迷路のような路地を探検! 飛騨金山の“筋骨めぐり”を堪能しよう!(岐阜県下呂市)
温泉で有名な岐阜県下呂市。2004年に下呂町、萩原町、小坂町、金山町、馬瀬村が合併して誕生した市です。
今回紹介するのは、旧金山町の街中で楽しむことができる“筋骨めぐり”。
“筋骨”とは、迷路のように絡み合った細い路地のことで、飛騨地方特有の呼び名です。まるで筋や骨のように複雑に絡み合っていることから、そのように呼ばれているのだとか。金山は元々は飛騨街道の宿場町として栄えた街で、古い町並みが現存しています。古い市街地には筋骨も残っており、細い路地を歩く“筋骨めぐり”は、金山の観光資源の1つとなっています。
今回は車で金山町を訪れ、歩いて筋骨を巡りました。この記事ではその時の様子や駐車場などの情報を紹介します。これから筋骨めぐりをされる方の参考になれば幸いです。
■この記事の目次
1.筋骨めぐりの駐車場・スタート地点はドライブイン飛山
2.筋骨めぐりの所要時間
3.迷路のような路地、“筋骨”を歩いてみた
4.筋骨だけじゃない!レトロな建物に注目!
5.飛騨金山へのアクセス
1.筋骨めぐりの駐車場・スタート地点はドライブイン飛山
2.筋骨めぐりの所要時間
3.迷路のような路地、“筋骨”を歩いてみた
4.筋骨だけじゃない!レトロな建物に注目!
5.飛騨金山へのアクセス
筋骨めぐりの駐車場・スタート地点はドライブイン飛山
車で金山を訪れる場合、国道41号線沿いにあるドライブイン飛山に車を停めましょう。筋骨がある金山の市街地には駐車場はありません。
ドライブイン飛山は少し昭和の香りがする施設。レストランと土産物店を兼ね備えており、広い駐車場があります。
土産物店には、筋骨めぐりのルートマップが描かれたパンフレットが置かれています。筋骨めぐりをするなら是非ともゲットしておきたいところ。また、筋骨めぐりのガイドを申し込むこともできるようです。ガイドを申し込む場合は、各自で観光案内所に電話をかけることになっています。
レストランでは飛騨牛や郷土料理の鶏ちゃんを取り扱っているので、筋骨めぐりの後には食事をするのも良いかもしれないですね。
筋骨めぐりの所要時間
僕は、パンフレットで紹介されたルートのうち、3分の2程度を巡ったのですが、約1時間かかりました。ゆっくりと写真を撮りながら周ったので、あっという間に時間が過ぎてしまったのです。
なお、団体客用の筋骨ツアーの所要時間は90~120分なんだそう。途中には買い物をする場所もあるので、じっくりと巡るとこのくらいの時間は必要なのでしょう。
いずれにしても、腰を据えてゆっくりと歩き回りたいものですね。
迷路のような路地、“筋骨”を歩いてみた
さて、ドライブイン飛山から筋骨めぐりに出発しましょう!ドライブインにて入手したルートマップを頼りに市街地の方へ進んでいきます。
ここで告白しておくのですが、僕はルートマップどおりに巡ることができませんでした…。
だって、最初の筋骨への入口がこれなんですよ!初見殺しにも程があるでしょう!僕は、上のストリートビューで示した道の、奥側から手前に向かって歩いてきたので、筋骨の入口が生垣の陰になっており、完全にスルーしてしまいました…。
…というわけで、いきなりルートミスをしてしまったのですが、正しく辿れなくても筋骨めぐりは楽しめますので、ご安心ください。
国道41号線沿いにあるドライブイン飛山から飛騨金山駅の方へ向かって歩いていくと、古い建物が建ち並ぶ通りと交差します。これが飛騨街道で、この街並はかつての宿場町でした。
筋骨めぐりのハイライトとも言うべきメインの筋骨は、この飛騨街道と、その西側に並行している劇場通りの間にあります。
ルートマップを片手に飛騨街道、劇場通りを歩いていると、筋骨への入口を何ヶ所か見つけることができました。注意して歩いていないと、見落としてしまいそうな程、目立たない入口ですね。他人様の家の勝手口に続いていそうな小道ですが、観光用のルートマップにも描かれているれっきとした公道です。
入っていってみましょう!
こちらが飛騨金山の筋骨です!
家と家の隙間、時には渡り廊下の下をくぐりながら伸びる細い路地。人一人分の幅しかなく、身長が高い人は体勢を低くしないと頭をぶつけてしまうような場所もあります。「本当にココを通っていいの?」というドキドキ感と迷路を歩いているかのようなワクワク感を同時に楽しむことができます。
このような度肝を抜かれるような建造物もあります。上に行くに従って、せり出してくる異形の建物。何とも迫力があるこの建物は、パンフレットによると「ハウルの動く城」と呼ばれているのだそう。ジブリ映画はあまり見たことがないのですが、言いたいことは何となく分かりますね。
なお、「ハウルの動く城」の周辺は開けた土地になっており、小さな畑と花壇があります。この場所は「きんこつファーム」と言います。
別の筋骨に入っていくと、そこには湧き水がありました。
コンクリートによっていくつかに仕切られていますが、一番上流側から
①飲み水専用
②冷やし物専用
③食器・野菜洗い専用
④洗濯用
というように、用途が決められているようです。
こちらは共同の湧き水。このように、筋骨は地域住民の生活の場として、重要な役割を担っているようですね。
筋骨だけじゃない!レトロな建物に注目!
飛騨金山の魅力は筋骨だけではありません。筋骨めぐりのルート上には、数々のレトロな建物も待っています。そういった建物を巡るのも、筋骨めぐりの醍醐味です。
例えばこちらの銭湯。昭和末期まで営業していたものなのだそう。
こちらは奥飛騨酒造。創業300年だけあって、非常に渋い建物ですね。
資料館の見学、日本酒の試飲はできるそうなのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、酒蔵内の見学は休止中とのことです。
飛騨金山へのアクセス
車でのアクセス
■東海環状道の美濃加茂ICから国道41号線を通って約50分
■東海北陸道の郡上八幡ICから国道256号線を通って約1時間
先述しましたように、車で来た場合にはドライブイン飛山に駐車しましょう。
鉄道でのアクセス
鉄道で訪れる場合は、高山本線の飛騨金山駅が玄関口となります。
飛騨金山駅までは、
■岐阜から特急ひだで約55分
■岐阜から普通列車で約1時間30分
■名古屋から特急ひだで約1時間15分
ただし、特急ひだは飛騨金山駅を通過する列車もあるため、ご注意ください。
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|投稿:2021.04.12 | 最終更新:2021.04.12 |カテゴリ: 岐阜県