大東諸島旅行記【北大東島編①】飛行機で南大東島を経由して北大東島へ
2023年5月4日(木) |
琉球エアコミューターのプロペラ機で那覇から南大東島へ
大東諸島への旅の出発地は沖縄県の玄関口である那覇空港。全国各地の主要空港だけでなく、沖縄県各地の離島への便が発着しています。
こちらが大東諸島へ向かう琉球エアコミューターの機体。かなりコンパクトなプロペラ機です。小さな島へ向かう便なので、機体は空港の隅の方に待機。そのため、搭乗口からバスで飛行機の元まで移動しました。
前章でも紹介しましたが、那覇と大東諸島とを結ぶ便は那覇、北大東、南大東を三角形を描くように運航されています。今日は南大東島に先に寄港する日。本日の最終目的地は北大東島なので、まずは那覇から南大東島へ飛び、そこから同じ機体で北大東島へ飛ぶことになります。
座席は2列×2という、特急列車のような配置。機内が狭めなので、飛行機というよりも列車のような印象ですね。
今回座ったのは前から6番目の座席。前から6番目の座席は、プロペラを最も近くから見ることができる席です。プロペラを間近で見たい方は、座席指定する際には6番目の席を選ぶのがおススメです。
13:20
琉球エアコミューターの南大東空港行きのプロペラ機は、ブイイイイインという音を響かせながら那覇空港を離陸。機体を左側に傾け、沖縄本島南部を旋回しつつ、東シナ海上空へ。
沖縄本島が見えなくなると、あとは東シナ海を眼下に見ながらひたすら東へ。海以外何も見えません。
14:10
南大東島が見えてきました!
大海原に浮かぶペッタンコな島。山は無く、ただただ広大な畑と森が広がっています。シムシティで「えいやっ」と作ったような島です。島は平坦ですが、島の周囲は険しい崖。上陸を拒むような険しい海岸が続いています。
着陸態勢に入りました。
どこまでも畑が広がる南大東島の大地。沖縄というよりも北海道っぽい感じ。よく見ると小さな池が点々としていますね。翌々日、あの池で行われるカヌーツアーに参加するので楽しみにしておきましょう。
14:15
約1時間のフライトを経て、南大東島に初上陸!
国内屈指の絶海の孤島。せっかくであればフェリーで訪れたかったですが、飛行機で訪れても達成感がありますね。
さて、本日は北大東島まで行くため、引き続きこの機体に搭乗するのですが、一旦南大東空港で降りる必要があります。ボーディングブリッジもバスもないので、滑走路を歩いてターミナルへ向かいます。
南大東空港で乗り継ぎ
一旦飛行機から降り、南大東空港のターミナルビルへ。出口には行かず、そのまま待合室へ向かうよう案内されます。
こちらが南大東空港の待合室。これから北大東空港へ向かう者、南大東空港から北大東空港経由で那覇空港へ向かう者たちが搭乗の時を待っています。こじんまりとした待合室にはベンチとテレビがあり、意外と多くのお客さんがマッタリと過ごしていました。待合室内にもトイレがあり、乗継客も利用可能です。
日本最短空路 南大東空港から北大東空港へ
14:30
いよいよ北大東空港へ向かう便に搭乗します。
これから搭乗する南大東空港と北大東空港とを結ぶ空路は、国内でも最も短距離の空路。両空港は直線距離にして12kmしか離れておらず、時刻表のうえでは20分で到着することになっています。この20分には滑走路上をウロウロする時間も含まれており、実際の飛行時間はさらに短くなるでしょう。
せっかく貴重な搭乗ができるので、実際の飛行時間を計測してみたいと思います。
14:45
南大東空港を離陸。
北大東島がある北へ向かって飛び立ちました。南大東島の大地が遠ざかり、あっという間に海上へ…。
そのまま真っ直ぐ北大東島へ向かって飛んでいくのかと思いきや、海上に出たところで思い切り左側へ旋回。そのまま反時計回りに旋回を続け、南大東島の方へ戻っていきます。再び眼下に広がる南大東島の大地。
安全な飛行のため、ある程度高度を上げる必要があるのでしょう。南大東島の上空を飛びながら少しずつ高度を上げます。そしてベルトサインが消えることがないまま、着陸体勢に入ったとのアナウンス。
14:50
いよいよ本日の最終目的地、北大東島への着陸です。
グングン近づく北大東の大地。隣の南大東島よりも一回り小さいですが、瓜二つの島。切り立った海岸線と島一面に広がる畑。
14:55
北大東島に到着!
ストップウォッチで測っていましたが、実飛行時間は5分51秒。グルリと遠回りをしたものの、驚きの短時間フライトでした。
当然北大東空港にもボーディングブリッジはないので、滑走路を歩いてターミナルビルへ。ターミナルビルには本日宿泊する「ハマユウ荘」のプラカードを持ったおじさんの姿。北大東島に到着した余韻に浸る間もないまま、預け荷物を受け取り、送迎車に乗り込みました。
ハマユウ荘の送迎用ワゴンに乗り、一路ハマユウ荘へ。GWだけあって送迎用ワゴンはほぼ満員。沖縄本島から親戚一同でやってきた集団、1人旅風のおじさんなどを乗せ、ワゴンはノンビリと農道を進んでいきます。
サトウキビ畑。上空から見た印象以上にアップダウンが激しい大地。やがて役場や小中学校、スーパーマーケットが建ち並ぶ北大東島の中心街を通り抜け、北大東空港から15分程で本日の宿、ハマユウ荘に到着しました。
こちらが本日から1泊するハマユウ荘。北大東島にある2軒の宿泊施設のうちの1つです。最果ての離島とは思えないほど立派な施設です(ハマユウ荘の宿泊記は次の次の次くらいの章で紹介したいと思います)。
北大東島にいられるのは明日の午後まで。あまり滞在時間は多くないので、早速北大東島の散策を始めましょう。
次回、レンタサイクルを借り、北大東島の西港へ向かいます。
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|投稿:2023.07.10 | 最終更新:2023.07.10 |カテゴリ: 旅行記