五島列島旅行記【4-2】土井ノ浦教会と桐教会
2022年5月6日(金) |
五島列島旅行4日目。
中通島の有川をレンタカーで出発し、橋や堤防道路を渡り、日島までやってきました。日島は行き止まりにある島なので、来た道を戻り、若松島、中通島を巡っていきたいと思います。
土井ノ浦教会 漁村を見守る教会とキリスト像
10:20
日島から来た道を引き返し、有福島、漁生浦島を経て若松島まで戻ってきました。若松島にも魅力的な教会があると聞いていたので、島の南部にある土井ノ浦教会に立ち寄ってみました。
教会の下に数台分が停められる駐車場があります。
こちらが土井ノ浦教会です。
今まで五島列島で見てきた教会とは趣が異なるスタイリッシュでシンプルなデザイン。純白の壁が、青空に映えますね。
土井ノ浦教会は、大正時代に中通島にある大曾教会の建物を移築、建造されました。昭和35年、平成9年に改修が施され、現在に至っています。正面を見ると近代的に見えますが、内部は建設当時の素朴さを残しているのだそうです。
土井ノ浦教会と言えば、キリスト像。
両手を広げたキリスト像が土井ノ浦港と集落を見守るように建っています。教会が住民たちの心の拠り所となっていることが垣間見える光景です。
桐教会 美しい教会と信じられないほど青い海
土井ノ浦教会を訪れた後は、若松大橋を渡って中通島に戻り、桐教会へ向かうことにしました。桐教会は国道から外れた海岸沿いの桐地区にあるため、くねくねと曲がりくねった町道を通って向かいます。国道と違って道幅も狭く、走りにくい道ですが、その分美しい入り江や漁村風景が楽しめる道です。
10:55
こちらが桐教会です!
桐教会は海を見下ろす高台にある教会。町道沿いにある駐車スペースに車を停めて、階段を登っていくと到着します。
桐教会は明治30年に建造されました。現在の建物は昭和33年に改築されたものなんだとか。スラっとした鐘塔が印象的な教会です。
そしてこちらが教会からの眺望!
教会自体も素晴らしいですが、桐教会から眺めた海の美しさは五島列島一と言っても過言ではないでしょう。この辺りは小さな島が密集する海域。目の前の海は一見川のように見えますが、島と島に挟まれたれっきとした海なんです。さらにはこの青さ。言葉で表せないほど美しい海です。
事前に桐教会から眺めた海の評判は聞いていたのですが、上五島の中でも特に訪れたい場所の1つでした。「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」という番組にも登場しており、この美しさに出川さんが感動するシーンがあったことをよく憶えています。
ちなみに、桐教会周辺の海はクルージングのコースにもなっているようで、観光客を載せた船が通っていました。海から見る桐教会も良さそうですよね。
桐ノ小島へ上陸
実は、桐教会のすぐ近くにも離島があります。それが桐ノ小島です。
上の写真でも示しましたが、桐ノ小島があるのは中通島の桐集落の目と鼻の先。中通島との間にある海峡の幅は約10mしかなく、海峡ではなく川と見間違えてしまいそうな程。そんなウッカリ通り過ぎてしまいそうな島ですが、4世帯7名が暮らす、れっきとした有人島。中通島との間には橋も架けられています。
橋が架かっているのであれば、上陸してみましょう。
こちらが桐ノ小島に渡る橋の上から撮影した写真。向かって左側が中通島、右側が桐ノ小島。本当に近く、泳いで渡れそうな程。数歩で橋を渡りきり、桐ノ小島上陸を果たしました。
桐ノ小島へ渡る橋からも、桐教会を望むことができます。
桐教会と桐集落、そして桐ノ小島。五島列島らしい風景がギュッと詰まっており、本当に素晴らしい場所でした。国道から外れており、少々行きにくい場所ですが、是非とも訪れて欲しい場所です。
次回は中通島の南の玄関口、奈良尾を巡ります。

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|投稿:2022.10.11 | 最終更新:2022.10.16 |カテゴリ: 旅行記