鳥海山麓で湧き出す神秘的な滝、元滝伏流水 駐車場・アクセス情報も紹介(秋田県にかほ市)
秋田県と山形県の県境に聳える鳥海山。標高2236mの火山で、その標高の高さもあってか、非常に目立つ山です。
火山と言えば水が染みやすい地質故、地下水が豊富にあり、麓には湧水が分布していることが多いです。鳥海山もまた例外ではなく、以前紹介した山形県遊佐町の丸池様など、麓に多くの湧水があります。
今回紹介する秋田県にかほ市の元滝伏流水もまた、鳥海山が生み出した湧水のうちの1つ。元滝伏流水は、その名のとおり、鳥海山の伏流水が滝となって流れ落ちる珍しい場所です。訪れてみたところ、非常に幻想的な風景が待っていました。
この記事では元滝伏流水の素晴らしさ、駐車場や遊歩道、アクセス情報についてお伝えしたいと思います。
溶岩の縁から染み出す幻想的な滝、元滝伏流水
こちらが元滝伏流水です!
斜面から水が流れ落ち、川に注いでいます。流れ落ちる大量の水は、全て地下水。鳥海山の山頂付近に降った雨や雪が地中に染み込み、10~20年という長い時を経て、この場所から湧き出しているのです。
落差は5m程ですが、横幅が広く、なんと幅30mもあるそうです。水温は1年を通じて10度程度に保たれています。
その冷たい水温故、外気温が高い夏場には一帯に霧が発生します。この写真は、8月中旬の午前10時頃に訪れた時のものですが、川面に薄い霧が立ち込めていました。
これが非常に幻想的なんです。霧と日光が織り成す光のアート、「光芒」を撮ることができました。
この時、普段撮影に使用しているデジカメが故障しており、スマートフォンのカメラしかなかったことが悔やまれます…。
水温が低い滝の周りは、空気までもがヒンヤリとしています。暑い夏場には絶好の避暑地だと思います。
元滝伏流水の駐車場
元滝伏流水の駐車場は20~30台が停められるほどの広々としたもの。
公衆トイレと自動販売機が設置されています。駐車場より先にはトイレや飲み物を買える場所はないので、こちらで済ませておきましょう。
元滝伏流水への遊歩道
元滝伏流水は、駐車場から約700m散策道を歩いたところにあります。時間にして約10分です。
しばらくは写真のような、用水路にそった平坦な道が続きます。元滝伏流水の辺りから取水しているため、非常に綺麗な水が流れています。
駐車場から7~8分歩くと、渓流沿いの道となります。ここまで来れば、元滝伏流水はもうすぐ。
苔むした石がゴロゴロと転がる美しい渓流を横目に上流を目指します。この辺りからは所々アップダウンや階段が出てきます。木の根が張り出している箇所もあるので、足元に注意しながら進みましょう。
元滝伏流水へのアクセス
車でのアクセス
■日本海東北自動車道の象潟ICから県道58号、131号線等を経由して約10分
※ICから「鳥海山」、「元滝」と書かれた方へ進んでいけば、駐車場に到着します。
バスでのアクセス
■JR羽越本線の象潟駅からにかほ市コミュニティバス上郷・小滝線に乗車し、30~40分。「象潟病院前」停留所で下車。バス停から元滝伏流水までは徒歩で約15分。
※本数が少ない(土日は4.5往復)ので、事前に時刻を調べておきましょう。
【参考】にかほ市公式HP(TOP>生活と環境>道路と交通)
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|投稿:2021.06.08 | 最終更新:2021.06.08 |カテゴリ: 秋田県