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断魚渓 魚をも遮断する大迫力の渓谷 仮設の遊歩道・駐車場の情報も(島根県邑南町)

断魚渓

島根県の西部、広島県との県境に位置する邑南町。中国山地の真っ只中にある自然豊かなこの町に、「断魚渓」というなかなかナイスな名前の景勝地があります。




断魚渓…。魚を断つ渓(たに)。

断魚渓は、中国地方を代表する大河、江の川の支流である濁川に位置しています。如何にも谷が狭く、流れが激しそうな名前ですね。2021年の10月、実際に訪れてみたのですが、その名に恥じない程険しい谷でした。

この記事では、断魚渓の遊歩道に加え、駐車場などの情報についてもお伝えしたいと思います。






2021年現在 災害により遊歩道が通行止

まず初めにお伝えしておきたいことがあります。2021年現在、断魚渓の遊歩道は全てを歩くことができるわけではありません


断魚渓

こちらの地図をご覧ください。

現地に貼ってあった地図です。ご覧のように、赤線で示された当初の遊歩道は2017年(平成29年)から通行止となっています。原因は「雪害」とのこと。西日本ではありますが、この辺りは雪が多い地域故、雪による被害もあるということでしょう。

…というわけで、ほとんどの遊歩道が通行止。2021年現在、断魚渓へのルートは緑線で書かれた「仮設道」に限られています。その影響で、断魚渓の全てを見られるわけではないので、ご注意ください。


断魚渓の遊歩道の最新情報は、邑南町観光協会の公式サイトをご確認ください。




断魚渓の駐車場



断魚渓の駐車場を紹介します。断魚渓の近くには、広島市と島根県江津市を結ぶ国道261号線が通っていますが、駐車場があるのは国道の旧道。長さ1km以上の断魚トンネルでショートカットする現道に対し、旧道は濁川を見下ろす崖の上を通る曲がりくねった道です。


断魚渓

こちらが断魚渓の駐車場。ラインは引かれていませんが、何十台もの車が停められる広大な駐車場です。訪れた時は、私を含めて3台程の車しか停まっていませんでした。

駐車場には公衆トイレが設置されています。




断魚渓の遊歩道(仮設道)

断魚渓の遊歩道を紹介します。

先述したように、2021年現在、断魚渓の遊歩道は通行止となっているため、仮設道を通る必要があります。仮設道の入口は駐車場から南へ5分程歩いた場所。


断魚渓

仮設道入口までは舗装路を通って向かいます。この道はかつての国道261号線。現在は旧道となっており、専ら断魚渓へのアクセス路として利用されています。そのため交通量が少なく、歩きやすいです。


断魚渓

途中、眼下に断魚渓を望めるポイントも。目が眩むほど深い谷。飛沫を上げる急流が見えますね。かなり離れた場所からの眺めですが、凄い迫力。

川の流れの傍らには細い遊歩道が見えますが、残念ながらこの区間は通行止となっています。


断魚渓

駐車場を出発して約5分で仮設道の入口に到着しました。「仮設」ということですが、約4年間利用されているせいか、看板には年季が入っていますね。

谷底へと下って行ってみましょう!


断魚渓

仮設道とは言え、4年もの間観光客が行き来した道だけあり、意外としっかりとした山道です。ただ、柵などは設置されていないので十分に注意しながら通行しましょう。何度もヘアピンカーブを描きながら、どんどん谷底へと下っていきます。

行きは良いですが、帰り道の登りは少し大変でした。涼しい季節に訪れて良かった…。

仮設道の入口から約5分。断魚渓最大の見どころ、千畳敷に到着しました。




断魚渓最大の見どころ 千畳敷

断魚渓

こちらが断魚渓最大の見どころ、千畳敷です!

その名のとおり、大量の畳を敷くことが出来る程、広く平らな岩場が広がっています。川の浸食作用によって造り上げられた芸術品。素晴らしいですね。


断魚渓

さらに特筆すべき点と言えば、この部分だけ川幅がギュッと狭まっていること。狭い場所では1mもないでしょうか。大人であれば、簡単に跨ぐことが出来そうな程の狭さです!

これは魚が行き来することは難しそうですね。「断魚渓」とは上手く言ったものです。


断魚渓

断魚渓

川が狭まった部分には、シンプルな橋が架けられています。橋というにはあまりに簡素!ただの角材が岩の間に渡してあるだけのような…。最初は誰かが勝手に設置した橋なのかなと思いましたが、橋が置かれた岩が人工的に削られているし、橋には流失防止のためかチェーンが付いているので、正式に設置されたもので間違いないようです。

この橋は「通仙橋」という名前が付いています。今回訪れた時は、残念ながら通仙橋は通行止となっていました。調べてみると本来は角材2本分の橋なんだそう。1本が流失し、「幅が半分では危ない!」ということで通行止にされたんでしょうね。


断魚渓

今回はこの先へ進むことはできないので、千畳敷を楽しみました。千畳敷には、川底の石が岩を削ることによって造り出される甌穴が数多くあったりして、非常に興味深かったです。

全ての遊歩道の通行止が解除されたら、再訪してみたいものですね。




断魚渓へのアクセス

車でのアクセス

浜田道瑞穂ICから県道327号線、国道261号線等を経由して約20分

山陰道石見福光ICから県道32号線、国道261号線等を経由して約40分



バスでのアクセス

バスで断魚渓を訪れる場合は、山陰本線江津駅から路線バスを2本乗り継いで行く必要があります。

江津駅から石見交通の路線バス(江津川本線)に乗車し約1時間。「道の駅かわもと」停留所で下車。

②「道の駅かわもと」から、おおなんバスの路線バス(邑南川本線)に乗車し約10分。「断魚渓」停留所で下車。



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|投稿:2021.11.08 | 最終更新:2021.11.08 |カテゴリ: 島根県

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