聖域の岬、珠洲岬(金剛崎) 能登半島の先端にある岬の楽しみ方やアクセス方法を紹介(石川県珠洲市)
日本海に向かってニョキッと突き出した能登半島。その先端には絶景スポットとして、そしてパワースポットとして有名な岬があります。
それが今回紹介する珠洲岬(金剛崎)です!
能登半島の先端にある珠洲岬。周辺には高さ50mを超える断崖絶壁が連なっており、絶景が期待できます。
また、半島の先端という立地上、海流や気流が集まる場所であり、日本でも有数のパワースポットになっているのだとか…。パワースポットに関しては僕は詳しくないので、この記事では絶景スポットとしての珠洲岬を紹介できればと思います。
珠洲岬へのアクセス・駐車場情報
珠洲岬周辺…というか、能登半島北部には鉄道や高速道路は通っていないため、どの交通手段で訪れる場合も、なかなか大変です。
車でのアクセス
■能越自動車道ののと里山空港ICから珠洲道路(県道)経由で約1時間10分
■輪島市内から国道249号線経由で約1時間10分
パワースポットとして高い人気を誇る珠洲岬。観光バスにも対応した広い駐車場を有しています。約50台が駐車することが可能です。
バスでのアクセス
珠洲岬がある珠洲市は鉄道が通っていないため、珠洲岬まではバスを乗り継ぐ必要があります。①珠洲市までのアクセス、そして②珠洲市街地から珠洲岬までのアクセスに分けて紹介します。
【①珠洲市(すずなり館前)までのアクセス】
■金沢駅から北鉄バスの珠洲特急線で約3時間。終点の「すずなり館前」で下車。
※のと鉄道の終点の穴水駅から上記バスに乗ることも可能。穴水駅からは約1時間10分
■のと鉄道の穴水駅から北鉄奥能登バスののと鉄道転換バスで約2時間半
珠洲特急線の方が、停まるバス停が少なく、短時間で珠洲市に行くことができます。
【②珠洲市街地から珠洲岬までのアクセス】
■「すずなり館前」から北鉄奥能登バスの木の浦線に乗り、約45分。「葭ヶ浦」で下車し、バス停から徒歩15分。
【参考】北陸鉄道(TOP>路線バス>時刻表)
日本三大パワースポット!珠洲岬の歩き方
まずは入場券を買う
現地にあった地図をご覧ください。
珠洲岬のメインの見どころは「空中展望台」、「聖域の岬」、そして「青の洞窟」の3ヶ所と言って良いでしょう。このエリアは柵で囲われており、中に入るためには入場券を買う必要があります。
入口に入場券売り場があるので、まずはこちらで入場券を購入しましょう。料金は以下のとおりです。
■青の洞窟+空中展望台 : 1500円
■空中展望台のみ : 500円
ちょっとお高めな気もしますが、せっかくここまで来たのでどーんと奮発しましょう。青の洞窟も見ておいて損はない場所だと思います。
青の洞窟のチケットを買った人には、ヘルメットが渡されます。青の洞窟に入るためにはかぶる必要があるようですね。
空中展望台から絶景を眺める
入場すると、すぐに現れるのが空中展望台。
目もくらむような高さの断崖絶壁から空中に向かって突き出した展望台。周囲に遮るもののない空中展望台。その先端に立つと、目の前に広がる絶景と岬に集まる風を独り占めすることができます。
大人気の空中展望台。時には順番待ちになることも。人気スポットの宿命ですね。
能登半島の最先端を堪能する
先に進むと、海沿いの遊歩道に差し掛かります。能登半島の先端、珠洲岬をグルリと周る遊歩道です。
この辺りには椿が群生していますが、海からの強烈な風によって曲がってしまっています。
岬の先端へと進むと、一本だけ孤立した木が生えていました。この木は、パワースポット珠洲岬の中でも特に人気が高い存在。強風に耐えながらも立ち続けるその姿からは、確かに底知れぬパワーを感じられそうですね。
珠洲岬の先端からはダイナミックな海の風景が見られます。訪れた日は穏やかな方だったとは思いますが、それでも激しい波が岩礁に当たり、無数の渦を作っていました。
神秘的な地下空間「青の洞窟」を楽しむ
最後に「青の洞窟」へ行ってみましょう。
「青の洞窟」は珠洲岬の崖下にある海食洞。そのため岬から細い坂道を下っていく必要があります。
なお、入場券売り場で受け取ったヘルメットをかぶらなければ「青の洞窟」に入ることはできません。「保安帽着用しなさい」という看板があちこちに立っているので、洞窟の手前ではありますが、念のためかぶって進みます。
3分程坂道を下ると、薄暗い入り江に到着しました。光が届かず、この辺りだけ別世界のよう。
「青の洞窟」への入口は、そんな雰囲気抜群な入り江にポッカリと口を開けています。「青の洞窟」は天然の海食洞ですが、入口部分は人工的に造られているようですね。
入洞してみましょう!
おっと…。こ…これはいきなりドギツイ感じの照明…!
入口は真っ赤で、奥の方は青い照明が灯っています。
「青の洞窟」の内部に到着しました。洞内全てが青々と照らし出され、さらには蝋燭が灯された祭壇のようなものまであり、かなり怪しげな雰囲気。
人によって好みが分かれそうですが、とりあえず「パワースポット」らしい雰囲気はヒシヒシと伝わってきます。
しかし、「青の洞窟」の本当の凄さは、こんな人工的に作られた「青さ」ではありません!
洞窟内に打ち寄せる波!
海食洞である「青の洞窟」は、当然ながら海と繋がっています。珠洲岬近海の波が洞窟の一点に集中し、激しい波となって洞内に打ち寄せるのです。洞窟内なので、波の音が反響して物凄い迫力です!
打ち寄せる波の迫力と、外から差し込む光の美しさ。個人的にはこれだけあれば、ド派手な照明は無くても良いんじゃないかなぁ…と思いました。
なお、「青の洞窟」内の波打ち際には、角がとれた白い丸石がたくさん転がっています。拾って帰ると縁起が良いのだと言われています。
珠洲岬と言えば、よしが浦温泉「ランプの宿」
珠洲岬の崖下の海沿いには、黒瓦が美しい建物がビッシリと並んでいます。こちらは「ランプの宿」という旅館。
秘境感漂うロケーションや趣のある雰囲気が魅力の宿で、なかなか予約がとれない程の人気なんだとか。興味がある方は、泊まってみては如何でしょうか。
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|投稿:2020.04.19 | 最終更新:2020.04.19 |カテゴリ: 石川県