大東諸島旅行記【南大東島編⑩】グレイスラム本社工場と大池展望台
2023年5月7日(日) |
大東諸島旅行の4日目。本日は4日間過ごした大東諸島を離れることになります。午後のフライトで南大東島を後にするので、午前中は南大東島で訪れていない場所を巡ることにしましょう。
グレイスラム本社工場 旧南大東空港を利用した酒造所
8:00
最終日の朝、最初に訪れたのは南大東島の中央部にあるグレイスラム本社工場。こちらは南大東島のサトウキビを使って作るラム酒の醸造所。こちらで生産されているラム酒「コルコル」は南大東島のお土産の定番です(前日の夕食時に、宿でも飲みました)。
工場見学の他、お酒を買うことができるようですが、訪れた日は休業日。中に入ることはできませんでしたが、ほんのりと漂うお酒の香りは感じることができました。
なお、こちらの工場はかつての南大東空港を利用した施設です。1997年に空港が現在の場所に移転されるまでは、南大東島の空の玄関口として活躍しました。「南大東空港」という文字も残っていますね。
外階段から工場の屋上に上がることができました。屋上からはかつての滑走路を眺めることができます。滑走路と言っても、草に覆われてしまっており、当時の面影はほとんどありませんでした。
大池展望台 沖縄県最大の湖沼を眺められる展望台
8:15
南大東島の北部にある大池展望台にやってきました。南大東島最大の池、かつ沖縄県最大の湖沼である大池の畔にある展望台です。
こちらが大池展望台です。
アスレチックを思わせる斬新なデザインです。機能性も優れており、完全なるバリアフリー。螺旋状のスロープを通り、展望台の上を目指します。
スロープの途中には、南大東島で見られる野鳥やダイトウオオコウモリの解説が設置されており、学びながら展望台に登ることができます。
こちらが大池展望台から眺めた大池です。
木々に隠れてしまい、その全容を見ることはできませんが、沖縄県最大の湖沼である大池の一部を眺めることができました。
大池は「オヒルギ」というマングローブが群生していることで知られています。オヒルギは潮の流れや干満の差が少ない、外洋から隔離された水辺に生育する珍しいマングローブ。ここ、南大東島ではサンゴ礁が隆起し、池となった場所にオヒルギが残されたのだそうです。学術的に見ても大変貴重な場所であり、大池のオヒルギ群落は国指定天然記念物にも指定されています。
近くから見られないのが残念ですが、この写真に写っている水辺もオヒルギ群落の一部なんだそう。この池もカヌーで巡り、オヒルギを近くから見てみたいものですね。他の池と繋がっていないため、カヌーツアーで訪れることはできませんが…。
次回は南大東島で、まだ訪れていない本場海岸と塩屋海岸へ向かいます。
ブログランキング参加中!クリックで応援をよろしくお願いいたします。

にほんブログ村
- 関連記事
-
-
大東諸島旅行記【終章】さらば、大東諸島
-
大東諸島旅行記【南大東島編⑪】本場海岸と塩屋海岸
-
大東諸島旅行記【南大東島編⑩】グレイスラム本社工場と大池展望台
-
大東諸島旅行記【南大東島編⑨】ホテルよしざと宿泊記
-
大東諸島旅行記【南大東島編⑧】南大東島カヌーツアー
-
|投稿:2023.11.15 | 最終更新:2023.11.15 |カテゴリ: 旅行記