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五島列島旅行記【序章】まずは五島列島の概要、行き方を紹介

五島旅行記

2022年のGW、長崎県の離島、五島列島を旅してきました。

五島列島と言えば、2018年に潜伏キリシタン関連遺産が世界文化遺産に登録され、近年旅行先として注目を集めている離島です。僕自身も以前から五島列島への憧れを強めていており、2020年のGWに五島列島への旅を計画していたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い断念。しばらく指を咥えて待っていたわけですが、今年、念願かなって初めて五島の地を踏むことができました。






五島列島とは

旅行記を書き始める前に、五島列島の概要を説明しておきます。今回の記事は、五島列島の概要とアクセス方法を説明する回なので、「知っているよ!」という方は読み飛ばしていただければ…。


五島旅行記

五島列島は長崎県西部、東シナ海に浮かぶ島々からなる列島。北東から南西に大小150以上の島々が点在しており、九州本土からは40~80km離れています。


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150以上ある島々のうち、有人島は27島(このうち野崎島は、住民登録をしている人はいるが、実質的には無人島)。

五島列島の南部に位置するのが五島市(ピンク色で示した島々)。五島列島最大の島、福江島は五島藩の城下町として栄え、名実ともに五島列島の中心の島です。福江島の北にあり、それぞれ世界遺産の教会を持つ久賀島奈留島も五島市。五島市は、これら3島とその周辺に点在する小さな島々で構成されています。

五島市は“下五島”と呼ばれますが、それに対して“上五島”と呼ばれているのが、黄緑色で示した新上五島町。五島列島で二番目に大きな島である中通島若松島などから成っています。

“上五島”よりもさらに北に位置しているのが小値賀町(水色で示した島々)。中心となるのは小値賀島。世界遺産にも指定されている野崎島もこの町に属しています。

五島列島最北の島である宇久島。この島は平成の大合併により、長崎県第二の都市、佐世保市の一部となりました(黄色で示した島々が佐世保市に属する島)。佐世保市の中心からは直線距離で55kmも離れており、「佐世保市」と言われてもあまりピンと来ないですね。今回は残念ながら宇久島には立ち寄ることはできませんでした。

おまけとして、中通島のすぐ隣にある平島江島。特に平島は中通島から4kmしか離れておらず、五島列島の一部のように見えますが、地理的には五島列島には含まれておらず、行政的にも遠く離れた西海市に属しています。




五島列島の魅力

五島へ行ったら教会を巡りたい

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五島列島の魅力として、誰もがまず思いつくのが、島内に点在する美しい教会。五島列島には50ヶ所を超える教会が点在しています。

16世紀から約2世紀半にわたり、日本国内ではキリスト教の信教が禁じられていました。キリシタンに対する厳しい弾圧も行われましたが、そんな中でも密かに信仰は受け継がれていました。明治時代になり禁教令が解かれ、五島列島の各地で教会が建設されることとなります。

長きにわたった禁教を乗り越え、建てられた教会は、どれも荘厳で美しいものばかりです。歴史的背景を知ってから見る教会は、より素晴らしく見えるので、訪れる前に下調べをしておくのがおススメです。




美しい五島の海を心行くまで楽しもう

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美しい海もまた、五島を旅する上での楽しみの1つ。

五島列島は典型的なリアス式海岸で、山がちで複雑な海岸美を楽しむことができます。海の色も筆舌に尽くしがたい美しさ。こればかりは天気に左右されてしまうのですが、お天気に恵まれたら五島の海をボーっと眺めながら旅するのが良いと思います。最高の贅沢ですよ。




五島のグルメも堪能したい

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五島はグルメも魅力的。

椿油を塗りこんだ五島うどんが有名ですが、他にも押さえておきたいグルメが目白押しです。五島牛キビナ(キビナゴ)、ヒラス(ヒラマサ)などといった新鮮な魚介類、クジラ料理など、魅力的な食材や料理が数多く存在します。

特に衝撃的だったのがハコフグを使った郷土料理「かっとぽ」(写真右上)。見た目のインパクトも凄いですが、非常に美味しい料理なので、是非食べてみてください。




五島列島への行き方

五島列島へのアクセス方法について紹介します。島であるため、アクセスは基本的に船になります。エリアによってアクセスが異なるので、エリア別に紹介していきます。


五島市(下五島)へのアクセス

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五島市への玄関口は、福江島にある福江港

長崎港から1日数便(時期によって変動)のフェリーまたはジェットフォイルが出ています。なお、1日1便のみ、フェリーが奈留島にも寄港します。

【参考】九州商船


福岡県の博多港と五島の各島を結ぶ野母商船フェリー太古でもアクセス可能です。このフェリーは博多を深夜に出航し、後述する宇久島や小値賀島、上五島に寄港しつつ、翌朝に福江島に到着します。値段も安く、寝ている間に五島まで移動できるのが嬉しいですよね。

【参考】野母商船


値段は高くなってしまいますが、飛行機でアクセスするのも一つの手。福岡空港と長崎空港から、福江空港までの便があります。今回は休暇があまり確保できず、日数が足りなかったので、福岡空港から飛行機を利用しました。



下五島には福江島以外にも多くの島がありますが、基本的には福江島から別の船に乗り継いで訪れる形となります。下五島の各島を旅する場合は、福江島を拠点にすると良いでしょう。




新上五島町へのアクセス

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上の地図をご覧ください。新上五島町へのアクセスはかなりややこしいです。

玄関口は中通島なんですが、五島列島と九州本土を結ぶ船が発着する港が、中通島のあちこちに点在しているんです。その数なんと5ヶ所。しかもそれぞれの港が結構離れており、船を運航する会社もバラバラ。まとめると以下のとおりとなります。

①長崎市から上五島へ向かう場合

 ■長崎港から九州商船の高速船で有川港

 ■長崎港から九州商船のフェリーまたはジェットフォイルで奈良尾港

 ■長崎港から五島産業汽船の高速船で鯛ノ浦港


②佐世保市から上五島へ向かう場合

 ■佐世保港から九州商船の高速船またはフェリーで有川港へ。

 ■佐世保港から崎戸商船のフェリーで友住港へ。


③福岡市から上五島へ向かう場合

 ■博多港から野母商船のフェリーで青方港


【参考】

 ■九州商船

 ■五島産業汽船

 ■野母商船

 ■崎戸商船(西海市のHP)


どのようにアクセスするかは、出発地をどこにするか、上五島での拠点をどこにするか、何時ごろに上五島に着きたいか等によって変わってくるので、計画をよく練る必要があります。選択肢が多すぎるのも大変ですね…。

なお、新上五島町には上五島空港がありますが、2022年現在定期便はないため、飛行機でのアクセスは不可能です。

新上五島町にある中通島以外の島は、全て橋で繋がっています。しかし、路線バスでアクセスできない島もあるので、色々な島を巡るのであればレンタカーがおススメです。




小値賀町、宇久島へのアクセス

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小値賀島にある小値賀港、宇久島にある宇久平港が玄関口となります。

佐世保港から九州商船の高速船とフェリーが、博多港から野母商船のフェリーがそれぞれ運航されています。どの便も小値賀島と宇久島の両方に寄港します。

小値賀島、宇久島の周辺にある小さな離島へは、小値賀町営船佐世保市営船を利用することになります。




今回の旅の概要

今回はGWを使い、5泊6日の日程で五島列島を南から北へ旅してきました。


五島旅行記

日程、1人分の経費はご覧のとおりです。「もう少し時間がとれれば…」、「もう1日長ければ、この島も行けたのに…」という心残りも少しはありますが、非常に満足な旅行になりました。

詳細は次回以降、お伝えしたいと思います。これから五島列島を旅する方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

五島列島旅行記【1-1】ORC(オリエンタルエアブリッジ)で福岡から福江へ

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|投稿:2022.05.21 | 最終更新:2022.05.27 |カテゴリ: 旅行記

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