甑島列島旅行記【1-7】里集落のトンボロと武家屋敷
2022年7月17日(日) |
本日は甑島列島旅行の1日目。
今夜は上甑島の玄関口、里集落に宿泊します。…というわけで、本日のドライブの締めとして、里集落周辺の見どころを巡ってみたいと思います。
トンボロビュースポットから里集落を眺める
16:40
里集落の裏の山の中腹にあるトンボロビュースポットにやってきました。その名のとおり、陸繋砂州(トンボロ)である里集落を眺めることができる場所です。
トンボロビュースポットはかなり穴場で、途中で道を間違えてしまいました。途中の分岐にも看板らしきものはなかったので、訪れる場合はGoogleマップを頼りに進むことをおススメします(恐らくカーナビでも検索できない場所だと思います)。
上のストリートビューで示した場所が、トンボロビュースポット。目印となるものは一切ないので、ボーっと走っているとうっかり通り過ぎてしまいそうです。この辺りだけ木々が途切れ、見晴らしがよくなっているので、「ビューポイント」っぽさはあるかもしれません。
こちらがトンボロビュースポットからの眺め。
遥か昔、正面に見えている小高い山は上甑島とは独立した島でした。しかし長い年月をかけ、潮流によって砂が運ばれ、結果として上甑島と陸続きになりました。上甑島「本体」と陸繋島を繋ぐ陸繋砂州(トンボロ)の上に里集落が位置しています。
細くくびれた陸地の上にビッシリと家々が建ち並ぶ様はなかなか壮観でした。
里集落の武家屋敷跡を散策
16:55
里集落にある里麓武家屋敷跡にやってきました。
ここは薩摩藩の武士が暮らしていた「麓集落」と呼ばれる武家屋敷群。鹿児島県内にはこういった「麓集落」が各地にありますが、甑島列島にも「麓集落」があります。下甑島の南部にある手打集落、そして上甑島の里集落です。
こちらが里の武家屋敷跡の入口。
入口からして良い雰囲気が漂っています。
真っ直ぐに続く小道。両脇には整然とした丸石の石垣と生け垣。所々にカノコユリが咲いています。何というか、凛とした雰囲気。
石垣の集落は意外と奥行きがあり、別の通りにも風情のある街並が続いています。小さな島にまで立派な武家屋敷群が見られるところから、薩摩藩の力強さを感じることができました。
市の浦海岸 里集落近くにある静かなビーチ
17:20
里集落の北にある市の浦海岸にやってきました。市の浦海岸は、トンボロの先端にあたる陸繋島の端にある海岸です。里集落からは山を1つ越えた先にあり、集落に近いながらも秘境めいた雰囲気を楽しむことができます。
こちらが市の浦海岸です!
見事に弧を描く美しい砂浜。鹿島断崖などとは対照的に、波も静かで穏やかな表情を持つ海岸です。山に囲まれ、人っ子一人おらず、プライベートビーチ感があって良いですね。一日中過ごしたくなる、そんな砂浜でした。
次回は今夜の宿、里集落にある石原荘について紹介する予定です。
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|投稿:2023.04.14 | 最終更新:2023.04.14 |カテゴリ: 旅行記