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千葉県の最南端、野島崎は灯台や遊歩道など散策が楽しめる岬だった(千葉県南房総市)

野島崎



今回は千葉県南房総市にある野島崎を紹介します。



上の地図をご覧ください。野島崎房総半島の最南端の地。また、千葉県さらには関東地方(伊豆諸島、小笠原諸島を除く)の最南端でもあります。




拡大した地図を見てみましょう。

野島崎は房総半島の南海岸から太平洋に向かってピョコンと飛び出している岬で、北を除く三方を海に囲まれています。そのため、房総半島屈指の絶景スポットとして有名です。また、このような特殊な地形故、日の出、日の入りの両方を見ることもできるようです。


今回は、冬の野島岬を散策してみたのですが、非常に見どころが多い岬だったので、その魅力をお伝えしたいと思います。






野島崎へのアクセス

まずは野島崎への行き方を紹介します。野島崎のある南房総市白浜地区は、鉄道が通っていないため、車かバスで訪れることになります。


車でのアクセス

富津館山道路富浦ICから国道127号線、県道86号線等を経由して約30分



バスでのアクセス

内房線館山駅からJRバス関東の路線バス安房白浜行きに乗車し、約40分。「野島埼灯台口」停留所で下車。


【参考】JRバス関東(TOP>一般路線バス)




野島崎の駐車場



野島崎の前を通る国道410号線沿いには、無料駐車場が点在しています。上のストリートビューで示した駐車場が、野島崎に最も近い駐車場ですが、僕が訪れた時は満車でした。


野島崎

今回は野島崎の東側にある、上の写真の駐車場を利用しました。岬までの距離は、先述した駐車場と大差ないと思います。

どちらの駐車場にも公衆トイレが設置されていました。




野島崎の見どころ 野島埼灯台

野島崎

野島崎を訪れたら、是非とも観ておきたいのが野島埼灯台。ちなみに地名としての野島崎とは「崎」の字が異なります(灯台は「埼」という字)。

房総半島の先端という重要な場所であるからか、明治2年には初代の灯台が建造されました。初代の灯台は、大正12年に発生した関東大震災により倒壊。その後、大正14年に再建された二代目が現在の野島埼灯台です。

このように、国内でも重要かつ歴史のある灯台であることから、日本の灯台50選、国の登録有形文化財に登録されています。

野島埼灯台は全国でも16ヶ所しかない「登れる灯台」の1つ。参観寄付金300円(小学生以下は無料)を支払うと、灯台に入場することができます。参観時間は時期や曜日によって異なります。

≪3~9月≫

平 日:9:00~16:30

土日等:8:30~17:00

お盆休:8:30~16:30


≪10~2月≫

平 日:9:00~16:00

土日等:8:30~16:00

※参観時間は2022年1月時点のものです。



野島崎

灯台の先端までは、ご覧のような螺旋階段で登っていきます。上までは約80段。最後は急な鉄階段になっており、また天井が低くなっているため、足元と頭上に十分に注意しましょう。


野島崎

こちらが野島埼灯台の踊り場から眺めた景色です!

眼下には房総半島の最南端である野島崎。ゴツゴツとした磯の向こうには雄大な太平洋が広がります。

なお、踊り場からは360度どちらの方角も眺めることが可能です。


野島崎

野島崎

野島埼灯台から東(上)、西(下)の方角を眺めてみました。どちらの方角も、南房総らしい美しい海岸線が続いています。高層ホテルが建ち並び、リゾートらしい雰囲気も味わうことができます。


野島崎

条件が良ければ、伊豆諸島の島々を見ることもできます。この日は伊豆大島利島新島三宅島を目視することができました。上の写真にもうっすらと写っています。


野島崎

灯台に登った後には、すぐ隣にある「きらりん館」に立ち寄ってみてください。ここは野島埼灯台の資料館のような施設。初代の野島埼灯台(右)や、それ以前に建てられた仮設灯台(左)の模型など、興味深い展示を見ることができます。




野島崎の見どころ 岬を一周する遊歩道

野島崎

野島崎をグルリと一周する遊歩道を歩くのもおススメです。海岸線に沿って、歩きやすい遊歩道が整備されており、気軽に散策することができます。犬の散歩をしている方もいました。

遊歩道沿いには是非立ち止まっていただきたいポイントがあったので、軽く紹介します。


伝説の岩屋

野島崎

遊歩道を歩いていると、「伝説の岩屋」という気になる看板が目に入りました。見てみると、何やら洞窟のような窪みがありますね。


野島崎

岩屋の中には物凄い形相のタコの像が。この像は、深海に棲むと言われているオオダコの海神。この辺りの海の豊漁を司るありがたい神様なのだそうです。

なお、元々この窪みは、この地を訪れた源頼朝が雨を凌いだ場所とも伝えられており、「頼朝公の隠れ岩」とも呼ばれているのだそうです。




房総半島最南端の碑

野島崎

岬の先端付近には「房総半島最南端の碑」がありました。

この場所から全国各地への距離も書かれています。同じ県内の千葉市までの距離が79kmであるのに対し、横浜市までは64km、伊豆大島までは53km。改めて房総半島と東京湾の大きさが分かる石碑だと思いました。


野島崎

ちなみに最南端の碑の辺りからは、野島埼灯台を真正面に望むことができます。個人的には野島埼灯台のベストビューポイントはこの辺りだと思います。




最南端のベンチ

野島崎

野島崎の先端には石碑の他にもう一つ見どころがあります。それが、岩礁の上に設置されたベンチ

遊歩道から外れた岩の上に、白いベンチが設置されています(波風に晒されているため、少し変色していますが…)。近づくためにはゴツゴツとした岩を登る必要があり、足元に注意する必要があります。

定番の記念撮影スポットらしく、カップルや家族連れが順番待ちをしていました。私は1人で訪れていたので、遠慮しておきました…。




野島崎は他にも見どころがたくさん

野島崎

今回は訪れなかった場所も含め、野島崎にはまだまだ素敵な見どころがあります。

例えば、野島崎近海の遊覧する野島崎海底透視船、漁師町に伝わる工芸品や生活用品などの展示がされている白浜海洋美術館などが挙げられます。

また、野島崎周辺には美味しい磯料理が食べられる飲食店や宿が軒を連ねているので、新鮮な地魚を味わうのもおススメです。


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|投稿:2022.01.09 | 最終更新:2022.01.09 |カテゴリ: 千葉県

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