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三島村旅行記【序章②】フェリーみしま 乗船記(往路)

三島村


2023年8月12日(土)

本日は念願の三島村へ旅立つ日。

9:30に1日たった1便のフェリーみしまに乗り、まずは三島村で一番西に位置する薩摩黒島へ向かいます。薩摩黒島までの所要時間は約6時間。フェリーみしまの終点なので、かなり時間がかかります。この日の日中は、ほとんど船上で過ごすことになるわけです。

フェリーみしまの乗船時刻は出航の1時間前の8:30から出航10分前の9:20まで。早めに鹿児島港に向かいました。



フェリーみしまに乗る前に

三島村までの乗船券を購入する



旅の出発地は、鹿児島港にあるみしま旅客待合所。まずはここで乗船券を購入。フェリーみしまは事前予約制ではないため、当日の乗船前にみしま旅客待合所の窓口にて乗船券を購入するようになっています。


三島村

乗船券を購入する前に、まずは乗船申込用紙に記入。

鹿児島港から三島村の各島までの料金は3,660円(一等客室の場合は7,330円)。どの島まで乗っても料金は変わりません。支払は現金のみで、クレジットカードや電子決済は利用できません。

待合所内には、島に着いてから宿泊施設や食料を確保することができない、来島する際には事前に宿を予約しておくようにと書かれた貼り紙がありました。誇張ではなく、本当にこれを守らないと島に着いてから路頭に迷うことになるので、注意しましょう。


出航前にお弁当やパンを購入しておこう

朝から午後にかけて、フェリーみしまに乗船するわけですが、船内には食堂はありません。船内で調達できる食料は自動販売機で買えるカップ麺とアイスのみなので、船内で食べる昼食は乗船前に買っておくのがおススメです。


三島村

そんなフェリーみしまユーザーの強い味方が、フェリーに車を横付けして弁当を売ってくれるお弁当屋さん。お弁当屋さんは9:15頃に港にやってきます(いつもはパン屋さんも来るらしいのですが、お盆休みのためか、この日はお弁当屋さんのみでした)。お弁当屋さんが来ると船内放送がかかるので、昼食を持参していない方はここで買っておきましょう。


三島村

お弁当はおかずとご飯がギッシリ入ったもので、ボリューム満点。数に限りがあるので、放送が流れたらすぐに買いに行くのがおススメです。




ちなみにフェリーみしまの乗り場から500mくらいの場所にセブンイレブンがあります。ここが港最寄りのコンビニ。こちらも乗船前に食料が買える貴重なお店です。

僕は朝食をセブンイレブンで買い、昼食をフェリーの前で売っているお弁当屋さんから買いました。


フェリーみしまの船内

フェリーみしまの船内を紹介します。


三島村

こちらが九州本土と三島村とを結んでいるフェリーみしま。こちらの船は三代目にあたり、2020年にデビューした新しい船です。定員170名の船で、人口約370人(2023年現在)の小さな村へ向かうフェリーとしては、意外と大きいという印象。

船体には薩摩硫黄島で盛んに演奏されている「ジャンベ」が描かれています。

三島村

こちらが2等室。フェリーにはありがちなカーペット敷きの船室です。夜行フェリーではありませんが、それなりに長時間をかけて移動するため、船室には毛布と枕が用意されていました。船室は冷房によってキンキンに冷やされていたので、毛布があって助かりました(笑)

船室には等間隔に2口のコンセントが付いています。充電する電子機器が多い場合は、延長コードなどを持っていくと良いでしょう。Wi-Fiがありますが、かなり弱め。また各船室にはテレビが付いており、メジャーリーグの試合が流されていました(船員にメジャーリーグ好きがいるのかな)。

なお、2等室のうち1室は女性専用となっています。また、ベッド付き個室である1等室もあるようです。


三島村

そこまで数は多くないですが、2等椅子室もあります。カーペット敷きの2等室と同じ料金で利用可能です。


三島村

そして、フェリーと言えばデッキ。フェリーみしまにも開放的なデッキがあり、雄大な景色を楽しむことができます。ご覧のように、簡易的な腰かけが付いているのが嬉しいですね。


三島村

こちらは案内所兼売店。船の出入口にあたる部分にあります。

ここでは三島村のお土産を購入することができます。島には小さな個人商店しかないので、お土産を買うならここで買っておくのが無難と言えるでしょう。オリジナルTシャツ、三島村産の焼酎、黒島のみかんを使ったクッキーやサイダーなど、三島村ならではの商品を取り扱っています。

なお、船員が船内の巡回に行っている時間帯は、営業していません。タイミングを見計らって利用しましょう。


三島村

案内所兼売店の近くには手荷物スペースがあります。三島村は釣り人にも人気の島であるため、釣り竿やクーラーボックスなど、大型の道具を置くのに便利だと思います。


三島村

また、案内所兼売店の向かい側にはイートインスペースがあります。狭いスペースですが、飲み物(アルコール飲料含む)、タバコの自動販売機に加え、カウンター席があります。食事を摂ることができるのは、このイートインスペースか、後述するラウンジのみとなっています。


三島村

こちらが船の先頭に位置するラウンジ。イートインスペースと比べると席数も多いため、食事をする方のほとんどはラウンジを利用していました。昼時はほぼ満席になっていました。ラウンジには大きめの窓が付いているため、船の進行方向の景色を楽しみながら食事を摂ることも可能です。なお。ラウンジにもコンセントが等間隔に設置されていました。


三島村

ラウンジの近くにはカップ麺、アイス、飲み物の自動販売機があります。乗船前に食料を調達し損ねてしまった場合でも、こちらで購入することができます。勿論、カップラーメンのお湯を注ぐための給湯施設もあるのでご安心ください。

この他にもキッズルーム授乳室喫煙室など、様々な設備が整っているフェリーでした。


イルカを眺めながら三島村を目指す

三島村

9:30
いよいよ鹿児島港を出航。ここから薩摩竹島薩摩硫黄島を経て、薩摩黒島までの6時間の船旅です。鹿児島に帰ってくるのは4日後の夜。高層ビル群もしばらく見納めです。

フェリーみしまは、しばらくは薩摩半島と大隅半島に囲まれた鹿児島湾の中を進みます。内海なので、揺れも少なく、穏やかな航海が続きます。


三島村

11:30
鹿児島県を代表する名峰、開聞岳沖を通過。長かった鹿児島湾を抜け、いよいよ外洋に出るのです。何となく波が少し高くなったような…。


三島村

鹿児島湾を抜けた頃、船の進行方向(南南東)を見ると、異様な存在感を放つ島が見えました。三島村を形成する島の1つで、現役バリバリの火山島である薩摩硫黄島です。

あんな険しい島に人が住んでいるんだなぁ、これからあの島にも寄港するんだなぁ、明後日あの島に上陸するんだなぁ、などと考えながら、ぼんやりと薩摩硫黄島の姿を眺めていました。


三島村

12:10
うおおおおおおおおおお!イルカ!!!!

数頭のイルカの群れと遭遇。慌ててカメラを構え、奇跡的にジャンプする瞬間をカメラに収めることができました。東京都の御蔵島や小笠原諸島でのツアーでは見たことがありましたが、イルカを見ることが目的ではない船の上からイルカを見るのは初めての経験でした。

いやー、感動した!


三島村

12:20
イルカに感動したのも束の間、フェリーはいつの間にか最初の寄港地、薩摩竹島に近づいていました。


三島村の各島に寄港

薩摩竹島

三島村

12:40
薩摩竹島に寄港。

三島村で最も東にある島。その名のとおり、島全体が竹で覆われているのが船上からでも分かります。人口は約60名(2023年現在)と、三島村の中では最少。下船した人も僅かでした。

この島は翌日訪れる予定です。非常に静かで穏やかそうな島。そして、港なのに海が青くて綺麗すぎる…!明日の上陸が楽しみですね。


薩摩硫黄島

三島村

ここから次の島、薩摩硫黄島へ向かうわけですが、デッキに出て、進行方向右側の景色を見ておくのがおススメです。ご覧のとおり、眼前に薩摩硫黄島の主峰である硫黄岳を眺めながらのクルージングが楽しめます。岩肌からは黄色味がかった蒸気がシューシューと立ち昇っており、まさに活きている火山という様相。繰り返しになりますが、100人以上の住民が暮らしているとは思えない島の姿です。

なお、薩摩硫黄島の手前に見えるゴツゴツとした平べったい島は昭和硫黄島。海底火山の噴火により、昭和9年に誕生した新しい島です。

硫黄島港に到着するまで、雄大すぎる景色を存分に楽しむことができました。


三島村

硫黄島港への入港シーンも目が離せません。ご覧のとおり、港周辺の海が赤褐色に変色しているのです!これは海底から鉄分を含んだ温泉が湧き出しており、その成分が海水に反応して赤色に変色して見えるのだそう。

この独特すぎる海の色も、旅人が薩摩硫黄島に惹かれる要因の1つと言えるでしょう。


三島村

13:30
赤褐色の海が印象深い、薩摩硫黄島の硫黄島港に寄港。

薩摩硫黄島は3つの島の中央にある島で、本邦屈指の火山島です。火山や温泉など見どころが多く、三島村の各島の中では最も観光客が訪れる島でもあります。

翌々日に訪れる予定なので非常に楽しみですね。




なお、ジャンベが盛んな薩摩硫黄島では、フェリーの入港時にジャンベの演奏が行われるのが名物になっています。自然豊かな薩摩硫黄島にワイルドなジャンベの演奏が相まって、冒険心が高ぶるのを感じました。


薩摩黒島 大里港

三島村の一番西、薩摩黒島には2つの集落があります。島の東側にあるのが大里、西側にあるのが片泊。2つの集落の間には険しい峠があり、行き来が大変であるため、フェリーみしまは両方の港に寄港します。まずは大里港を目指します。

薩摩硫黄島から薩摩黒島までは距離が離れており、大里港まで1時間程度かかるため、この時間にラウンジで昼食を摂りました。


三島村

14:30
ちょうど薩摩硫黄島と薩摩黒島の中間地点の辺り、3つの巨岩が見えました。これはデン島という無人島で、一番大きな岩は約60mもの高さがあるようです。磯釣りのポイントとして知られているのだとか。


三島村

15:05
薩摩黒島の東の玄関口、大里港に寄港。

薩摩黒島は標高620mの櫓岳を主峰とする山がちな島。ほとんど平地が存在しない島ですが、島の東側の僅かな緩斜面に大里集落があります。島の西側にある片泊集落へ向かうには、標高200mを超える山道を通っていく必要があり、往来が大変です。

なお、大里港は海底が浅いため、干潮時刻と重なる場合は抜港(寄港する予定だった港を通過すること)となることもあるようです。


薩摩黒島 片泊港

定刻より少し遅れてフェリーは大里港を出航。このフェリーの終点、薩摩黒島の片泊港へと進みます。ここまで来ると、乗客もかなり少なくなっています。


三島村

フェリーは薩摩黒島の北海岸に沿って、西へと進んでいきます。目の前には、屏風のように聳え立つ薩摩黒島の山々。どこまでも照葉樹林が広がっており、島全体が黒っぽく見えることから「黒島」という名がついたのだそうです。三島村にある3つの島のうち、薩摩竹島と薩摩硫黄島は火山の外輪山の一部なのですが、薩摩黒島は火山由来の島ではありません。

常に海流の侵食を受ける海岸沿いは切り立った崖になっており、川が滝となって海に落ちる様子が見て取れます。とにかくスケールがデカい島です。


三島村

15:50
フェリーみしまの終点、薩摩黒島の片泊港に到着しました。片泊集落は薩摩黒島の西の端にある小さな集落。これより西には有人島はありません。6時間以上の船旅を経て辿りつく、まさに最果ての集落です。


三島村

荷物をまとめ、下船ー。

ついに念願の三島村に到着しました。これから4日間。三島村の各島を巡った様子をお伝えしたいと思います。


次回は、宿で自動車を借り、黒島を一周します。


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|投稿:2023.12.25 | 最終更新:2023.12.25 |カテゴリ: 旅行記

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