チャツボミゴケ公園の穴地獄!色鮮やかなコケと渓流が織り成す絶景!シャトルバス・遊歩道の情報も紹介(群馬県中之条町)
群馬県北西部にある中之条町。周辺に草津温泉、尻焼温泉、四万温泉、川原湯温泉など、有名な温泉地が多くあるエリアです。そんな中之条町ですが、珍しい植物が群生しているスポットがあります。
それが、チャツボミゴケ公園。
こちらがチャツボミゴケ公園の一番の見どころ、「穴地獄」と呼ばれる場所です。緑の絨毯を敷き詰めたかのような神秘的な光景。
「緑の絨毯」の正体は、「チャツボミゴケ」(学名:「ユンゲルマンニア・ブルカニコーラ」)という名前のコケ植物。強酸性の水が湧き出るところで育つ、珍しいコケです。強酸性の鉱泉が湧き出している「穴地獄」は国内最大の「チャツボミゴケ群生地」として知られているのです。
この記事では、チャツボミゴケ公園への行き方、公園内のシャトルバスや遊歩道の情報などをお伝えしたいと思います。
チャツボミゴケ公園への行き方
チャツボミゴケ公園は草津温泉から少し離れた山の中にあります。公共交通機関がないため、マイカーやレンタカーで訪れる必要があります。
車での行き方
■関越道の渋川伊香保ICから中之条、草津温泉経由で約1時間40分
■上信越道の碓氷軽井沢ICから軽井沢、草津温泉経由で約1時間40分
■草津温泉から約10km。車で30分。
草津温泉から先は、やや狭い曲がりくねった山道が続きます。運転には注意が必要です。
駐車場は割と広め。ただし、チャツボミゴケ公園一番の見どころである「穴地獄」からは少し離れており、シャトルバス等で移動する必要があります。詳細は次の章で説明しますね。
メインの見どころ、「穴地獄」まではシャトルバスと徒歩で移動
チャツボミゴケ公園に入園するためには、まずは公園受付事務所で入園料を支払う必要があります。入園料は600円(小学生以下は無料)です。
ちなみに公園内でトイレがあるのはこの事務所の隣だけ。メインの見どころである「穴地獄」の近くにはトイレはないので、トイレは事前に済ませておいた方が良いでしょう。
受付事務所から「穴地獄」までは約1.3km。登山道もありますが、シャトルバスが便利です。受付事務所の裏手に発着場があり、中型のマイクロバスが「穴地獄」との間を往復しています。
数名のお客さんがバスに乗り込んだところで出発。バスは森の中の細い道をズンズンと登って行きます。
ちなみにバスの通り道は歩行者は通行禁止。歩いて行く場合は、歩行者専用の登山道を通る必要があります。バスの車窓からも時々登山道が見えますが、トレッキングの装備に身を包んだ方を何名か見かけました。
5分足らずで「穴地獄」バス停留所に到着。ここから「穴地獄」までは300m程歩く必要があります。
「穴地獄」までの遊歩道
バス停留所から「穴地獄」まではこんな感じの遊歩道が続いています。ほとんどアップダウンがなく、子供からお年寄りまで気軽に歩くことができます。この遊歩道を歩いて行けば、水池、大池、平兵衛池という池まで巡れるようですが、今回はそこまでは行っていないので「穴地獄」までの紹介となります。
現地にあった地図です。川に沿った遊歩道を上流へと上っていくと、「穴地獄」に到着します。「穴地獄」の周囲には木道が設置されていて、強酸性の湧水の周りをグルリと巡ることができます。
「穴地獄」の手前では、こんな滝を見ることもできます。こちらは湯滝という名前の滝。「穴地獄」の下流に位置する滝です。
滝の下流には、既にチャツボミゴケらしきコケが点々と生えていますね。この川自体が強酸性なんでしょう。
チャツボミゴケの群生地、「穴地獄」を歩く
受付事務所からバスと徒歩で約15分。
チャツボミゴケ公園のハイライト、「穴地獄」に到着しました!
この場所では、水温20度の強酸性の鉱泉が湧き出しています。動物が落ちると出られなくなり、死んでしまうことから「穴地獄」という名前が付けられたのだそうです。
湧き出した強酸性の水は渓流となり、緑色のコケが周囲の岩を鮮やかに彩っています。なんとも神秘的な光景…!
木道は「穴地獄」の周りを取り囲むように造られているため、様々な角度から眺めることができます。
落ちたら怪我をする恐れがあるので、景色に見とれて木道から足を踏み外さないように注意してくださいね。
良い…。
木道は、人がギリギリすれ違えるほどの幅しかありません。ただ、所々に広くなっている退避所のような場所があるので、ゆっくり撮影したい方も安心ですね。
一番上流から眺めると、まるで棚田のよう!
水が湧き出す場所が近いからか、硫黄の香りも漂っています。
チャツボミゴケ公園の「穴地獄」。とても見ごたえがある場所でした!初夏以降に見頃を迎えるそうなので、是非とも足を運んでみてください。
ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。

にほんブログ村
- 関連記事
-
-
日本三大うどん 水沢うどんと舞茸の天ぷらを食べた(大澤屋第二店舗@群馬県渋川市)
-
板鼻館のタルタルカツ丼 群馬が誇る個性派カツ丼を食べてみた(群馬県安中市)
-
チャツボミゴケ公園の穴地獄!色鮮やかなコケと渓流が織り成す絶景!シャトルバス・遊歩道の情報も紹介(群馬県中之条町)
-
衝撃!伊勢崎もんじゃ!イチゴシロップとカレー粉のハーモニー(やき兵衛@群馬県伊勢崎市)
-
まるで古代遺跡!藪塚石切場跡が凄い!(群馬県太田市)
-
|投稿:2020.03.29 | 最終更新:2020.03.29 |カテゴリ: 群馬県