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美しき景色と灯台が待つ岬、落石岬 木道やアクセス情報も紹介(北海道根室市)

落石岬

日本最東端にある北海道根室市(一般人が行けない南鳥島や北方領土を除く)。根室市といえば、一般人が訪問可能な国内最東端地点である納沙布岬が有名です。
今回はその納沙布岬………ではなく、同じ根室市内にある落石岬(おちいしみさき)を紹介したいと思います。

納沙布岬のような知名度はありませんが、是非とも訪れて欲しいおススメの岬です。この記事では落石岬の魅力、岬へ向かう木道の情報、アクセス方法などを紹介します。






落石岬ってどこにあるの?



今回紹介する落石岬は、北海道で最も東にある根室市にあります。根室市は、北海道の東へとニョキッと伸びた根室半島に位置する都市ですが、落石岬はその根室半島の付け根にあたる部分にある岬です。


落石岬

こちらの地図をご覧ください。海に向かって小高い丘が突き出しているという、変わった地形です。

この小高い丘の部分は、かつては島だったとされています。長い年月をかけて海流等の影響で砂が運ばれ、本土と繋がり、現在のような姿になったのだそうです。

このような地形を陸繋島と言うそうで、有名な函館山や江の島と同じタイプの地形なんだそうですよ。




落石岬の駐車場


落石岬には明確な駐車場らしい駐車場はありません。上の地図で示した場所に、行き止まりの砂利道があります。


落石岬

こちらの写真の道が、その砂利道です。この砂利道の路肩に縦列駐車している車が数台あったので、こちらに停めさせていただきました。

ここが駐車場なのかどうかは定かではありませんが、この道は行き止まりで、この先には落石岬しかないので、特に問題ないのでしょう。


落石岬

砂利道の脇にはバイオトイレが設置されています。岬の周りには何もないので、トイレを利用する場合はこちらで済ませておきましょう。




落石岬への歩道・木道

駐車場(砂利道?)から落石岬までは2km弱。徒歩25分程の道のりです。草むらや森の中、湿地帯を歩くので、特に夏場はアブが大量に発生しています。長袖を着る、虫よけスプレーをかけておく等の対策をしておきましょう。


落石岬

まずは写真のような砂利道を歩いていきます。轍も付いている平坦な道で、しばらくは歩きやすいです。


落石岬

駐車場を出発して3分程で、コンクリート造りの建物に到着します。

これは落石無線電信局跡。明治41年に開業した施設で、当時、太平洋を航行する船舶との電報を授受するために開設されました。

現在では、とある画家が所有しており、内部に入ることはできないそうです。


落石岬

落石無線電信局跡の先、道の状況が変わります。

轍の付いた右の方へとカーブしていく道の方へと進んでしまいそうになるのですが、落石岬へ行きたい人は直進方向へと進みましょう。

え?道が見えないって?


…そうなんです。ほぼ草むらと同化したような、踏み跡が不明瞭な道が落石岬へと続く道なんです。

一応、「←落石灯台」と書かれた看板が設置してあります。思わず看板を疑ってしまいそうになりますが、看板を信じて進んでください。しばらく進むと、比較的明瞭な道になります。


落石岬

駐車場を出発して7分程で、木道が現れます。

ここから先、落石岬灯台まではこの木道を歩くことになります。


落石岬

「木道が整備されているのか。じゃあ歩きやすいな」と思う方もいるかもしれません。

しかし、本当に歩きにくいのは木道に入ってからなんです。すれ違うのに難儀する程の幅の狭さ、両脇に茂る草木の量の多さ。さらには、平らな板ではなく丸太を並べたタイプの木道なので、デコボコしていて、意外と歩きにくいのです…(汗)


落石岬

こんな風に丸太が崩れている箇所もあったりするので、注意が必要です。

まぁ、落石岬自体が訪れる人が少ない穴場ですし、厳しい自然に日々晒されている木道なので、この整備状況は仕方ないかと思います。通常の観光地よりもワイルドな整備状況なので、それを踏まえたうえで注意して歩きましょう。




落石岬は灯台が絵になる最果て感ただよう岬

落石岬

こちらが落石岬です!

駐車場を出発してから約20分。鬱蒼とした森を抜け出し、目の前に絶景が広がりました!

まっすぐに延びる木道の先には、辺り一面に広がる草原。ポツンと佇む紅白の灯台。灯台まで延びる電柱と電線。そして背後に広がる大海原。


落石岬

ここまで牧歌的かつ絵になる岬を、僕は今まで見たことはありません。まさに絵画から切り取ったかのような風景。


落石岬

遠くから見ると長閑な風景ですが、やはりここは岬。海岸線は切り立った崖になっています。気持ちが良い草原だからと言って、不用意に歩き回らないよう注意しましょう。


落石岬

落石岬の良さを引き立てる名脇役、いや、主役と言っても過言ではないのが、落石岬灯台。「日本の灯台50選」にも選ばれた灯台です。

1890年に設置され、1952年に現在の建物に建て替えられました。それ以降、北太平洋を航行する船を見守り続けてきました。こじんまりとした可愛らしい灯台ですが、長年厳しい風雪に耐え、安全な航海を支えてきたのですね。




落石岬周辺は野生動物の宝庫

落石岬

落石岬周辺は野生動物の宝庫でもあります。実際に私が訪れた時にも、あちこちにエゾシカがいましたし、木道でキタキツネらしき動物の姿も見かけました。

動物を見かけても無暗に近づいたり、餌をあげたりするのは厳禁です。遠くから見守るようにしましょう。


落石岬へのアクセス

車でのアクセス

■根室市街地から約30分

根室中標津空港から、道道8号線などを経由して約1時間30分

釧路空港から国道44号線などを経由して約2時間30分


鉄道でのアクセス

根室本線花咲線)の落石駅から徒歩で約1時間30分(灯台までの時間)



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|投稿:2020.08.31 | 最終更新:2020.08.31 |カテゴリ: 北海道

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