五島列島旅行記【3-6】有川の居酒屋「味彩」にて上五島の郷土料理「かっとっぽ」を食べる
2022年5月5日(木) |
五島列島旅行3日目。
日暮れ間際に今夜の宿がある中通島の有川に到着しました。本日は上五島の名物を食べるため、夕食は居酒屋で食べることに。
やってきたのは、有川港近くにある「味彩」さん。全体的にシャッターが下りた店が目立つ有川市街地。長期連休中で、たまたま休みだったお店もあるかもしれませんが、少々寂しい光景です。
さて、今回お邪魔した「味彩」さんは、クジラ料理を初めとし、上五島の郷土料理を取り扱っている居酒屋。居酒屋と言ってもガヤガヤとした雰囲気はなく、どちらかというと小料理屋、割烹といった雰囲気。落ち着いて料理やお酒を楽しむことができます。
まずは刺身盛り合わせとキビナ唐揚げ。
さすがは上五島。刺身が新鮮でめちゃくちゃ美味しいです。ブリ、ハガツオ、ヒラメなどが盛られていました。
福江でキビナの天ぷらをいただきましたが、こちらでは唐揚げ。個人的には天ぷらの方が好みでしたが、こちらも美味しかったです。ビールにも焼酎にも合う一品です。
かっとっぽ。
衝撃のビジュアル!この料理が食べたいがために、この店に事前に予約をしておいたのです。
かっとっぽは上五島の郷土料理。ハコフグを使った料理です。基本的には冬の料理なのですが、「味彩」さんでは冷凍保存したものを年中提供しているようです(ない場合もあるので、要確認)。
ハコフグの腹の中には、味噌で味付けされたフグの身やタマネギが入っており、それをほじくりだしていただきます。
見た目は強烈ですが、優しいお味。ちゃんちゃん焼きに近いでしょうか。酒だけではなく、ご飯も進みそうです。
続いては、懐かし有川の揚げ物セットと五島美豚ハムサラダ。
揚げ物セットには鯨串カツ、ギョロッケ(魚ミンチカツ)、コロッケの3点が付いてきます。鯨串カツは思いのほか柔らかくてジューシー。味付けがしてあり、臭みはありません。ギョロッケはプリっとした弾力があって絶品でした。
五島美豚ハムサラダは五島列島のブランド豚を使ったハムが入っています。ハムはしっとりとした食感で、塩気が効いていてジューシーでした。
この辺りで、ビールから焼酎にスイッチ。「五島灘」の芋をいただきます。ややクセはありますが、個人的には大ヒット。料理との相性も抜群です。
上五島は鯨料理も有名。特にここ有川は、捕鯨の基地として知られており、「味彩」でも様々な鯨料理が味わえます。刺身だけでも色々な部位があり、迷いますね…。
迷った挙句、鯨刺身(赤身)をオーダー。
珍しい部位にも挑戦しようと思ったのですが、勇気が出ず、一番クセが無さそうな赤身を選びました。半分凍ったまま提供される鯨の赤身。九州独特の甘い醤油と生姜を添えていただきます。口に入れた瞬間にすっと溶けて、柔らかな舌触りが楽しめます。
これは美味いなー。
最後に水イカ一夜干しと素うどん。
水イカの旬が5月だと聞いたので、注文しました。水イカの一夜干しは上五島の名物なんだそう。程よい柔らかさが残っており、ジューシー。
そして〆の素うどん。勿論麺は五島うどんです。最後は細めでツルツルとした喉越しの五島うどんで締めました。
「味彩」。味が良いだけでなく、上五島の幸が沢山食べられ、素晴らしいお店でした。
次回は五島列島旅行4日目。若松島やその周辺の島々を巡ります。

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|投稿:2022.09.21 | 最終更新:2022.10.06 |カテゴリ: 旅行記