大東諸島旅行記【南大東島編⑥】海軍棒プールとバリバリ岩
2023年5月6日(土) |
大東諸島旅行の3日目。
本日は1日南大東島で過ごす日。午前中は南大東島の東海岸を反時計回りに巡りつつ、南大東島ならではの名所を巡りたいと思います。
海軍棒プール 岩礁をくり貫いて造られた人工のプール
9:45
南大東島の東海岸にある海軍棒プールにやってきました。ここは南大東島では数少ない遊泳可能な海岸です。
こちらが海軍棒プールです!
波打ち際に岩礁をくり貫いた長方形のプールが存在します。ご覧のとおり人為的にくり貫かれたプールです。次々と波がプールに押し寄せ、海との境界がほとんど無くなってしまっています。
海軍棒プールは崖の下にあります。プールの脇まで車でアプローチすることも可能ですが、かなり急な坂なので、車高が低い車や運転が苦手な方は崖の上の駐車場を利用した方が良いでしょう。
岩礁をくり貫いたダイナミックなプール。一応、南大東島の中では数少ない遊泳可能なエリアとなっていますが、この日は強い波が次々と流れ込んできており、泳ぐのは少し危険そうでした。それでもプールの外側と比べると非常に穏やかかつ澄み切っており、小魚が泳ぐ姿も観察できました。
波が穏やかであれば、シュノーケリングや磯遊びを楽しむのも良さそうですね。
海軍棒プールの駐車場の脇には展望台があります。真新しい東屋と入口のシーサーが目印です。
崖の上にあるだけあって、展望台からは素晴らしい絶景を拝むことができます!
険しく切り立った海岸線。サンゴ礁の島特有のゴツゴツとした鋭利な岩場。岩場に激しく打ち付ける波も相まって、上陸しようとする者を拒んでいるかのような、そんな印象を抱かせる海岸です。
南大東島の中でも、特に“孤島らしさ”を味わえる素晴らしい展望台でした。
バリバリ岩 南大東島の地殻変動を感じることができる大地の裂け目
10:30
南大東島の北部にあるバリバリ岩にやってきました。
フィリピン海プレートの上に存在し、1年で7cmも北東方向へ動き続けている南大東島。その激しすぎる地殻変動の影響で、大地に裂け目が出来てしまったようです。その裂け目こそが今回訪れたバリバリ岩なのです。
バリバリ岩は星野洞と並ぶ南大東島屈指の景勝地であるため、駐車場も少し広め。乗用車用の駐車場が10台分以上あるうえに、バス用の駐車場が2台分あります。バスがやってくることがあるのかどうかは疑問ですが…。
周囲は長閑なサトウキビ畑が広がっており、この付近に大地の裂け目があるとは思えません。
バリバリ岩の入口。
「え…?ここを入っていくの?」と思わず慄いてしまうようなジャングル感。ただ、植物が勢いよく茂っているのは入口だけなので安心してください。
奥へと進んでいくと、そこはまさに大地の裂け目。切り立った崖に挟まれた幅1m程の空間です。このような地形故、正午の前後以外は日の光が十分に差し込みません、そのため、バリバリ岩を訪れるのであれば、正午の前後を狙うのがおススメです。
岩の隙間には様々な植物。植物を観察しながら歩くのも楽しいです。植物の根が張り出していたりするので、足元には注意しましょう。
この辺りでも“大地の裂け目”感を感じることができますが、まだまだ序の口!
裂け目をどんどん奥に進んでいくと、洞窟というかトンネルのようになっている場所が出現!
「え?ここ進んで良いの?」と思ってしまうような場所。腰を屈めながら進んでいきます。冒険みたいで楽しい!
トンネルを抜けると、深い深い裂け目の底でした。入口付近の裂け目も凄かったですが、それよりもさらに深い裂け目。
トンネルの手前までは風の音や鳥の声が聞こえていましたが、ここまで来ると外界の音はほとんど聞こえません。不思議な程の静けさ…。
写真ではなかなか伝わりにくいと思いますが、かなり深いです。見上げると、空が遠い…。ここまで来ると日の光も届きにくいためか、薄暗いです。
この深い裂け目を奥に進んでいくと洞穴があり、そこで裂け目は終わっていました。
裂け目のサイズが分かるよう、人物を入れて撮影してみました。裂け目がどれほど深いか、お分かりいただけると思います。
バリバリ岩、想像よりも遥かに素晴らしい場所でした。写真で見るよりも、自分の眼で見る方がより感動できると思いますので、是非とも足を運んでみてください。
次回は南大東島中心部にある大東そばと大東寿司の人気店「大東そば いちごいちえ」を紹介します。
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|投稿:2023.10.05 | 最終更新:2023.10.05 |カテゴリ: 旅行記