで熱気を感じることができます。また、川を見ながら浸かることができる足湯があるので、ゆっくりと休んでいっては如何でしょうか。


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|投稿:2020.03.16 | 最終更新:2020.03.16 |カテゴリ: 山形県

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