【宿泊記】霧島湯之谷山荘 温泉マニアに大人気の宿に泊まってみた(鹿児島県霧島市)
鹿児島県霧島市にある霧島温泉郷。韓国岳を主峰とする霧島山系の中腹にある鹿児島県を代表する温泉地です。温泉街の至る所から湯気が噴き出しており、訪れる人に強烈な印象を残す温泉地だと思います。
2023年8月、霧島温泉郷にある霧島湯之谷山荘に宿泊しました。この宿は素晴らしい泉質と渋い浴室があり、温泉マニアに人気が高い宿です。
この記事では霧島湯之谷山荘の宿泊記と言うことで、当宿の温泉、食事などについて紹介したいと思います。
霧島湯之谷山荘とは
今回宿泊した霧島湯之谷山荘は霧島温泉郷にある温泉宿の1つ。他の温泉宿から離れた山中にある秘湯宿です。
霧島湯之谷山荘は国道から細い道を入ったところにあるため、非常に静かな環境。周りを山に囲まれた谷底にあるため、非常に秘境めいた雰囲気です。
このロケーションにありながら、宿の建物は非常に立派です。旅館部だけでなく、リーズナブルに宿泊できる湯治部があります。今回は旅館部に宿泊しました(1泊2食で12,000円程度)。
こちらが今回宿泊したお部屋。和室6畳で、2人で泊まるには十分な広さ。部屋の中には冷蔵庫はありませんが、廊下にある共同の冷蔵庫を利用することが可能です。
窓際には広縁があるのですが、広縁に洗面所とトイレがあるという斬新な仕様。トイレと洗面所は出入口側にある宿が多い中、窓側に設置してあるのは相当珍しいのではないでしょうか。
なお、トイレが少し狭く、便器に腰かけると足が扉に当たってしまうのが少し残念でした。
霧島湯之谷山荘のお風呂
湯之谷山荘には男女別の大浴場と貸切露天風呂があります。それぞれを紹介していきましょう。
大浴場
こちらが霧島湯之谷山荘の大浴場です!
激渋な木造の浴室。3つの湯船が並んでいるという特徴的な配置。一番奥の湯船と手前の湯船は泉質が異なります。
奥の湯船は熱めの硫黄泉。硫黄泉特有の白濁したお湯が勢い良くかけ流されています。結構熱めですが、かけ湯をして体を慣らしてから入浴しました。最高ですね。湯口の横には水道があり、熱すぎる場合は水で薄めて入浴することも可能です。ただし、温くしすぎたり、水を出しっぱなしにしないよう注意しましょう。
手前の湯船は冷たい炭酸泉。非常に小さな1人用の湯船です。泉温30度程の冷たいお湯ですが、じっくり使っているとじんわりと体が温まってきます。湯の花が非常に多いのも特徴です。また、この湯船はなんと打たせ湯にもなっていて、スイッチを押してしばらくすると頭上にあるパイプから湯が流れてきます。
中央の浴槽は、奥の湯船と手前の湯船の混合泉。2つの湯船から溢れ出したお湯が流れ込んできています。そのため、3つの湯船の中では一番適温。多くの人がこの湯船で長い時間を過ごしているようでした。
バラエティー豊かな3つの湯船がある浴室。個人的には奥の熱いお湯と手前の冷たいお湯を交互に浸かるのが最高に気持ち良い入浴方法だと思います。ついつい長湯をしてしまいました。
なお、浴室にはシャワーとカランはあるのですが、シャンプーやボディーソープなどのアメニティがありません。部屋にアメニティが用意されているため、入浴する際には部屋から持っていくようにしましょう。
貸切露天風呂
貸切露天風呂は1ヶ所あり、15時から翌9時の間で1組30分単位で貸切が可能です。貸切風呂の予約、そして利用時に必要な「貸切中」と書かれた札の受け取りはフロントで行うことが可能です。
こちらが貸切露天風呂です。
木々が生い茂り、大きな岩が配されたワイルドな露天風呂。湯船は比較的コンパクトで、2~3人サイズです。岩の隙間からミルキーな硫黄泉が注がれています。泉温は少し高めなので、湯に浸かったり、湯から上がって夜風に当たったりしながら30分を過ごしました。
2つの源泉に浸かれる大浴場の方が魅力度は高いですが、貸切露天風呂もまた、気分が変えられて良いものでした。
霧島湯之谷山荘の食事
霧島湯之谷山荘の食事について紹介します。食事は夕食、朝食ともにロビーの前にある食堂でいただきました。
夕食
こちらが霧島湯之谷山荘の夕食です!
1泊12,000円とは思えない程、豪華な夕食。畜産王国の鹿児島らしく、肉中心のラインナップです。
豚肉のホウ葉焼き。甘めの味噌と香ばしい焦げがたまらない一品。肉もしっとり柔らかで美味しいです。
こちらはお鍋。豚肉だけでなく海鮮や野菜など、具沢山でした。
そして鹿児島と言えばコレ、地鶏を使った鶏刺し。特製のドレッシングがかかっており、サッパリといただけます。醤油と薬味でいただくことが多い鶏刺しですが、こういった調理法も良いものですね。
この他にも地鶏の炭火焼、エビとレンコンの蒸し物など、美味しい料理がズラリと並び、大満足でした。
なお、飲み物に関してはビール(瓶または缶)、焼酎、日本酒などが注文可能です。
朝食
こちらが霧島湯之谷山荘の朝食です。
ご飯のお供がズラリと鎮座する、正統派の旅館の朝食。白飯がどんどん進みます。鹿児島らしく、小皿にさつま揚げが添えられていました。ヤクルトやグレープフルーツも付いており、非常に健康的な朝食でした。
霧島湯之谷山荘のネコ
霧島湯之谷山荘には2匹の看板猫がいます。白猫の「そら」とキジトラの「つばき」(写真はつばき)。出勤時間は18時半から2時間程度ということで、夕食前後にロビーで見ることができます。
なお、それ以外の時間も、気まぐれにロビー周辺をウロウロしていたりするので、運が良ければお目にかかれるかもしれません。
霧島湯之谷山荘へのアクセス
車でのアクセス
■九州道の横川ICまたは溝辺鹿児島空港ICから国道223号線等を経由して約40分
■宮崎道の高原ICから国道223号線等を経由して約50分
霧島湯之谷山荘は、国道223号線から細い山道を1~2分程登ったところにあります。すれ違いが困難な道なので、十分に注意しましょう。
バスでのアクセス
■JR日豊本線の国分駅または霧島神宮駅から「霧島いわさきホテル」行きの路線バスに乗車。終点手前の「湯之谷温泉入口」バス停で下車。バス停から霧島湯之谷山荘までは徒歩10分。
※「湯之谷温泉入口」まで、国分駅から約50分。霧島神宮駅から約30分
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|投稿:2023.09.20 | 最終更新:2023.09.20 |カテゴリ: 鹿児島県