神威脇温泉保養所 奥尻島にある激渋温泉に入ってみた(北海道奥尻町)
北海道南西部にある離島、奥尻島。奥尻島の西海岸に、島内唯一の温泉施設があります。
それが、今回紹介する神威脇温泉保養所。
この温泉、島唯一の温泉施設というだけでなく、泉質や雰囲気も抜群で、非常に魅力溢れる温泉施設なのです。今回はお盆休みを利用して北海道を周り、さらには奥尻島まで足を伸ばしました。
温泉ファンにも人気が高い神威脇温泉保養所、噂に違わぬ名湯だったので、ご紹介したいと思います。
神威脇温泉保養所の概要
北海道南西部、渡島半島の約20km沖にある奥尻島。神威脇温泉は島の西海岸沿いにあります。
こちらが神威脇温泉保養所。1978年にオープンした温泉施設です。
奥尻島は、1993年に発生した北海道南西沖地震による津波により、壊滅的な被害を受けました。この温泉施設のある神威脇地区にも高さ6mの津波が押し寄せたのだそうです。今回訪れた神威脇温泉保養所の建物は、当時の津波にも耐えた建物。確かに非常に年季の入った建物です。
料金は比較的リーズナブル。大人420円、子供160円で入浴可能です。9:00~21:00と、営業時間が長めなのも嬉しいですね。
温泉自体は漁港の目の前に立地しています。海に面しており、背後には険しい山が迫るという非常に険しい場所です。
神威脇温泉に入ってみた
さて、早速温泉に入っていきましょう。暖簾を潜ると、どこか懐かしさを感じるロビー。入口で、受付のおじさんに入浴料金を支払います。
おじさん曰く「お風呂は1階と2階にあるからどっちに入っても良いよ。1階は45度で結構熱い。2階は43度なので、そっちの方が良いかも。」とのこと。なんと、浴室が2つあるんですね。まずはおススメの2階の浴室に行くことにしましょう。
2階の温泉
まずは、湯温が低い方の2階の浴室へ。懐かしさ漂う廊下を抜け、階段で2階に上がると、男女別の浴室があります。
こちらが2階の浴室。
四角形の湯船が土色のお湯で満たされています。光の加減によっては少し緑がかって見えることもありますが、いずれにしても珍しい色のお湯。もちろん源泉かけ流しです。温泉成分の影響か、湯口や浴室の床は茶色に変色してしまっています。
浸かってみると、少し熱め。とても気持ちの良いお湯です。お湯の成分のせいか、浸かっているとどんどん身体が温まってきます。うっかり長湯をすると、あっと言う間にのぼせてしまうでしょう。小さな窓があったので、外の風に当たりながら入浴しました。ちなみに窓からは漁港と海を望むことができますよ。
なお、浴室には洗い場があり、シャンプーとコンディショナー、ボディソープが完備されています。外観の渋さと入浴料の安さから、アメニティの用意がないと思っていましたが、良い意味で裏切られました。
1階の温泉
せっかくなので、1階の温泉にも入ってみました。こちらには誰も入っていませんでした。夏なので、やはり温度が低い方の浴室の方が人気があるのでしょうか。
2階に比べると、浴室も湯船も1回り小さめ。こちらもまた、土色というかお茶のような色をしたお湯がかけ流されています。浸かってみると、確かに熱い!しかし我慢できない程ではないので、気合で身を沈めました。
不思議なもので、1度浸かってしまうと熱さをそれ程感じないもの。こちらもまた、気持ちよく入浴させていただきました。
なお、洗い場とアメニティは1階の浴室にも完備されていました。
神威脇温泉保養所へのアクセス・駐車場情報
車でのアクセス
■奥尻港から道道39号線等を通って30分。
■奥尻空港から道道39号線等を通って20分。
駐車場はそれ程広くはなく、6~7台分くらいだと思います。
バスでのアクセス
■奥尻港フェリーターミナルから奥尻町有バスに乗り、約1時間。終点「神威脇」停留所で下車。
ただ、温泉の営業時間に限るとバスは3往復しかなく、さらには10分程で折り返してしまうため、バスで訪れるのはなかなか大変だと思います。
【参考】奥尻町(トップ>暮らし>道路・交通情報・自動車)
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|投稿:2022.09.04 | 最終更新:2022.09.04 |カテゴリ: 北海道