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鮭の町、村上で鮭のフルコース「鮭料理八品」を食べた(千年鮭きっかわ 井筒屋@新潟県村上市)

鮭料理

新潟県最北の都市、村上市

市を流れる三面川には毎年鮭が遡上し、村上は古くから鮭の町として知られています。その歴史は古く、平安時代には京の都に鮭を献上しており、江戸時代には世界で初めて鮭の増殖に成功したのだそうです。

そんな鮭と共に歩んできた村上市には、百種類を超える鮭料理が存在します。今回は、鮭料理が食べられる村上市の名店を訪れました。

それが「千年鮭きっかわ 井筒屋」。

鮭料理が8品食べられるコースをいただいてきましたが、とても感動したので、この記事で紹介したいと思います。






鮭料理の名店 千年鮭きっかわ 井筒屋

鮭料理

今回訪れた「千年鮭きっかわ 井筒屋」(以下、「井筒屋」と呼びます)は村上市中心街に店を構える鮭料理の老舗。周囲は歴史がある建造物が建ち並ぶエリアで、井筒屋もまた、趣深い佇まいとなっております。

井筒屋は人気店であるため、事前に予約しておくのがおススメ。席の確保は原則として60分単位となっており、11時の開店時から、11時の部、12時の部という感じで時間で区切られています。


鮭料理

事前予約が無い場合は、直接店に行き、店の入口に設置してあるウェイティングボードに名前を書く必要があります。ボードを見る限り、1時間あたり4~5組しか受け入れていないようですね。僕は年末の11時半過ぎに訪れたのですが、幸運にも12時からの席を確保することができました。ウェイティングボードには氏名と人数に加え、注文するメニューも書いておく必要があるため、事前に決めておくとスムーズに受付ができるかと思います。

当日の予約方法は公式サイトにも書かれているので、事前に読んでおくことをおススメします。




千年鮭きっかわ 井筒屋のメニュー

井筒屋のメニューはこんな感じ。


鮭料理

鮭料理

鮭料理

店を訪れる方の多くが注文するのが鮭料理のコース八品のコースから始まり、値段によって十一品十四品十九品二十二品があります。季節によってはいくらがたっぷり乗ったはらこ丼がメニューに加わることも。こちらも気になりますね。


鮭料理

他にも単品メニューやアルコール飲料の取扱いもあります。日本酒に合う料理が多いので、鮭料理をつまみにチビチビと飲むのも良いかもしれません。




鮭料理八品を食べた

数あるコースから、今回は一番お手軽な「鮭料理八品」(3,025円)をいただきました。


鮭料理

最初に運ばれてきたのが「鮭の酒びたし」(右下)、「鮭の手まり寿司」(左下)、「鮭の白子の寒風干し」(上)。

鮭の酒びたし」は塩引鮭を1年かけて熟成させた料理。食べる前にお酒をかけて食べる習慣があることからこの名前が付けられました。デフォルトでは酒はかかっていないので、ドライバーの方も安心して食べることができます。食べてみると、旨味と塩味が凝縮しており、本当に日本酒が欲しくなる味でした。

鮭の手まり寿司」は鮭の生ハムで作られた手まり寿司。生ハムと言っても燻製はしておらず、塩だけで熟成させているようです。しっとりとして、とろけるような食感でした。

鮭の白子の寒風干し」は鮭の白子を合わせ味噌に漬けた後、2ヶ月間干し、さらに半年間低温熟成したもの。いくらのような味わいと、キャラメルのようなネットリとした食感で、病みつきになりそうな美味さです。


ちなみに料理が運ばれてくるたびに店員さんが丁寧に説明してくれるのがありがたいですね。


鮭料理

続いて「鮭の酒びたし皮 おどり焼き」、「鮭の塩引」。


鮭料理

まずは「鮭の酒びたし皮」を七輪で炙っていきます。すると、熱された皮があっと言う間に縮み、まるで網の上で踊っているような状態に!なるほど、それで「おどり焼き」というわけですね。炙った皮は、パリッとしつつも肉厚で弾力があり、香ばしくて美味しかったです。


鮭料理

鮭の塩引」も同じ七輪で炙っていきます。いやぁ、こんなの美味いに決まっていますよ。周囲のお客さんもほぼ同じタイミングで鮭を炙り始めているので、店内が香ばしい鮭の焼ける香りに包まれます。




鮭料理

鮭が焼き上がるタイミングで白米登場!ちょうどあなたを待っていたんですよ。

このご飯、後ほどお茶漬けにするようなのですが、まずは焼き上がったばかりの「鮭の塩引」と共にいただきます。これは美味い。程よく塩味が利いた鮭、当然米がモリモリと進みます。「鮭の塩引」は、粗塩に漬け、洗ってから2~3週間北西の風に晒すそうなんですが、村上の風に当たることで村上独自の味わいが出るのだそうです。

ちなみにお米は、村上市の隣の関川村の契約農家で作られたもの。つやつやで美味しいです。お茶漬けを待たずに、塩引鮭だけで一杯平らげてしまいそうですが、心配無用。ご飯は1回おかわりが可能なんです。


鮭料理

ご飯と同じ御膳に乗っている小皿も、全て飯泥棒。左から「鮭のかぶと煮」、「鮭の焼漬」、「鮭はらこの味噌漬」です。

鮭のかぶと煮」は甘じょっぱく煮込まれ、骨まで食べることができます。

鮭の焼漬」は焼いた鮭をタレに漬け込む村上を代表する家庭料理。しっとりとした食感で、かつタレが優しい味で美味いです。当然ご飯が進みます。

鮭はらこの味噌漬」は、非常に珍しいイクラの味噌漬。醤油漬けとは違い、少し固めでネットリとしており、甘みを少し感じました。これは美味い!ご飯にも酒にも合いそうな味でした。


鮭料理

最後にご飯をおかわりしてお茶漬け。米は土鍋で炊いているようで、おかわりのご飯には漏れなくおこげが付いてきます。これは嬉しいサービス。

先ほど焼いた「鮭の塩引」をご飯に乗せ、海苔や三つ葉をトッピングし、特製のお茶を注ぎます。村上は実は北限の茶どころとしても有名で、このお茶は村上産の番茶にカツオ出汁を加えたものなのだそう。塩引鮭の塩味に加え、カツオの旨味、お茶の香りが合わさり、非常に贅沢なお茶漬けになりました。


鮭料理

〆として、自家製の麹を使った甘酒をいただきました。ごちそうさまでした!

店を訪れる前は、「八品で足りるかな」と考えていましたが、十分に満腹になりました。次は他の料理も食べてみたいものですね。




系列店「千年鮭 きっかわ」でお土産を買うことも可能

鮭料理

井筒屋で鮭料理を堪能した後は、井筒屋の約200m南にある系列店「千年鮭 きっかわ」に立ち寄ることをおススメします。

こちらではお土産用の鮭料理を購入することができます。常温保存の商品が多く、さらには自宅への配送も受け付けており、旅行中の人にとっては嬉しいですよね。商品の種類が豊富なので、井筒屋で食べて美味しかった料理、井筒屋では食べられなかったけれど気になる料理など、選ぶのがとても楽しいですよ。


鮭料理

「千年鮭 きっかわ」では、実際に鮭を干している部屋を見学することができます。これは圧巻の光景…!部屋の中は鮭の香りが充満しています。これは一見の価値があるので、是非とも立ち寄ってみてください。


千年鮭きっかわ 井筒屋へのアクセス・駐車場情報

車でのアクセス

日東道村上瀬波温泉ICから約5分


店の向かい側に駐車場がありますが、縦に長い敷地であり、そこまでの広さがないため満車になりがちです。


鮭料理

満車の場合は、「千年鮭 きっかわ」の向かいにある駐車場を利用しましょう。こちらは10台以上停めることが可能です。


バスでのアクセス

■JR村上駅前から「まちなか循環バス」に乗車し、約5分。「小町」停留所で下車。


【参考】村上市(トップ>くらしの情報>公共交通)


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|投稿:2023.01.05 | 最終更新:2023.01.05 |カテゴリ: 新潟県

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