五島列島旅行記【3-4】滞在時間3時間の奈留島ドライブ
2022年5月5日(木) |
五島列島旅行3日目。
お昼過ぎに五島市北部にある奈留島に到着しました。奈留島をゆっくり満喫したいところなのですが、本日の宿は奈留島のお隣の中通島にあります。船の時間の関係上、奈留島での滞在時間は3時間足らず。十分な時間とは言えませんが、可能な限り楽しんでいくことにしましょう。
江上天主堂 シンプルかつ可愛らしい外観を持つ教会
冒頭で「滞在時間3時間」と言いましたが、昼食を食べ終わった時点で残りの滞在時間は2時間ちょっと。複雑な海岸線を持つ奈留島の全てを見ることは到底できません。主要なスポットに絞っていく必要があるでしょう。
まずは世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する遺産の1つ、江上集落にある江上天主堂を目指すことにしました。江上集落は、島の中央部から北西に伸びた半島の先端近くにあり、港からは約8km離れています。
14:50
こちらが江上天主堂です!
クリーム色を基調とし、ワンポイントとして水色とオレンジ色があしらわれたシンプルな教会。全体的に優しく、淡い色で統一されているのが特徴です。こちらの教会は、1918年、江上集落の住民がキビナゴ漁で得た資金で造られたのだそう。2001年に外観の改修を行ってはいますが、100年以上も前に建てられた教会が現在も大切に使用されています。
近くに谷があり、周囲を水が流れることもあるため、教会は高床式になっています。その他にも腐食防止や虫除けなどの工夫がなされているのだそうです。
そんな素朴な江上天主堂ですが、奈留島を代表する観光地。教会の近くには観光バスも停められるような広大な駐車場や公衆トイレもあります。駐車場に困るといったことはなさそうですね。
ノコビ浦の防風堤 奈留島西海岸の絶景が楽しめ穴場スポット
15:10
続いて訪れたのが、江上天主堂の近くにあるノコビ浦の防風堤。こちらはガイドブックやパンフレットなどにも書かれることが少ない穴場。Googleマップでその存在を知り、気になったので立ち寄ってみました。
こちらがノコビ浦の防風堤。島のくびれた部分を埋めるように造られたダムのような堤です。江上集落へと向かう遠命寺トンネルを建設した時の残土を再利用し、島に吹き付ける北風から集落を守るために造られました。
この防風堤の上から眺める景色が素晴らしいのだそうです。
防風堤に登るための道はこんな感じ……。草に覆われた、今にも消えそうな階段。
ただ、距離は短いのでそこまで苦労せずに登ることができました。
ノコビ浦の防風堤の上から見た絶景。
奈留島の西海岸のダイナミックな景色を一望することができます。眼下に見えている湾が「ノコビ浦」と言うのだそうです。
防風堤の上ということで、かなりの突風が吹いていることもあるそうですが、訪れた時は穏やかなものでした。ホッとしたような、残念なような…。
奈留千畳敷 奈留島随一の景勝地
15:50
船の出港時刻である16:30が迫ってきたので、港の近くに戻ってきました。寄れるとしたら残り一か所かな…。
…というわけで奈留港から程近い場所にある奈留千畳敷に立ち寄りました。
こちらが奈留千畳敷(別名「舅賀島千畳敷」)です。
日本各地に「○○千畳敷」という景勝地があります。畳が千枚敷けそうな程、広くて平坦であることから「千畳敷」と名付けられるわけですが、確かに真っ平らな岩が広がっていますね。
奈留千畳敷の特徴としては、満潮時には道が水没してしまい、辿りつくことができなくなるという点。訪れる場合は、潮の干満を調べておくことをおススメします。
さらば、奈留島
13:45に奈留島についてから約2時間45分。時間はあっと言う間に過ぎ、奈留島を離れる時がやってきました。
急いで奈留港に戻ります。大急ぎでレンタカーを返却し、船のチケットを買い、福江島からやってきた「ニューたいよう」に乗り込みました。時間がギリギリになってしまい、お土産を買いそびれてしまいました…。やはり3時間足らずの滞在では、少し無理がありましたね…。
16:30
「ニューたいよう」はゆっくりと奈留島を離れました。
あっと言う間だった奈留島の滞在。再訪するとしたらもっと長い時間をかけて巡りたいものですね。
次回、旅の舞台はいよいよ上五島に。船とバスを乗り継いで中通島の有川を目指します。

五島列島旅行記【3-5】「ニューたいよう」と「西肥バス」を乗り継いで上五島へ
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|投稿:2022.09.11 | 最終更新:2022.09.16 |カテゴリ: 旅行記