十勝岳温泉 湯元凌雲閣 北海道最高所にある絶景露天風呂が自慢の宿に泊まってみた(北海道上富良野町)
北海道の中央部にある上富良野町。観光地として有名な富良野市や美瑛町の近くにある町ですが、この町には全国の温泉好きに人気の温泉宿があります。
それが今回する「十勝岳温泉 湯元凌雲閣」。
泉質の良さもさることながら、そのロケーションが人気の理由。この宿は標高1280mという、北海道で最も高い場所にある温泉宿なのです。
2021年8月。マイカーで北海道旅行に出かけたので、憧れの十勝岳温泉に宿泊しました。非常に素晴らしい宿でしたので、この記事ではその魅力をお伝えしたいと思います。
■この記事の目次
1.標高1280m!北海道最高所にある温泉宿、十勝岳温泉 湯元凌雲閣<
2.十勝岳温泉 湯元凌雲閣のお部屋
3.十勝岳温泉 湯元凌雲閣のお風呂
4.十勝岳温泉 湯元凌雲閣の食事
5.十勝岳温泉 湯元凌雲閣へのアクセス
1.標高1280m!北海道最高所にある温泉宿、十勝岳温泉 湯元凌雲閣<
2.十勝岳温泉 湯元凌雲閣のお部屋
3.十勝岳温泉 湯元凌雲閣のお風呂
4.十勝岳温泉 湯元凌雲閣の食事
5.十勝岳温泉 湯元凌雲閣へのアクセス
標高1280m!北海道最高所にある温泉宿、十勝岳温泉 湯元凌雲閣
今回宿泊したのは十勝岳温泉にある3軒ある宿のうちの1つ、「湯元凌雲閣」。
先ほども書きましたが、湯元凌雲閣は北海道内最高所、標高1280mにある温泉宿。大雪山系の真っ只中に位置し、十勝岳連峰が眼前に迫るという絶好のロケーションです。今回訪れた時は、残念ながら濃い霧が出ていましたが、遥か眼下の富良野盆地を見晴らすこともできるようです。
また、周辺は野生動物の宝庫。訪れた時、エゾシカやキタキツネを見かけました。そういった動物たちに会える可能性があることも、十勝岳温泉の魅力ですね。
それでは、次章以降で湯元凌雲閣のお部屋、お風呂、お食事などの情報を紹介していきたいと思います。
十勝岳温泉 湯元凌雲閣のお部屋
こちらが今回泊まったお部屋です。10畳の和室。バス・トイレは付いていませんが、洗面台は部屋の中に設置されていました。これは嬉しいですね。
そして窓の外にはこの絶景!私が泊まった部屋は十勝岳連峰側を向いた部屋。雄大な山々を望むことができました。もう少し雲が晴れていれば…。
この景色は、数ある日本の宿の中でも屈指のものなのではないでしょうか。
十勝岳温泉 湯元凌雲閣のお風呂
湯元凌雲閣のお風呂を紹介します。
お風呂は「大岩の湯」、「小岩の湯」という2種類の浴室があり、造りや趣きが大きく異なります。こちらは男女交代制となっており、毎日8:00と20:00に浴室入口の暖簾が入れ替えられるのだそうです。今回は、宿泊者の特権を生かして、両方のお風呂を堪能してきました。
大岩の湯
(写真は公式ホームページより)
こちらが大岩の湯です。
その名のとおり、浴室の中に巨大な岩がドンと鎮座しています。あまりに巨大なので、湯船が岩に侵食されてしまっている状態です。実は、この岩は宿ができる以前からこの場所にあったのだそう。まさに湯元凌雲閣のシンボル的な存在と言えるでしょう。
お湯も、巨岩のインパクトにも負けない強烈なもの。茶褐色…言い方は悪いですが、泥水のような色をしたお湯がかけ流されています。温泉に含まれる鉄成分が酸化し、このような色になっているのだそうです。
(写真は公式ホームページより)
内湯にはもう1つ語らなければならない湯船があります。
泉温32℃、無色透明なお湯がかけ流されている湯船です。「お湯」と呼ぶにはあまりに冷たく、水風呂と間違える人もいるかもしれないのですが、こちらもれっきとした温泉。入るときには冷たいですが、身体を沈めてしまうと非常に気持ちが良いです。酸性のお湯なので、少し肌がピリピリするのも特徴です。
温かい湯船と、交互に入ると良いと思います。エンドレスに入っていられますよ!
小岩の湯
(写真は公式ホームページより)
こちらが小岩の湯です。
大岩の湯とは違い、控えめな大きさの岩が湯船に配されています。岩がそこまで主張していないため、大岩の湯に比べて湯船が広いのが特徴です。
お湯は大岩の湯と同様、茶褐色のお湯と無色透明の冷泉の湯船の2つです。
露天風呂
次に露天風呂を紹介します。大岩の湯も凄いですが、湯元凌雲閣は何といっても露天風呂が人気です。
(写真は公式ホームページより)
こちらが湯元凌雲閣の露天風呂です!
十勝岳連峰を眼前に望む、絶景の露天風呂です。全国でも屈指の絶景露天風呂だと思います。標高が高く、外気温が寒いため、何時間でも入っていられそうな気持ち良さですね。
なお、大岩の湯、小岩の湯のそれぞれに露天風呂が付いているのですが、露天風呂もまた造りが違います。個人的におススメなのが小岩の湯の露天風呂。露天風呂には湯船が2つあるのですが、そのうちの1つは巨大な岩の陰に造られた湯船なんです。あまりに岩が巨大で、さながら洞窟風呂のような気分が味わうことができます。
このように、時間帯によって色々なお風呂を楽しめることができることが、湯元凌雲閣に宿泊することの醍醐味と言えるでしょう。
十勝岳温泉 湯元凌雲閣の食事
湯元凌雲閣の食事を紹介します。
夕食、朝食ともにロビーの隣にある食堂でいただきました。新型コロナウイルスの対策として、各テーブルにアクリルパネルが設置されていました。
夕食
今回は「かみふらのポークの和食膳」というプランを予約。地元上富良野町のブランド豚を満喫できる内容になっていました。
こちらが湯元凌雲閣の夕食です。
メインは中央にあるかみふらのポーク。ほうれん草で作られたソースがかけられていて、めちゃくちゃ美味い!
豚肉だけでなく、米、味噌、アスパラ、ミニトマト、ピーマンなど、上富良野町産の食材がふんだんに使われています。その他の野菜や魚も、北海道産のものが使われており、地産地消にこだわっているのが伝わってきました。
ビールも上富良野産。上富良野産のホップを使用し、上富良野で醸造された「忽布古丹ビール」というクラフトビールです。三種類の味があったのですが、ピルスナーをいただきました。「upopo」という名前が付いていますが、これはアイヌ語で「歌」を意味するそうです。
クラフトビール以外にも「ふらのワイン」や旭川の地酒「男山」、上富良野産のどぶろく「大地を醸せ」など、ご当地のお酒が揃っているので、色々と飲んでみるのも良いのではないでしょうか。
朝食
朝食はビュッフェスタイル。
ベーコンやサラダ、温泉卵、味噌汁など、定番の朝食メニューに加え、「子和え」、「イカの醤油漬け」、「とうもろこし」など、北海道らしいメニューも豊富です。
少しずつ、色々な料理が食べられるのが嬉しいですね。
十勝岳温泉 湯元凌雲閣へのアクセス
車でのアクセス
■上富良野町市街地から道道291号線を経由し、約25分
■道央道の旭川鷹栖ICから道道90号、国道237号線、道道291号線等を経由し、約1時間30分
■道央道の滝川ICから国道38号、道道851号、道道291号線等を経由し、約1時間40分
■道東道の占冠ICから国道237号、道道291号線等を経由し、約1時間40分
十勝岳温泉の手前は急坂です。冬期間は四輪駆動の車で訪れることがおススメです。
バスでのアクセス
■上富良野駅前から上富良野町営バス「十勝岳線」に乗車し、約45分。終点の「十勝岳温泉凌雲閣」停留所で下車。
【参考】上富良野町公式サイト(生活情報>上富良野町営バス路線の案内)
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|投稿:2021.11.15 | 最終更新:2021.11.15 |カテゴリ: 北海道