甑島列島旅行記【1-1】川内港から高速船で甑島里港へ
2022年7月17日(日) |
川内駅からシャトルバスで川内港へ
甑島列島へ向かう船は薩摩川内市にある川内港、いちき串木野市にある串木野新港から出ていますが、今回は川内港から向かうことにしました。理由は単純で、川内港を出港する高速船の方が出発時間が早く、早い時間に甑島に着くことができるためです。そのため、前日に薩摩川内市入りし、川内駅前にある東横INNに前泊しました。
川内港行きのシャトルバスは川内駅西口のロータリーから発着しています。「川内港シャトルバス」という表示に加え、ご丁寧に「甑島航路行のバス停はこちらです」というシールまで貼られていたので、迷うことはないでしょう。
8:00
シャトルバスに乗り込み、川内駅を出発します。川内駅には九州新幹線も発着しているので、博多発の始発の新幹線に乗っても間に合いますね。
シャトルバスは川内の中心街などで客を拾いつつ、快調に川内港へと進みます。この日は連休の中日でしたが、バスはそこまで混雑していませんでした。
8:30
シャトルバスはほぼ定刻通りに川内港に到着。シャトルバスは混んでいませんでしたが、川内港のターミナル内はなかなかの混雑ぶり。多くのお客さんはマイカー等で港までアクセスしているようですね。
高速船で川内港から上甑島の里港へ
船の出港まであまり時間がないため、混雑するターミナル内でいそいそとチケットを受け取ります。私は「こしきまる旅フリーチョイス」というパックに申し込んでいたので、バウチャーと引き換えに高速船のチケットを受け取りました。
ターミナル内の自動販売機で飲み物を購入し、いよいよ高速船に乗り込みます。
今回乗るのは、平成26年にデビューした「高速船甑島」。外観は白を基調とした洗練されたデザイン。JR九州の車両のデザインなどを手がける水戸岡鋭治氏によりデザインされた船体です。
船内も、これまでの船の内装とは一線を画すオシャレなデザイン。列車のように前方を向いた2列の座席、カフェを思わせるテーブル席、海風を感じることができるデッキ席などがあります。残念ながら、本日は雨模様だったため、デッキは立入禁止になっていました。
連休ということもありほぼ満席だったため、窓に背を向けたロングシートタイプの席を陣取りました。一応窓際ですが、列車のロングシートと同様、身体を大きくひねらないと景色が見られないタイプの座席です。シャトルバスは出港前ギリギリに到着するので、座席の争奪戦には間に合わない点が難点ですね。
8:50
多くの客を乗せた高速船は川内港を出港。
生憎の空模様でしたが海況は悪くはなく。沖に出てもそれほど揺れはありません。身体をひねり、ボーっと海の景色を眺めながら過ごしていました。
9:20
上甑島とその周辺の小さな島々が見えてきました。ゴツゴツとした、来るものを拒むような険しい島々。奥に見えている上甑島以外は全て無人島です。
見える島の数に比例して、漁船の数も増えてきました。
船は速度を落とし、ゆっくりと里港へ近づいていきます。里港は陸繋砂州(トンボロ)という特殊な地形の上に形成された集落。船上から見ても、真っ平らな低い土地に家々が建ち並んでいるのが分かります。
この船は里港に寄港後、下甑島の長浜港まで向かいますが、ほとんどのお客さんが下船の準備を始めました。
9:40
上甑島、里港に到着~!
港には宿泊施設やレンタカー業者さんたちがプラカードを持って立っているという離島ならではの光景を見ることができます。僕はレンタカーを予約していたので、港の前で業者さんと待ち合わせ、その場で手続きをさせていただきました。
今回利用したのは「甑島レンタカー 風見鶏」(公式サイト)さん。港まで車を持ってきてくれていたので、その場で手続きをして、すぐに出発することができました。貸出だけでなく、返却の手続も里港で行うことができ、非常に助かりました。
無事にレンタカーを借りることができたので、甑島列島ドライブを始めましょう。まずは観光船によるクルーズに参加するため、上甑島南部へ向かいます。その模様は次回で紹介します。
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|投稿:2023.03.05 | 最終更新:2023.03.05 |カテゴリ: 旅行記