遊子水荷浦の段畑 11月に訪れてみた アクセス・駐車場情報も(愛媛県宇和島市)
愛媛県南西部に位置する港町、宇和島市。
宇和島市はリアス式海岸が発達しており、無数の島々や半島が点在しています。その複雑な海岸線故、訪れるのは少し大変ですが、苦労して訪れる価値のある風光明媚な場所がたくさん眠っているのです。
中でもこちら、遊子水荷浦の段畑は愛媛県、いや四国屈指の絶景が楽しめると、近年評判のスポットです。
急斜面に造られたこちらの段畑では、主にじゃがいもが栽培されています。段畑はほぼ垂直に積まれた石垣に囲まれており、まるで城壁のよう。2020年11月に初めて訪れましたが、評判に違わぬ絶景を見ることができ、とても感動しました。
この記事では遊子水荷浦の段畑へのアクセス、駐車場などの情報や、11月に訪れた時の様子を紹介したいと思います。
遊子水荷浦の段畑ってどこにあるの?
今回紹介する遊子水荷浦の段畑は、宇和海に向かってニョキッと突き出した蒋淵半島(三浦半島)の中間にあります。半島は宇和島市の市街地からは少し離れているうえ、海岸線が複雑に入り組んでいるため、アクセスするのはなかなか大変な場所と言えるでしょう。
遊子水荷浦の段畑へのアクセス
車でのアクセス
■宇和島道路の宇和島南ICから約30分。
蒋淵半島の付け根にあたる結出集落までは、県道37号線を通ります。海岸線をなぞるように細かいカーブが多い道ですが、そこまで狭い道ではありません。結出からは「水ヶ浦段々畑」と書かれた看板に従って右折し、いよいよ蒋淵半島に入ります。そこからは少々狭い箇所も出てきますので、十分に注意しながら運転しましょう。基本的には分岐点には看板が設置されていますので、迷う心配はないかと思います。
バスでのアクセス
■宇和島駅前から宇和島バスの路線バス「遊子・蒋渕線(蒋渕行き)」に乗車し、約1時間。「水ヶ浦」バス停で下車。
※1日5往復(休日は4往復)と本数が少ないため、訪れるにはご注意を。
【参考】宇和島自動車(トップ>路線バス)
遊子水荷浦の段畑の駐車場
遊子水荷浦の段畑を車で訪れる場合の駐車場を紹介します。段畑の真下の「だんだん茶屋」前に、十数台が停められる駐車場がありますので、こちらを利用しましょう。
ちなみに、最寄りのバス停である「水ヶ浦」停留所もこの駐車場前にあります。
駐車場には「だんだん茶屋」という郷土料理が食べられる食堂、農産物直売所、公衆トイレが設置されています。
遊子水荷浦の段畑を散策してみよう
こちらが駐車場から見上げた段畑です!これでも十分に凄い景色なんですが、下から見上げただけでは段畑の全てを見たとは言えません。せっかく訪れたからには、段畑を中腹から、そして上からも見てみたいもの。是非とも段畑の周りを散策して、その絶景を存分に楽しみましょう。
なお、散策路には階段や急坂もあるため、歩きやすい靴で訪れることをおススメします。
それは散策を開始しましょう。
「だんだん茶屋」の脇にある小道から、段畑のある斜面を登ることができます。のっけから階段で石垣で固められた斜面を登っていきます。
段畑の中段まで登ってきました。ここまでの所要時間は、登り口を出発して1~2分です。
積み重なるような石垣の間を1m程の幅の小道が延びています。この時点で結構な高さ。高所恐怖症の方には少し辛いかもしれません。

段畑を見ると、農作業用のモノレールが縦横無尽に張り巡らされており、さらには大小様々な梯子があちこちに架けられています。農家の方はこの垂直に近い段畑で作業をされているわけですね。高所であるうえに、1つ1つの畑は非常に狭いため、まさに命がけの作業と言えるでしょう。
なお、遊子水荷浦の段畑の見頃は、じゃがいもの葉が青々と茂る3~4月だと言われています。11月の段畑は全体的に土色の景色ですが、葉が茂っていない分、石垣をよく見ることができ、これはこれで素晴らしい景色でした。
段畑の中の小道を歩き、かなり高い場所までやってきました。ここまで来ると、海もかなり綺麗に見えますね。海に何か浮かんでいますが、真珠の養殖場のようです。
一番上段まで行き、絶景を堪能したら、あとは駐車場に戻るだけ。来た道を戻るのも良いのですが、それでは勿体ない!段畑の間を通る細い道を通って戻るのもおススメです。
この道から眺める段畑や宇和海は、この遊子の中でもイチオシの景色です。
急斜面にギッシリと詰め込まれた段畑、その中をクネクネと延びるモノレール、遥か眼下に見える漁村と海。景色はすこぶる良いのですが、かなり高度感があるので、やっぱり高所恐怖症の人には厳しいかもしれません。
道は狭く、さらには急坂なので、高所恐怖症ではなくても慎重に歩を進めなくてはなりません。この道を進み、さらに急な階段を下りていくと麓の集落に戻ることができます。
所要時間としては、ゆっくりと景色を楽しんだり、写真を撮りながら歩いて30分程度でした。
お土産には遊子のじゃがいもを!
遊子水荷浦の段畑を訪れた記念として、じゃがいもを買って帰るのも良いでしょう。集落の中には、無人販売所があります。せっかくなので1袋300円で購入しました。
帰宅してから遊子のじゃがいもでじゃがバターを作りました。非常に美味しかったですよ!
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|投稿:2020.12.08 | 最終更新:2020.12.08 |カテゴリ: 愛媛県