五島列島旅行記【6-2】さらば、五島列島
2022年5月7日(土) |
五島列島旅行6日目。
本日は最終日。五島列島南部の福江島から始まった五島列島の旅。久賀島、奈留島、中通島、若松島などを巡り、五島列島北部の小値賀島までやってきました。まだまだ巡っていないところもありますが、そろそろ帰る時間です。
9:45
1日借りたレンタカーを返却するため、小値賀港のターミナルに戻ってきました。今回お世話になったのは福崎レンタカーさん。「返却時はターミナル前の駐車場に停めておいてもらえれば良いよ、後で回収しとくから」とのこと。離島らしく、大らかな感じ。この感じは福江島や上五島ではあまり感じなかった素朴さかもしれません。
あわび館 小値賀港の近くでアワビのお勉強
10:05
帰りの船の出港まで時間があるため、小値賀港近くのあわび館を見学することにしました。
あわび館は、アワビやサザエの直売を行っているだけでなく、アワビ漁に関する展示などがされています。入館無料なので、ちょっと覗いてみることにしました。
吹き抜けの館内には、アワビの素潜り漁をする男性の姿!あまりにもリアルな人形だったので、二度見してしまいました。
1階が直売所、2階が展示室になっているようです。
こちらが2階の展示。アワビ漁に使用されていた漁具や漁の方法に関する展示を見ることができます。
かつては素潜り漁が主流だったようですが、現在の小値賀島ではアワビの養殖が盛んなようです。
展示として、アワビ料理の食品サンプルが並んでいたのは、なかなかシュールでしたね。
小値賀港にて帰りの船を待つ
10:30
小値賀港ターミナルに戻ってきました。こちらでお土産を買いつつ、帰りの船を待つことに。
元々、帰る手段としては、五島列島から博多港へ向かうフェリー太古を利用するつもりでした。しかし、ちょうどGW最終日である本日から約2週間はドックによる運休。やむを得ず長崎県佐世保市へ向かう高速船を利用し、佐世保からは鉄道を利用して福岡に向かうことにしたのです。フェリー太古は、毎年GW最終日からドックに入るようなので、GWに五島列島に出かける方は要注意です。
ちなみに小値賀港ターミナルには仮眠室があります。博多港発のフェリー太古が早朝4時台に小値賀島に到着するため、行き場のない利用者のために仮眠できるスペースが用意されているようです。仮眠室は男女別に分かれており、エアコンや毛布もあり、とても快適そう。
ターミナル内のお土産屋さんに小値賀島名産の落花生を使ったアイスがあったので、購入。船内でいただきましたが、控え目な甘さの中にも落花生の風味が感じられ、美味しかったです。
その他にもお土産として、小値賀産落花生を使ったピーナッツカレーも購入しました。
高速船「びっぐあーす2号」で小値賀島から佐世保へ
10:55
小値賀港に九州商船の高速船「びっぐあーす2号」が入港してきました。2艘の船を繋いだ双胴船という形状の高速船です。見るからに安定感のある船ですね。九州本土の佐世保市と中通島の有川、小値賀島、宇久島を結んでいます。
いよいよ6日間過ごした五島列島を離れる時。後ろ髪を引かれる思いでタラップを渡ります。
11:00
定刻より5分程遅れて、高速船「びっぐあーす2号」が小値賀港を離れます。
五島列島、また訪れたいですね。未踏の島がいくつもあるので、今回行けなかった島も訪れてみたいものです。
11:25
五島列島最北の島、宇久島の平港に寄港。
もう1日あれば宇久島訪問も出来たのですが、今回は休みをとることができませんでした。他の未踏の島と合わせて、次の機会に訪れてみたいですね。
宇久島を出港すると、もと来た航路を引き返すかのように南下。宇久島から佐世保へ直行する便もありますが、この便は中通島を経由して佐世保へ向かうようです。
途中、野崎島の西海岸付近を通過。前日歩いた野崎島の野首集落付近を望むことができました。
12:10
中通島の有川港に寄港。やはり中通島からの利用が多いようで、ここで多くの客が乗船しました。
中通島からは佐世保に向けてまっすぐ東へ。これで五島列島の地は見納めとなります。
しばらくは島も何もない海域を航行します。高速船の揺れが心地よく、佐世保に到着する寸前まで爆睡してしまいました。
13:35
目を覚ますと、九州本土、佐世保の街が目の前に迫っていました。軍港の街らしく、港には物々しい船が何艘も停泊しています。そして急な斜面に家々がビッシリと建ち並ぶ風景。佐世保らしい風景です。
13:45
小値賀島から3時間弱。長崎県第二の都市、佐世保に到着しました。五島列島から戻ってくると、大都会に感じられますね。
佐世保港があるのは佐世保駅のすぐ南側。岸壁沿いに歩いていくと5分程で駅に到着します。港と駅の間には「させぼ五番街」という複合商業施設があり、名物の佐世保バーガーやレモンステーキを食べられる店もあるため、ちょっと寄り道をするのもおススメです。
佐世保駅前の国道を歩いていると、非常に立派な教会がありました。この教会はカトリック三浦町教会。佐世保市を代表する建造物として知られています。
教会の前にある案内標識(青看板)には「五島(フェリー)」の文字。五島列島から約50kmも離れた九州本土に戻ってきましたが、五島列島の名残を感じることができました。
この後、佐世保駅から特急で博多へ。福岡空港から小牧空港、そして自宅がある長野県まで旅は続きますが、この旅行記はここで締めさせていただきます。五島列島があまりにも魅力的過ぎて、長々とした旅行記になってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございました。
五島列島旅行記 完
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|投稿:2022.12.25 | 最終更新:2022.12.25 |カテゴリ: 旅行記