割子そば(橘屋本店@島根県松江市)
出雲そばは、わんこそば、戸隠そばとならび、「日本三大そば」の一つとされています。
島根県の広い範囲で食されており、スタイルも様々ですが、割子そば、釜揚げそばが特に有名です。
今回紹介するのは割子そば。
松江市の中心部近くにある、橘屋本店にお邪魔しました。
こちらが割子そばです。
ご覧のように、丸い漆器に3段になって出されます。
この器は「割子」と呼ばれるものであり、江戸時代に松江の町民がそばを野外で食べる際に、弁当箱として使用したことが基となっています。
元々は四角い重箱等も使われていたようなのですが、洗い残し等が生じ、衛生上よろしくないということで、明治時代に警察署長の発議により現在の器に統一されました。
さて、割子そばは3皿のそばとは別に薬味もついてきます。
橘屋本店では鰹節、ネギ、のりの三種類。
それぞれの皿にふりかけましょう。
これは悪い例です。
一緒に行った友人が、各皿に薬味を一種類ずつ乗せるという痛恨のミス。
鰹節そば、ネギそば、のりそばが出来上がりました。
これはこれで美味しいかもしれませんが、皆さんはご注意ください。
つゆの扱いも独特です。
器に入れたつゆにそばをつけて食べるのが通常ですが、割子そばの場合は、そばにつゆを注ぐというスタイル。
旅先ではそういった作法の違いも楽しみたいものです。
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![]() | 価格:840円 |

|投稿:2013.10.28 | 最終更新:2017.11.21 |カテゴリ: 島根県
COMMENT
こんばんは!
ビリキナータ様
コメントいただきありがとうございます。
そばの食べ方も地方によって様々ですね。
長野県民なので、つゆをぶっかけるタイプのそばはどうしても新鮮です。
| 代官 | 2018/06/26 21:34 | URI |
ウチの方でも時々、ざるそばにつゆをぶっかけて
テーブルをつゆの海にしてしまってる人を見かけますよ。
| ビリキナータ | 2018/06/25 21:40 | URI |