知床半島ウトロにある民宿いしやま 海鮮がたらふく食べられる宿(北海道斜里町)
世界自然遺産、知床半島。
まるで矢じりのようにオホーツク海に突き出した半島の背骨部分には、切っ先のように鋭い山脈が横たわっています。山脈を隔てて北側が斜里町、南側が羅臼町となっており、観光エリアも大きく2つに分かれています。
知床半島の北側、つまり斜里町側の観光の拠点となるのはウトロという港町。知床観光の目玉であるクルーズ船が発着する港がある他、大小様々な宿泊施設が建ち並んでいます。
今回はウトロにある料理自慢の民宿を紹介します。宿の名は「民宿いしやま」。
比較的リーズナブルなお値段で、海鮮をたらふく食べることができる宿です。この記事では民宿いしやまの食事やお部屋などの情報をお伝えしたいと思います。
ウトロにある料理自慢の宿、民宿いしやま
今回紹介する民宿いしやまは、ウトロ地区の玄関口にあたる場所にあります。オホーツク海を望む海岸沿いに建っており、宿の正面には知床半島のメインルートである国道334号線が通っています。
如何にも断熱性に優れた北海道らしい民家という感じ。道路脇に建っている電光掲示板が、ここが民宿であることをアピールしています。
宿泊料金は非常にリーズナブル。時期にもよりますが、1泊2食付で10,000円前後で泊まることができます。素泊まりだとさらに安くなりますが、この宿の自慢は何といっても海の幸をふんだんに使った食事なので、観光で訪れる場合は是非とも食事付のプランをおススメしたいと思います。
民宿いしやまの食事
民宿いしやまの魅力は、何といっても新鮮な海の幸を使った食事をリーズナブルに味わうことができること。夕食、朝食共に素晴らしい内容でした。
民宿いしやまの夕食
こちらが民宿いしやまの夕食です!
小鉢のオンパレード!しかも海の幸ばかり!
一品一品の量は多くないのですが、とにかく品数が多いのです。あまり量は食べられないけれど、色々な種類を食べたい方にとっては嬉しいのではないでしょうか。
刺身盛り合わせ(サーモン、たこ、ツブ貝)、ひじき、ボイルホタテ、昆布の煮付け、ホタテの稚貝の味噌汁、ナマコ、ツブ貝の煮物、鮭の白子の煮付け、子和え(こんにゃくにタラコを和えたもの)などなど、目移りしそうな程の料理が食卓を埋め尽くしていました。
こちらは主役とも言うべき毛ガニ。僕は安いプランで宿泊したので半身でしたが、料理の全体量を考えると、半身で十分な程でした。
毛ガニは身がギッシリと詰まっていて、美味しかったです。慣れない手つきで食べていたら、見かねた宿主が解体してくれました。ありがたい…!
こちらはカスベ(アカエイ)の煮付け。北海道で主に食べられている魚で、プルプルとした身とコリコリとした軟骨が美味です。
種類も量も多く、大満足な内容でした。
民宿いしやまの朝食
こちらが朝食です。
朝から筋子が出てくるなんて、さすがは北海道!他にもカニやイカを和えてサラダ風にした料理、昆布の煮付け、鮭など地元の食材を生かした料理がズラリと並びました。朝食もまた、品数が多くて非常に嬉しいですね。
民宿いしやまの部屋
民宿いしやまの部屋を紹介します。
部屋は非常にシンプル。僕が利用した部屋は6畳間で、1~3人が泊まれるサイズです。シンプルではありますが、テレビ、暖房、寝具、タオルなど、最低限のものは揃っている感じでした。バス、トイレ、洗面所は部屋にはありません。
泊まった部屋はオホーツク海に面しており、部屋の窓からは流氷が浮かぶ海を望むことができました。民宿ゆえ、一流ホテルのような豪華な設備はありませんが、窓からの景色だけでも非常に贅沢ですよね。
廊下には水やお湯、お茶が出る給湯器が設置されています。こちらの利用はセルフサービス。館内には飲み物の自動販売機も設置されています。
民宿いしやまの風呂
民宿いしやまのお風呂を紹介します。
温泉ではないものの、民宿とは思えないほど立派な浴室があります。近年リニューアルをしたようで、洗い場が3ヶ所と3~4人が入れるほどの浴槽があります。湯口からは熱めのお湯がザバザバと浴槽に注がれていました。
民宿いしやまから約2kmの所に、ウトロ温泉夕陽台の湯があります。温泉に入りたい場合は、そちらに行くのも良いかもしれません。
民宿いしやまへのアクセス
車でのアクセス
■斜里町市街地から国道334号線を経由して約40分
■女満別空港から国道244号、334号線を経由して約1時間40分
■中標津空港から国道244号、334号線を経由して約1時間40分
宿の前には数台分が停められる駐車場があります。
バスでのアクセス
■知床斜里駅前にある斜里バスターミナルから斜里バスの路線バス「知床線」に乗車し約50分、「ウトロ入口」停留所または「ウトロ温泉バスターミナル」で下車。
※宿から近いのは「ウトロ入口」ですが、中心部に近いのは「ウトロ温泉バスターミナル」です。
※ウトロ温泉バスターミナルから宿までは送迎可能。詳しくは宿に問い合わせる必要があります。
【参考】斜里バス
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|投稿:2021.02.04 | 最終更新:2021.02.04 |カテゴリ: 北海道