素晴らしき山村風景!山古志の棚池群を巡ってみた(新潟県長岡市)
新潟県中部、長岡市と魚沼市に挟まれた山中に山古志という村がありました(現在は長岡市に編入)。2004年に発生した新潟県中越地震により甚大な被害を受けた村なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
今回は山古志で見ることができる美しい風景を紹介します。
まずは山古志の地図をご覧ください。斜面という斜面に物凄い数の池があります。気になって調べてみると、「棚池」というこの地方特有の池なんだとか。
実は山古志は世界でも屈指の錦鯉の産地として、その筋では有名なようです。この棚池で錦鯉を養殖し、世界各地に出荷しているわけですね。
また、棚池には他にも役割があります。冬には凄まじい量の雪が積もる山古志。その豊富な雪解け水は稲作にも利用されています。しかし、冷たい水は稲作には適さないため、一旦棚池に水を貯め、日光で温めてから田んぼに供給しているのです。
そんな雪国山古志特有の棚池。とても美しい風景だと聞いていたので、実際に見に行ってきました。棚池のビューポイントはいくつかあります。この記事では私が訪れた5ヶ所を紹介したいと思います。
■この記事の目次
1.やまこし復興交流館「おらたる」で情報を仕入れよう
2.棚池ビューポイント① 山古志小学校付近
3.棚池ビューポイント② なごみ苑付近
4.棚池ビューポイント③ にこにこひろば前
5.棚池ビューポイント④ 薬師の陵付近
6.棚池ビューポイント⑤ 金倉山中腹
1.やまこし復興交流館「おらたる」で情報を仕入れよう
2.棚池ビューポイント① 山古志小学校付近
3.棚池ビューポイント② なごみ苑付近
4.棚池ビューポイント③ にこにこひろば前
5.棚池ビューポイント④ 薬師の陵付近
6.棚池ビューポイント⑤ 金倉山中腹
やまこし復興交流館「おらたる」で情報を仕入れよう
棚池のビューポイントは村内の様々な場所に点在しています。事前に情報を仕入れたい場合は、竹沢地区にあるやまこし復興交流館「おらたる」に行ってみましょう。
建物に入ると、山古志特産の錦鯉がお出迎え。
館内では中越地震に関する展示を見ることができる他、山古志のお土産を買うこともできます。また、山古志村内の詳しい地図が書かれたパンフレットなども置かれているので、初めて山古志を訪れた方は是非立ち寄ってみてください。
やまこし復興交流館「おらたる」へのアクセス〕
■関越道の堀之内ICから県道23号線、国道291号線を経由して約20分
■関越道の小千谷ICから国道291号線を経由して約30分
※村内はアップダウンがあるため、棚池巡りをする場合は車で訪れるのがベストです
棚池ビューポイント① 山古志小学校付近
最初に紹介するのはこちら。山古志中学校の少し北側、県道から見た棚池です。緩斜面に所狭しと並ぶ長方形の棚池が印象的です。
場所はこの辺り。「おらたる」から約1kmの場所です。残念ながら駐車場はありません。
棚池ビューポイント② なごみ苑付近
ビューポイント①から900m程県道を走ると、なごみ苑という入浴施設が見えてきます。
なごみ苑の少し北側の県道からの眺めもおススメ。より近くから棚池を見ることができます。
棚池ごしに眺める集落も良いアクセントになっています。
場所はこちら。「おらたる」から約2km。ビューポイント①と同様駐車場はありませんが、次に紹介するビューポイント③の駐車場から近いので、車を停めて歩くのも良いかもしれません。
棚池ビューポイント③ にこにこひろば前
ビューポイント②から400m程県道を走ると、「にこにこひろば」という雑貨店が見えてきます。「にこにこひろば」の向かいには数台分の駐車場があり、展望スペースも用意されています。
ただ、目の前に木が…。先述した2ヶ所に比べると、眺望はあまりよくありません。木々の間から棚池を眺める形となります。
悔し紛れに、木々の隙間からズーム機能を駆使して撮ってみました(笑)
なお、「にこにこひろば」は雑貨だけでなく、カレーライスやおにぎり、アイスクリームなどの軽食も扱っているようです。棚池の風景を眺めながら軽食をいただくのも良いでしょう。
場所はこちら。「おらたる」から約2.5km。これまで紹介してきたビューポイント①~③は比較的近い場所に集中しています。
棚池ビューポイント④ 薬師の陵付近
次に紹介するポイントはこちら。
これまで紹介したビューポイント①~③がある県道23号線を離れ、県道551号線に入ります。これから紹介するビューポイント④、⑤は、離合できる箇所が少ない細い道を通らざるをえないため、運転に自信の無い方はやめておいた方が無難です。
「薬師の陵」という場所の近くからは、虫亀地区、竹沢地区の棚池や棚田、さらにはその奥の方に見える山々を一望することができます。非常に開放的な風景です。
前後の道は狭いですが、このビューポイント付近だけは路肩にスペースが設けられています。
棚池ビューポイント⑤ 金倉山中腹
最後にとっておきのビューポイント、金倉山中腹を紹介します。
ビューポイント④がある県道551号線からも離れ、林道を登っていきます。舗装はされていますが、とにかく道幅が狭く、すれ違える場所は数える程しかありません。なかなか骨が折れる道のりですが、苦労して訪れる価値のある絶景が待っています。
これが金倉山中腹からの景色です!
眼下には棚池と棚田、そして山古志の山々が広がっています。鏡のように青空を映し出す棚池と黄金色の棚田。本当に美しい!日本を代表する農村風景だと思います。
非常に素晴らしい景色なのですが、残念ながらこちらにも駐車スペースはありません。それどころかすれ違いのスペースすらほとんどありません。
ビューポイントから500m程進み、小千谷市に入ったところに駐車場があります。少し離れてはいますが、落ち着いて景色を眺めるのであればこちらを利用するのがおススメです。
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|投稿:2020.11.17 | 最終更新:2020.11.17 |カテゴリ: 新潟県