甑島列島旅行記【1-2】観光船かのこ 鹿島断崖クルーズ
2022年7月17日(日) |
本日は甑島列島旅行の1日目。朝一番の高速船で上甑島に到着し、里港でレンタカーを借りました。まずは甑島列島の目玉の1つである鹿島断崖クルーズに参加するため、上甑島南部にある中甑港へ向かいます。
観光船かのこに乗船
鹿島断崖クルーズに向かう「観光船かのこ」が発着している中甑港は、里港から車で十数分南下した場所にあります。「中甑」と名乗っていますが、港があるのは中甑島ではなく上甑島。少しややこしいですね…。
10:05
中甑港前にある「コシキテラス」という施設で観光船乗船の受付を行います。2012年までは中甑港にもフェリーが寄港していました。コシキテラスはかつてのフェリーの待合所を再利用した施設で、「観光船かのこ」の受付窓口だけでなく、カフェやお土産売り場が併設されています。
今回は10:20発のクルージングに申し込んでいたので、すぐに目の前の港へ。浮き桟橋の脇に停泊しているのが、今回乗る「観光船かのこ」です。
「観光船かのこ」には、所要時間1時間の「鹿島断崖コース」と所要時間1時間40分の「西海岸コース」があります。「西海岸コース」は10名以上の団体のみ予約可能なので、今回は必然的に前者の「鹿島断崖コース」に参加することになりました。
船内には、船首の方向を向いたシートが並んでおり、船室だけで24名の乗客を収容することができます。座席にはライフジャケットが置かれており、着席する前にそれを着用するよう指示がありました。
また、感染対策として、前後の席の間にはビニールカーテンも設置されていました(2022年7月時点)。
圧倒されるような断崖! 鹿島断崖コースを満喫する
10:20
中甑港を出港した観光船は、上甑島と中甑島とを結ぶ橋の1つである甑大明神橋の下を潜り、甑島列島の西海岸へ。そしてそのまま中甑島の西海岸を南下し、このクルーズのメインである下甑島西側の海域へと進んでいきます。
こちらが甑島列島を代表する断崖絶壁、鹿島断崖です!
鹿島断崖は下甑島の西海岸に16kmにわたって連なる断崖。高さが150mを超える崖が連続する、国内でも屈指の規模を誇る断崖絶壁と言って良いでしょう。規模が大きいだけではなく、その独特な縞模様も大きな特徴。甑島の地層は白亜紀から古第三紀のもので、一番古い地層は約8000万年前のもの。恐竜の化石なんかも発掘されているそうです。
見どころでは船が停泊し、このように甲板に出て絶景を楽しむことができます。
鹿島断崖は、その全てが見どころと言っても過言ではありません。今度は、塔のように聳え立つ奇岩が目の前に現れました。ここでも停泊し、撮影タイム。息をつく間もありません。
次に現れたのはクジラのような形をした岩。
こちらは下甑島の池屋崎という岬の脇にある奇岩で、「甑島クジラ岩」という愛称で親しまれている岩です。
クジラの次はトンネル!
見事な縞模様が印象的なこちらの穴は「鶴穴」。パンフレットによると鶴が羽を広げたように見えることから、この名が付けられているのだそう。
うーん、鶴に見えるかどうかは置いておいて、見応えがある岩ですよねー。
10:50
名残惜しくも、鹿島断崖を後にします。高さ150m超えの大断崖は、やはり物凄い迫力でした。
この観光船、実は船尾にも2~3名が座れるくらいの席があります。船員さんから「よければこちらも座って良いですよ」と声をかけられたので、お言葉に甘えさせていただきました。船室よりも視界が広く、海風を感じることができるのが気持ち良いですね。
海から眺める甑大橋
観光船は鹿島断崖を後にし、北…つまり元来た方角へと進路をとります。そのまま中甑港へと戻るのかと思いきや、このクルーズにはもう1つ大きな見どころがあったのです。
それがこちら、甑大橋です!!
険しい山肌に穿たれたトンネルから抜け、緩やかなカーブを描く長大な橋。余計な装飾は無く、ただただシンプルで機能的な橋。めちゃくちゃ格好良いです。
観光船は、ゆっくりと速度を落として甑大橋の下をくぐります。
甑大橋を眺めるための展望台は何ヶ所かありますが、こんな角度から見られるのはクルーズならではの魅力と言えるでしょう。参加して本当に良かったと感じました。
甑大橋の下で停泊をしたのち、観光船は中甑港に帰港し、1時間のクルージングは終了。1時間とは思えないほど中身が濃いクルージングでした。
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|投稿:2023.03.11 | 最終更新:2023.03.11 |カテゴリ: 旅行記