「まんじゅうふかし」で温まり、地球のパワーを感じよう(青森県青森市)
青森県を代表する火山、八甲田山。酸ヶ湯温泉、猿倉温泉、蔦温泉など、周辺には人気の高い秘湯が点在しています。
今回はそんな八甲田山周辺のエリアの中でも、一風変わった温泉を紹介します。
その名も「まんじゅうふかし」。
温泉と言っても、建物があるわけでもないし、湯船すらも存在しません。入浴とは別の方法で温泉を楽しむ施設、「まんじゅうふかし」を紹介します。
「まんじゅうふかし」とは?
こちらが「まんじゅうふかし」です!
パッと見は登山道や公園の中にある東屋にしか見えませんが、これも立派な温泉施設。この辺りは温泉が自噴しているエリアで、至る所から熱湯や熱い蒸気が噴き出しています。
「まんじゅうふかし」は、蒸気が噴き出す地点の真上にベンチが設置してある施設。つまり、座りながら、地下から噴き出す蒸気で温まることができるのです。
「まんじゅう」とは津軽弁で「女性の下半身」を意味する言葉。「まんじゅうふかし」は、お饅頭を蒸かすための施設ではなく、下半身を温めるための温浴施設というわけですね。
実際に「まんじゅうふかし」で温まってみた
実際に「まんじゅうふかし」に行った時の様子をお伝えしたいと思います。
「まんじゅうふかし」への入口は青森市と十和田市をと結ぶ国道103号線沿いにあります。写真のような案内板が立っているため、比較的分かりやすいと思います。
「まんじゅうふかし」まではご覧のような舗装された道が続いていますが、この道は一般車は立入禁止。入口に車止めが設置されています。
青森市側へ向かって約300mの所に広い駐車場がありますので、そこに車を停めて歩いてくるのが良いでしょう。
道の脇には、蒸気が湧き出す箇所があったりと、なかなかワイルドな雰囲気。
国道から1~2分程下ると、「まんじゅうふかし」に到着します。
東屋の下には蒸気によって温められたベンチがあり、観光客が思い思いに寛いでいました。隣には川も流れており、水遊びをする子供の姿も・・・。
実際に座ってみました。
お!お尻の下からほのかな温もりが伝わってきて、とても気持ち良い!ベンチは青森ヒバで作られているので、木独特のしっとり感も良いですね。あまりに気持ち良くて、座ったまま眠ってしまいそう!
ちなみに「まんじゅうふかし」は婦人病や冷え性、腰痛、痔に効能があるようです。北海道の人気ローカル番組「水曜どうでしょう」の企画で、大泉洋さんが痔を治すためにここを訪れていることは、ファンの間では有名な話ですね。
「まんじゅうふかし」の隣の地獄沼も必見!
国道103号線を挟み、「まんじゅうふかし」の対面には地獄沼があります。こちらもおススメなので、是非見て行ってください。
こちらが地獄沼です。
火口跡に温泉水が溜まって出来た神秘的な池です。緑色に輝く美しい沼ですが、硫黄の臭いが立ち込め、底からは90度にも達する熱湯が湧き出しています。まさに「地獄」。
決して柵の中には立ち入らないようにしましょう。
「まんじゅうふかし」へのアクセス・駐車場情報
「まんじゅうふかし」は青森県青森市にありますが、青森駅や新青森駅からは遠く離れた山の中に位置しています。
車でのアクセス
■東北道の黒石ICから国道394号線経由で約40分
■青森市街地から国道103号線経由で約50分
■上北道の東北ICから国道394号線経由で約1時間10分
「まんじゅうふかし」から約300m青森市街地側に下ったところに酸ヶ湯公営駐車場があります。交流トイレもあるかなり広い駐車場です。
バスでのアクセス
■青森駅からJRバス東北の「みずうみ号」の十和田湖行きに乗り、約1時間5分。「酸ヶ湯温泉」停留所で下車。
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|投稿:2020.05.14 | 最終更新:2020.05.14 |カテゴリ: 青森県