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松が下雅湯、足附温泉、地鉈温泉、憩の家 式根島の温泉を巡ってみた(東京都新島村)

式根島

東京都式根島。



東京都心から約150km、伊豆諸島に含まれる小さな島です。新島と2島で東京都新島村を構成しています。

式根島と言えば温泉が有名。島内には、日帰り入浴施設が1ヶ所、そして無料で入浴できる野湯が何ヶ所もあります。野湯の中には大潮の日しか入れない難易度の高いものもありますが、今回は比較的気軽に入浴可能な松が下雅湯足附温泉地鉈温泉、そして唯一の有料施設である式根島温泉憩の家を紹介したいと思います。






松が下雅湯 式根島の無料温泉の中では最もお手軽な温泉



式根島の野湯は島の南部に集中しています。まずは野湯の中でも最も気軽に入浴できる…、というよりも「野湯」というには設備が立派過ぎる松が下雅湯を紹介します。


式根島

松が下雅湯があるのは式根島港という漁港のすぐ隣。漁港の脇に「温泉入口」と書かれた表示があり、駐車スペースもあるので、車や自転車で訪れた方はここに停めるようにしましょう。上の写真にもあるとおり、漁港から先は自転車での乗り入れも禁止です。

ちなみに、後で紹介する足附温泉は、松が下雅湯の数百m奥にあるため、同じく式根島港前からアクセスするのが便利です。


式根島

こちらが松が下雅湯です!

漁港の脇の遊歩道を歩いていくと唐突に湯船が現れるので、予備知識がない方が来たら結構驚くと思います。まさに遊歩道のすぐ脇に湯船があるという状態。そして裏手には漁港があり、漁船が何隻も停泊しています。見ようによってはシュールな光景です。

かなりオープンな立地ですが、水着着用なので安心して入浴することができます。


式根島

式根島

松が下雅湯には全部で3つの湯船があります。残りの2つはとても広く、開放的で眺めも抜群。茶色に濁っているという個性的なお湯に浸かることができます。

湯船によって、また同じ湯船の中でも場所によって温度が異なるので、好みの温度の場所を見つけてみてください。


式根島

松が下雅湯には、男女別の更衣室があります。2~3人が入ったらいっぱいになってしまいそうな程小さな更衣室なので、譲り合って利用しましょう。




足附温泉 岩場が湯船、ワイルドすぎる野湯



次に紹介するのは、足附温泉。松が下雅湯から徒歩2分程度の場所にある野湯です。舗装された道ではなく、ゴツゴツとした石が転がる道なので、近いからと言って入浴したままの格好(水着&裸足)では行けないのでご注意を。


式根島

こちらが足附温泉です!

非常にワイルド!ここが温泉だと知らなければ、ただの岩場にしか見えないでしょう。

こちらの温泉に入浴したい場合、タイミングが非常に重要。波打ち際に湯船があり、尚且つ湧出量がそこまで多くはないため、干潮の1~2時間前後が適温なのです。今回はその時間を狙って訪れたのですが、時期が11月だったということもあってか、多くの湯船がかなり温い状態でした。

それでも一部の湯船は熱すぎず、温すぎず、自然の湯船とは思えないほど気持ち良い温度で入浴することができました。お湯は無色透明。茶色のお湯が湧く松が下雅湯のすぐ近くに、色の違う温泉があるのは、なんだか不思議ですね。

なお、湯船の中に藻が発生しており、非常に滑りやすいので注意が必要です。


式根島

こんなワイルドな足附温泉ですが、すぐ近くに立派な公衆トイレ兼更衣室が完備されています。ちょっと着替えるスペースが狭いのが難点ですかね。僕が訪れた時は、貸切状態だったので、快適に使うことができました。

また、更衣室の建物の前にはシャワーがあります。藻で身体が汚れた場合でも洗い流すことが可能です。




地鉈温泉 険しい谷を抜けた先にあるワイルドな野湯



3つ目として紹介する野湯は、地鉈温泉。他の野湯2つに比べて知名度が高く、式根島の温泉と言えば地鉈温泉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。


式根島

こちらが地鉈温泉の入口。5台分の駐車場と駐輪スペースが用意されています。駐車場脇には公衆トイレもありました。

温泉はここから歩いて5分程です。


式根島

地鉈温泉は、その名の通り、地面を鉈で割ったかのような深い谷の進んだ先にあります。両側には垂直に近い崖が迫っており、凄い迫力です。また、駐車場と温泉との間には50m近い高低差があるため、急な階段を下りていく必要があります。行きは良いですが、帰りは少し大変ですね。


式根島

こちらが地鉈温泉です!

先ほど紹介した足附温泉と同様、波打ち際にある温泉。…というか、海と一体化しています。足附温泉は干潮時がおススメとお伝えしましたが、地鉈温泉は真逆。温泉の温度が非常に高いため、海水が程よく温泉と混ざり合う満潮の1~1時間半前後がおススメとされています。

地鉈温泉も、他の2つの野湯と同様に水着着用が義務付けられています。しかし、他の2ヶ所とは異なり脱衣所がありません。幸い、周囲は大きな岩がゴロゴロとしているため、岩陰でササッと着替えるか、あらかじめ水着を着てくるのが良いかと思います。


式根島

さて、温泉に入ってみましょう。あたりは、温泉っぽい色をした液体が溜まっている箇所が複数あり、「はて、どこから入ろうか」と目移りしてしまいそうな程。しかし、場所によって温度がかなり異なるので、まずは温度を確かめてから入浴することをおススメします(特に熱湯がボコボコと湧き出しているエリアがあるので、そういった場所には踏み入れないように要注意)。僕が入った時は、時期が秋だったからなのか、満潮の時間に近すぎたのか、かなり温い場所が多かったという印象でした。

それでも、適温の場所を見つけ、入浴。足元から熱めのお湯が供給されてくるのと同時に、海の方からは海水が流れ込んできて、同じ場所でも目まぐるしく温度が変わるという不思議な感覚。不快ということは全く無く、むしろのぼせることなく長く入浴できます。上手く説明できませんが、永遠にここに入浴していたくなるほど、気持ち良い温泉でした。

僕が訪れた時には「適温だったり温かったり」という感想でしたが、訪れるタイミングを少しずらすだけで印象が全然変わってくるのでしょう。色々な季節、色々な時間に繰り返し訪れたい温泉ですね。




式根島温泉憩の家 式根島で唯一の日帰り入浴施設



最後に、式根島で唯一の日帰り入浴施設、式根島温泉憩の家を紹介します。


式根島

憩の家は森の中に隠れるように存在しており、うっかりしていたら通り過ぎてしまいそうな目立たない施設。そんな憩の家ですが、200円(子供は100円)という格安のお値段で入浴することが可能です(しかもこのお値段でアメニティも完備!)。近くに住んでいたら、家の風呂には入らずにこちらに通ってしまいそうな程ですね。


式根島

こちらが浴室。内湯のみのシンプルな施設ですが、源泉かけ流しのお湯を楽しむことができます。源泉は地鉈温泉と同じで、少しお茶っぽい色に濁っているのが特徴。時間や天候の関係で地鉈温泉に入り損ねた方にもおススメしたい温泉です。とても温まるお湯で、気持ち良く入浴することができました。

また、200円という低価格にも関わらず、シャワーやシャンプー、ボディーソープが完備されていたのが嬉しかったですね。温泉巡りの〆に、こちらで身体を洗ってから宿に戻るのが良いのではないかと思います。




式根島の温泉巡りはレンタルバイクまたはレンタサイクルがおススメ

式根島は小さな島ですが歩いて周るには少し大きく、車で周るには道が少し狭いです。そのため、レンタルバイクレンタサイクルを利用するのがおススメです。レンタサイクルの場合、電動アシスト付き自転車も取り扱っているので、体力に自信が無い方でも安心して利用できるかと思います。


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|投稿:2022.12.11 | 最終更新:2022.12.11 |カテゴリ: 東京都

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